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共産主義のもたらしたもの−ベトナムの悲劇

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祖国から廃嫡されたベトナム人の人権宣言

共産化(社会主義化)された元南ベトナムにおいて、1977年4月18日、弁護士等8人が起草し署名した人権宣言文です。そのうち6人が、サイゴン大寺院の石段でこの宣言を朗読しましたが、この勇気ある行動の結果、逮捕されました。彼らはその監房から宣言の内容を同じく拘置されていたドアン・ヴァン・トアイ氏に伝え、トアイ氏はそれを暗記して、後にフランスの在外ベトナム協会機関紙『祖国』(Que Me)に伝えてきたものです。

このような人権蹂躙は、なにもベトナムだけではなく、社会主義(共産主義)化された国々で共通して見られるるもので、これは実態の一端にすぎません。ことについて、共産主義思想のもたらすものが何かということをもう一度深く認識する必要がありそうです。

・ベトナム難民(ボートピープル)

ベトナム社会主義政権からの迫害・弾圧を逃れるべく、海上から脱出を図ったベトナム難民の数は、100人でも1000人でもなく、数十万人です。

(この数のもつ意味を認識するために、たとえば日本の人口比に換算してみると、仮に日本で同様な事態が発生したと仮定すると、なんと数百万の人が社会主義政権を恐れ、旧式の小さな船で自由を求めて脱出したことになります。)

海上からの脱出を図るといっても、丈夫で安全な船ではなく、写真等を見てもわかるように、嵐などの悪天候があれば海の藻屑と消えるような小さな古い船で逃れてきたことは、いまだに記憶に新しいとおりです。

脱出により100%生命の保証があるわけでもないのに、そんな古ぼけた船に乗ってでも脱出を図らざるをえなかったボートピープルと呼ばれた難民たちの切迫した心情と、その決意を促した事情について、もう一度深く考える必要があるのではないでしょうか。

(死の危険を犯してまで脱出しようとするのは、それ以上の危険が、社会主義化されたベトナムに留まった場合起こりうると判断した結果であることを意味するからです。)

しかも、脱出した人々は、ブルジョア階級にいた人ばかりでなく、いわゆる労働者階級の人々も多かったことにも考慮すべきではないでしょうか。