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『富士急ハイランド』 1999.8.28〜29

日本の遊園地の基本「FUJI-Q HIGH LAND」攻略法

「富士急ハイランド」である。中央高速で河口湖方面に行くと,河口湖 ICに近づけば否が応でも目に入る,あの大きな遊園地である。母の実家が山梨県(精進湖線入口のあたり)にあるので,はるか昔から(30年以上前)あこがれの遊園地だった。たまに連れていってもらえるのがなによりもの楽しみだった。おそらく東京ディズニーランドができるまでは関東では(日本でも?)最大級の遊園地だったのではないだろうか。
その富士急ハイランドに初めて子供(4才と8才の娘)を連れていく。夏休み最後の日曜だった。仕事の関係で「夏休み」は全く遠出できなくなる。子供への罪ほろぼしに,混雑覚悟で「夏休み」に乗り込んだわけである。> ラーメン6杯食べまくったその前後の旅の行程は「食べ歩き日記・1999.8.28〜29」参照
まず,チケットの入手方法だが,ファミリーマートの「ファミネット」というサービスを利用すると,通常フリーパス大人4300円,小人(3才〜小学生)3200円のところが,それぞれ3700円と2800円になる。親子4人連れなら2000円のお得ということ。ファミリーマート備え付けの端末(FAXみたいなもの)を,自分で操作して申し込むのだが,前に置いてある(と思う)チラシの商品番号(8桁)と自宅TELを入力すれば,その場で発券される。予約は不要だ。レジで料金を支払っておしまい。関東近辺のレジャースポットはだいたい対象になっている(TDLは割引なし)から,朝5:00〜深夜2:00まで発券されるのは便利だ。富士急ハイランドに限って言えば,河口湖 ICを出て山中湖方面に向かってすぐにファミリーマートがあるから,常備のチケットをすぐ手に入れることができる。この手間だけで2000円安くなるなら利用しない手はない。但し,フリーパスも中のアトラクションの6割(28個中18個)に身長もしくは年齢制限があるから,子供が小さい場合(7才以下・120cm以下)はなかなか元が取れまい。ファミリーセット券(入園券と小人向けアトラクションのセット)というのが,大2+小2で9000円を3800円で発券しているので年齢に応じて使い分ける方がいいかも知れない。わが家は下の娘が4才・100cm以下だったので,一緒にいた妻も含めてあまり元がとれなかったと思う。
さて通常 9:00〜20:00(平日〜17:00)の営業時間だが,夏休み期間(7/24〜8/31)は8:00〜21:00に延長される。というわけで,前日のうちに自宅を出て,朝一番(7:30)に到着したのだが,準備やチケットのパスポートへの引き換え,写真撮影(パスポートに写真が印刷される)に手間取る。従ってここの目玉「キングオブコースターFUJIYAMA」に並んだ時にはすでに大行列だった。見ると1時間半待ち。ため息である。身長制限120cm〜で乗れない下の娘と妻は他のアトラクションへ。メリーゴーランド・観覧車・トーマスランド(小さい子供向け屋外アトラクションの集合体)等でみっちりと遊んできた。
「FUJIYAMA」・・・1時間半並んでやっと乗れた「FUJIYAMA」は,すごいの一言。まず40度くらいの上りをゆっくりと地上75Mの頂上まで上がるのだが,乗ってみるとそれ以上の角度に感じる。まわりの景色に障害物は何もない。そこからの下りはまさに垂直に落ちる感じ。そして,そのへんのコースターの目玉になるような角度の上下が何度も続く。昨年,「八景島シーパラダイス」のコースターに娘と2回乗ったのだが,2.5倍くらいこちらの方がすごい。娘も大満足だった。到着点は出発点と一緒なので,小さい子(120cm以下の子)がいる夫婦は交代で乗るのも可能だと思う。ここのコースターを乗らずして,ジェットコースターは語れまい。
「戦慄の閉鎖病棟」・・・ここには中央にひとつの古い大きな建物(普通の学校くらいある・元は社員寮か何かだったんだろうか?)をそのままお化け屋敷にしたような施設がある。この時期は「戦慄の閉鎖病棟」と言うのをやっていた。閉鎖した病棟を歩き回るという,歩行距離世界一(そんな基準があるのか)のお化け屋敷という。11:00 と15:00に整理券を配布するのだが,その1時間前くらいには整理券分は並んでしまい,終了となってしまう。また別のイベントをやるだろうから,ここが目的ならそれなりの覚悟で早く(整理券をもらうために)並ばなければならない。
「グレートザブーン」・・・いわゆるウォータースライダーだが,その水しぶきは半端じゃない。薄いビニールのポンチョをかぶって乗るのだが,かなり並ぶ。水しぶきを浴びるガラスで覆われたデッキが中央にあるので,そこで見るだけでもいいかもしれない。
「ダブルループコースター」・・・奥の方にひっそりとあった。ひと昔前の花形だったと思うが,あまり並ばなかった。途中2回360度回転するのだが,安全バーが肩に当たって痛い。今となってはもの足りない「痛い」ジェットコースターだった。
「シャイニングフラワー」・・・親子4人で乗れるのが大観覧車。でも一番怖かった。ぶら下がっただけのカゴがゆっくりと上がるというのは,何とも言えぬ怖さがあるものだ。妻や下の子は全然平気だったが,あの「FUJIYAMA」を全く怖がらなかった上の娘も「怖い」と言って鼻血を出してしまった。夜景のきれいな頂点付近で,ティッシュを引っぱり出してドタバタしていた滑稽な家族になってしまった。
「パニッククロック」・・・7/18に新しくできたばかり。時計の振り子のような本体が360度ぐるぐる回るもの。130cm以上という制限があるので最後(閉園間際)にひとりで乗ってみたが,足をブラブラした状態で完全に逆さになるので,小さい子を無理に乗せると危なそうだ。ジェットコースターのように一瞬の回転ではないので,けっこう刺激があるか。
「シューティングコースター・ZOLA」・・・「シューティング」しながら走る室内型ジェットコースターといったところだが,「シューティング」の部分が「当たった」という実感が薄い。点数が出るがそれだけのこと。最後の方でTDLの「スペースマウンテン」のような暗闇のジェットコースターの部分があるが,あっという間に終わってしまう。全体的にもの足りないアトラクションである。
《乗れなかったアトラクションについて》
「レッドタワー」・・・垂直に塔の上に上がってそのまま落下するというものだが,これは「八景島シーパラ」のほうがグレードが高い。高さがもの足りないのだ。しかしかなり並んでいた。130cm以下の人は乗れない。
「ムーンサルトスクランブル・コースター」・・・ダブルループを往復で繰り返すジェットコースター。大がかりな施設で料金は1000円と最高額。でも今一歩興味がわかなかった。
「ディープシーアドベンチャー・アングラー」・・・やはり1000円だが,場所がよくわからず乗れなかった。それくらい広い遊園地なのだ。
《 食事について 》
夕食はグレートザブーンの先のビルの2Fのバーベキューのコーナーでとったのだが,ひとり1500円のコースで「サイコロステーキ」と書いてあった牛肉はぶつ切りのすじ肉,量はそこそこ多かったがかみ切れない部分が多い。固い方がまだましか。たまには子供にラーメン以外の物をと期待していたのだが,家族4人がっかりしてしまった。うまいラーメンの方がよほど満足できる。外食はむずかしい。
富士急ハイランドのホームページはこちら

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