ゴルフスイングの基本

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フェースローテーションが大切

ゴルフスイングのフェースローテーションについて説明していきます。

クラブフェースの動きについて重要なポイントになるのは、どこを軸に考えて表現するかという点です。

ゴルフスイングの基本を考える場合、2種類の軸があるということを前提に考えましょう。

ひとつ目は「ボールを軸」として考えるクラブフェースの動きです。

これはどんなゴルファーでもテークバックでフェースはオープンにして上がり、インパクトからフォロースルーにかけてはクロスになります。

ゴルフ5ボールに対してできるだけクラブフェースをスクエアな状態に保った状態のゴルフスイングをすれば、曲がらないと考えているゴルファーがいます。

しかしながら、実際には人間の身体の造りとクラブ形状から考えてありえない話なのです。

ゴルフ6ふたつ目の軸は「スイングプレーンを軸」とした場合のフェースの動きになります。

「フェースをスクエアに保つ」などと言う場合には、スイングプレーンを軸にフェースの動きが基本だと考えた方が正しいでしょう。

フェースローテーションは180°が基本の数字

スイングプレーンを軸にしてフェースをスクエアにキープしようとすると、ダウンスイングではトウが地面に対して90°になります。

そして、フォロースルーでも地面に対して90°となり、この間のボールに対するフェースローテーションは180°が基本の数字になります。

それに対して、スイングプレーンを軸としてクラブフェースがオープン→クローズとなるようなゴルフスイングをしていると、ダウンスイングでフェースは空を示し、フォロースルーでフェースは地面になります。

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ボールが曲がりにくいと評価されているプロ選手のゴルフスイングを見ると、フェースローテーションが少ないことがよくわかります。

さらに、世界の一流選手の中には、ダウンスイングでクラブフェースをクローズに、フォロースルーでフェースをオープンにしているゴルファーもいます。

この場合、フェースローテーションはより小さくなって、全体的には180°以下に抑えているわけです。

フェースローテーションが小さいゴルフスイングは、比較的新しく流行しているものだとといえるでしょう。

ローテーションを180度以下におさえたゴルフスイングは、ストレートボールを打つことを目的とすれば理想的なフェースの使い方だといえるわけです。

ゴルフスイング中のフェースローテーションを観察すると、そのプレーヤーの調子がわかるとも言われています。

特に、後方から撮影しプロの連続写真を見るとき際には、このローテーションに注目して観察すると良いでしょう。

ダウンスイングでクラブフェースをクローズにして、フォロースルーでフェースをオープンにするゴルファーは、スクェアなインパクトゾーンを長く保つ一流プレーヤーの証明ともいえるでしょう。

ダウンでトウが空を指し、フォロースルーでもトウが空を指すのは、ニュートラルなフェースの使い方です。

これからゴルフスイングを完成させていく段階のアマチュアゴルファーは、このゴルフスイングを基本と考えて目標にしましょう。

ダウンスイングでフェースが開き、フォロースルーでフェースが閉じるのは悪い動きと言えるでしょう。スクェアなゾーンが短くなるため、方向性の点でおすすめできません。

他のプレーヤーのゴルフスイングを見るとき、一番注意してチェックしたいところがこのスイング中のフェースの動きです。

体の動きや使い方は、それぞれのゴルファーの個性ともいうべき部分ですから、人によって好みが入り込む余地がありますので、それだけをとってよいゴルフスイング、悪いゴルフスイングの判断はできません。

しかし、フェースの動き、つまりフェースローテーションとクラブの動きは、直接ボールに影響を与えるところです。

その動きをしっかりとチェックすれば、曲がりが大きそうなゴルフスイングなのか、そうでないのかがわかる部分なのです。

球筋の打ち分けについてもうひとつ付け加えておきましょう。

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基本的に、ここまでの方法で打つと、ボールは自然につかまるため、ほぼストレートの球筋になります。

しかし、ちょっとした工夫を加えることでドロー、フェードを打ち分けることも可能になります。

リストを固定することでシャフトがしなり、しなったシャフトがダウンスイングでしなり戻ることでリストがリリースされます。

ここで、ヘッドターンが起こり、インパクトではスクエアに戻るとストレート系になりますが、このリリースのタイミングを意図的に調整してみるのです。

具体的には、基本としてはリストはゴルフスイング中ずっと固定し続けるイメージです。

しかし、インパクトの直前でこの固定する意識をふっと弱め、力を抜くことで、ストッパーを外されたヘッドは急激にターンして、ドロー系の球筋が飛び出します。

逆に、同じくダウンスイングの途中でリストの固定感を強めれば、フェースターンに抑制されて、フェード系の球筋になるというわけです。

ただ、この固定感を強めたり弱めたりするタイミングは、かなり感覚的なもので説明が難しいところがあります。

あまり意識しすぎると混乱してしまいますので、練習場で力加減を変えながら実際に打ってみて、フィーリングを体に覚え込ませるしか方法はありません。あくまで、応用的なテクニックとして、覚えておくと良いでしょう。

正しいフェースローテーションは腕の使い方にあり

ゴルフクラブの特性や構造をはじめとして、ゴルフクラブの主な仕様がどのように影響して、さらに、ゴルフクラブを使う場合に注意すべきところがあります。

これに関しては、別なところで詳細に検討したいと思います。

しかし、ここではそうしたクラブの特性を理解するという点がゴルフクラブを正しく使用する上で有効であるということを指摘しておきます。

また、その特性を活用することにより、これまで以上に飛距離やスキルのアップにつながるということだけを指摘するだけに止めます。

ゴルフクラブの特性や機能を活用するためのゴルフスイングの基本の心得やそれをマスターするための練習法やイメージとフェースローテーションとの関係に触れていきましょう。

フェースをローテーションさせることが、ボールをつかまえてターゲット方向へと飛ばしていくためには重要なのは確かなことです。

しかしながら、フェースターンを伴う動作には、シャフト軸を中心にねじる方法と、腕を中心にターンさせていく方法があると説明しました。

再現性の高さやゴルフスイング中のフェースの制御を自分自身で把握するためには腕を中心としたフェースローテーションが大切なことと考えても間違いではないでしょう。

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ここで、試してみていただきたいことがあります。

左手1本でクラブの先を持って普段とは逆に握ります。アドレスしたら、インパクトのポジションに太鼓があるとイメージします。

その太鼓を横からドンと叩くような動きをしてみましょう。

正しく太鼓を叩くことができ、音が出る状態というのは、クラブフェースでスクエアにボールをとらえていることを意味します。

その場合の左腕の動きを見てみると、ほとんどのゴルファーは左手とクラブとで形成される角度は維持したまま、左腕が伸びた状態で太鼓を打つ動きになるでしょう。

このことはスクエアなインパクトを迎える場合、左手はピンと張った状態である上にクラブとの角度を維持していることを意味します。

さらに、左脇はしっかりと締まった形になっていて、これがゴルフスイングにおける身体の使い方としては効率よくパワーを活かせると考えることができます。

右腕についても続けて考えてみます。

クラブを今度は右腕に持ち替えて、先ほどと同様に右手1本で太鼓を叩く動作を試してみることでわかることがあります。

右腕1本だけで強く太鼓を叩く動きをすれば、肘がどんどんと下に下がってしまい腕は曲がります。

この時、肘が支点となって太鼓を叩こうとしている動きになっているでしょう。

左腕は腕が伸びていた状態でしたから、右腕は動きはそれとは違って、腕が曲がった方が効率良く叩くことができると理解できたはずです。

ゴルフクラブを含めてこのようなフェース面が横にある状態のものを使って、身体と平行する方向へとボールを飛ばすときに生まれる腕の使い方であるわけです。

では、どうして右腕と左腕は動き方が違ったものになるのか。もう少し説明を加えていきます。

太鼓を叩く場合に、両腕がどのように回転しているかを考えてみるとわかることがあります。

左腕の回転する方向は外側に向かっての外旋であり、右腕はそれとは逆に内側に向かう内旋の動きをしています。

人間の身体の構造上を考えてみれば、この両腕の動きの差は、当然生まれるものなのですが、左腕は外側に向かって強く捻じる動きをすれば、肘ではなく肩を支点に回した方が有利になります。

その一方で右腕は内側に向かって強く捻じるので、肩ではなく肘を支点とした動きの方が自然に力が発揮できるわけです。

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つまり、適正なスクエアなインパクトのためにフェースローテーションを行うためには、両方の腕はそれぞれ違った動きをしながら腕を動かす必要があるのです。

ダウンスイングの段階で右手を伸ばした状態で使っているゴルファーも多いでしょう。

しかし、この場合は太鼓を横から叩くのではなく、地面に置いてある太鼓を上から叩く右腕の動きと似たようなものです。

右腕が伸びてしまうフォームになるとトップ・オブ・スイングから右腕を使って、ボールに対して「当てにいく」動きが起こっていると言えるでしょう。

両腕が別々に効率の高い腕の動きをすることで適切なフェースローテーションを行って、スクエアにインパクトを迎えるのがッ目標とすべき動きです。

「インパクトとはアドレスの再現」という言葉もありますが、アドレスの段階で左腕は伸ばして、右腕は肘が少し下がり軽くたわんだ状態をつくってみましょう。

これで適切なスクエアなインパクトの形でアドレスしていくことを意識することです。

ボディターンを活用するレッスン

ゴルフスイングのテークバックとフォローに関しては、ゴルフクラブが体の正面から外れないように注意します。

そうしたうえで腕と体を一体化したものにし、さらに両肩とグリップで形成する三角形を崩さないようにするという考え方が確かにあります。

ボディターンを活用するレッスンをメインにするティーチングプロは、テークバックでシャフトが地面と平行の高さになった時点で、フェースは前傾角度と同じ角度になるように指導するでしょう。

また、自分から見て11時の方向になっているのが理想とも教えます。

フォロースルーも同様で、シャフトが4時の位置に来たタイミングで、フェースが1時から2時を指すように指導することでしょう。

この考え方は完全に正しいもので、クラブフェースがテークバックで11時、フォロースルーで1時から2時を指していれば、理想的なフェースの開閉ができていると言えます。

しかし、このポジショニングをボディターンを強く意識しながらゴルフスイングをするアマチュアゴルファーの場合は、ほとんどの確実にフェースの開閉が不足した状態を招きます。

つまり、体を回転させるとほとんどのアマチュアは振り遅れとなるため、フェースが開いたままのい状態を招くからです。フェースローテーションのミスを招くわけです。

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テークバックに関しては一先ず置いておくとしても、フォロースルーでフェ-スの向きを1時から2時を指すようにしようと意識すると、ボールは大概つかまりません。

この傾向は一流のプロゴルファーにも見られます。例えば、アーニー・エルスを見てみましょう。

エルスはボディターンの理論を完全に身に着けたゴルファーで、かの有名なデビッド・レッドベターを指導者にしていました。

そうしたゴルファーでも、シャフトが4時の位置に来たタイミングではクラブフェースはほぼ真後ろを向いている写真を見つけることがあります。

ボディターンとは体の回転運動で打つことが理想といっているのに関わらず、フェースがクローズになっているのは、腕をしっかり振ることによってアームローテーションを引き起こしているせいです。

超一流のゴルファーであってすら、このようなゴルフスイングのフォームなのです。

ですから、フォロースルーでシャフトが4時のタイミングで、クラブフェースは1時から2時を指すというイメージを持つことは、ほとんど意味を持たないことがわかるとも言えるでしょう。

身体の回転運動がゴルフスイングのメインだといっても、実際の動きとしては腕をしっかり振ってアームローテーションさせているからこそ、クラブフェースは真後ろを向いているということです。

以上でフェースローテーションに関する説明を一先ず終えることにいたしましょう。

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