最賃違反一掃 時間額1000円以上・全国一律最賃制の実現を
今年度の秋田地方最低賃金は、時間額21円引きあがり716円となり、10月6日から発効しました。すべての労働者に適用されます。県労連・春闘懇は街宣で最賃違反一掃を訴えています。
商店街などに張り出されている求人ポスターにはまだ「710円」といったものが残っていますが、600円台の時間額は姿を消しました。「過去最高の引上げ」になったのは、最賃引上げを求める運動の反映だと言えます。
同時に、この金額でも「ワーキングプア」を脱却することはできません。しかも、今年の改定で東京は932円になり、秋田との格差が216円に広がりました。これも理不尽です。最低生計費調査では、単身男性歳のモデルで、全国どこでも月額22万円程度、都市部と地方で大きな開きがないことが明らかになっています。時間額で1400円~1500円が必要です。
秋のキャラバンで賃金底上げを要請
県労連はこの秋から来年の改定に向け運動を開始しました。署名活動に加え、全県自治体要請行動では「管制ワーキングプア」をなくすことをかかげ、公契約の適正化と自治体で働く臨時・非常勤職員などの賃金底上げを求める要請行動を行います。また、10月3日・6日・14日・18日に街頭宣伝行動を行いましたが、「最賃引上げ・ディーセントワークを求める」街頭行動を毎月定期的に行います。
今後も、最賃違反一掃、時間額1000円以上の実現、全国一律最賃制を求めて全組合員参加で運動を大きく広げていきます。