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水戸周辺の店/食べ倒し日記 2001/10

ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,あくまで僕個人の「感想」です。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・

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2001年10月の食べ倒し日記 < > 2001年INDEX

☆日付はその日の日記,店名はさらに詳細な内容にリンクできる。

10月28日(日)えぞっ子@水戸・五軒町
10月26日(金)天天@ひたちなか・高場
10月25日(木)飛竜@水戸・吉沼
10月24日(水)えぞっ子@水戸・見和
10月23日(火)美宝@水戸・赤塚中学校前
10月22日(月)大善@水戸・泉町
10月18日(木)あいラーメン@水戸・酒門
10月17日(水)とんこつ家@ひたちなか・高場
10月16日(火)めん吉@水戸・吉沢
10月12日(金)夜来香@久慈
10月11日(木)花月@水戸・見川
10月11日(木)うまか路@常陸太田
10月06日(土)天天@ひたちなか・高場
10月05日(金)幸楽苑@水戸・元吉田
10月04日(木)宝来@ひたちなか
10月01日(月)とさや@日立:茂宮町

> ちなみにこの月の遠征は以下の通り ≫ 『食べ歩き日記 2001/10』

10月14日( 純輝@潮来/風@西千葉/マルバ@浦安/二郎@堀切
10月08日( 大勝軒@佐貫/陽陽@三鷹/熊王@調布

2001/10

10月28日(日)えぞっ子@水戸・五軒町

雨の降る日曜の昼過ぎ。店内は満席。家族連れが多い印象だ。こんな場所にある店だから通りがかりに入ってくる客はいない。みんな確信犯である。

10月26日(金)天天@ひたちなか・高場 

昼休みに妻と行く。今日は「味噌らぁめん・600円」(「辛味噌らぁめん」は700円)を試してみる。キャッチフレーズは『厳選味噌と特製スープのハーモニーが香り高い自信作』。なるほど合わせ味噌に白ゴマのそのスープは,じんわりとダシがきいていて,その辺の一般的な「味噌ラーメン」とは一線を画する出来。メンマにチャーシューの切片が入るのもボリュームがあってありがたい。そうなると固めの太麺がやたら黄色いのが残念になってくる。店の右端のスペースは「餃子麺工房」となっているから,自家製麺と言うことになると思うのだが,そのあたりの麺に対するこだわりはないのだろうか。卵黄の黄色とも思えないのだ。妻の注文した「醤油らぁめん」は鰹ダシの和風スープ。『丸鶏ガラとたっぷりの野菜を煮込んだスープで作る昭和の中華そば』のコピー通り,前回食べた「魚こく醤油」と比べるとさっぱりした印象だ。麺も一般的な細めのもの。醤油に太麺という組み合わせは「魚こく醤油」だけになるようだ。丁寧に作った感じはするがインパクトは弱いかな。【13:30】

10月25日(木)飛竜@水戸・吉沼 :水戸市吉沼356-1 火休 11:30〜14/17〜20:30(日祝通し)

勝田橋の南側にあり,スナックと並んだ平屋立てで,入口上の「ファミリー中華」と言う赤い太文字がラーメン好きの食欲を減退させる。正直,お世辞にも外観はきれいとは言い難い店なのだが,2001年6月発行の茨城の情報誌『アイズ』で「いばらきの隠れた名店16店」のひとつとして紹介されている。ここのご主人は水戸京成ホテルでの13年の修行の後独立して現在11年目ということになるそうだ。僕自身,クチコミで以前からこの店の評判は聞いていたのだが,前回来た時(5〜6年前)には,こんな場所にも関わらず昼時でほぼ満席で,かなり期待はしたものの,ラーメン自体は平凡という印象だった。来店はそれ以来と言うことになる。何故か今日は昼時で先客なし。カウンター6席にテーブル4席×2台,小上がりに座卓が6席×2台・5席×2台の店内がずいぶん広く感じる。基本となるラーメンは500円なのだが,「ラーメンセット・800円」がチャーハン付きだというので即・注文。出てきたものは典型的な鶏ガラ醤油ラーメン。オーソドックスな醤油色のスープで塩っ気が強い気もする。麺はやや平べったい黄色い縮れ麺。具はナルト・ワカメ・チャーシュー・メンマ・・・前と変わらず平凡な印象だ。やはり中華系の店によくあるように,基本となるラーメンはいわば素材のようなもので,「カニ肉入りフカヒレラーメン・1100円」とか「ピリ辛の悪魔ラーメン・700円」とかの料理系のラーメンでぐっと差別化している店なのだと思う。中華の腕は「料理」の方で発揮されるのだろう。チャーハンは半チャーハンで漬物のザーサイとサラダ(レタス・キュウリ・トマトに中華ドレッシング)もついてきた。【12:50】

10月24日(水)えぞっ子@水戸・見和 : 月休 11:30〜13:30/17〜23 P4台(店の西側)

水戸市内西部,岩間街道沿いにあるこの店,角をとったL字型カウンターに10席とかなり店内は狭く,それなりに年季も入っている。実は旧「茨城ラーメン本」(1994年)にも掲載された店で,もちろんその存在は昔からよく知っていたのだが,HP開設後初めての訪問と言うことになる。と言うのもこの店,東前店のオヤジさんの弟子と言うことでは五軒町店と同じだと思うのだが,「同じ麺」と「同じ味噌」を使って「同じスタイル(=野菜を炒めスープと味噌を入れ軽く煮込む)」で作るにもかかわらず,どうも印象がよくないのだ。今回も久々にここのみそラーメン(500円)を食べたわけだが,麺柔らかい・味薄い・コク足りない・・・。同じ素材でも作り手によってこれだけ変わると言うことなのか。なんか元気がないのだ。もやしは以前食べたときほどベチャっとした感じはなかったが,シャキシャキ感はない。このスタイルのラーメンではこれは致命的。「えぞっ子」はお気に入りだけにちょっと残念だ。【13:30】

みそ500円。

10月23日(火)美宝@水戸・赤塚中学校前:水戸市河和田町2-1790-8 月休 11〜20<029-252-7341>

赤塚駅はもちろん昔からよく知っているのだが,町そのものにはR50沿い以外の場所には今までほとんど近づいたことはない。今日も愛車のタイヤ交換(『メリット』と言う店・コミコミでかなり安い)のために,R50から一方通行に右往左往しながら踏切を超えて赤塚中学校前にたどり着き,その西側にあったこの店を偶然見つける。店自体は新しいものの,いかにも「町の中華系食堂」と言った店の雰囲気に,ちょっとためらってしまったのだが,白い暖簾がパリッとしていたことに心惹かれて入店する。午後1時半で先客はなし。最近改装したような店内は,右にカウンター5席,左にテーブル2台,奥に座敷があって座卓が2台(ただし節電のためか電灯が消えていた)。思ったよりはメニューは麺類中心の構成で,ラーメン400円を筆頭に27種の麺類の名前が並ぶ。あと一品料理とご飯類。当然の如く一番安いラーメンを注文(故に反応は少々悪いかな)。スープはしっかり醤油色で,透明な油が膜を張り,キリリと熱く印象はいい。やはりこの手のラーメン(正当派醤油味)のスープは,キリリと熱くしなければ非常に平凡なものになってしまう。麺は固めのストレート麺。具はナルト・ワカメ・メンマ・ねぎ,それに薄めだが脂身のないしっかりしたチャーシューが1枚。400円というその値段から考えれば,メリハリが効いていて,けっこう印象のいいラーメンだった。中華の具の味が加わった他のメニューなんかは,けっこういいんじゃないかと思わせるものがある。おそらく中華料理店でそれなりの修行を積んだ上での独立なのではないか。駐車場は店前にギリギリ3台分だが,見通しが悪くちょうどバス停の場所だったりするから,ちょっととめづらい大きさだ。南側からなら,岩間街道のR50との交差点の一つ手前(北東側)の交差点(東南に向かうと千波方面)を赤塚方面に北進し,上記「メリット」を過ぎれば赤塚中学校の脇に出て,そのすぐ左側にある。

上の文を書いたあと,旧茨城ラーメン本(「茨城グルメ本舗1」1994年・茨城新聞社)にこの店が紹介されていたことに気が付いた。写真は旧店舗で,道ギリギリまで出ていた店を引っ込ませて駐車スペースを確保したようだ。紹介記事からすると,ここの主人は30年以上のキャリアと言うことになる。麺も自家製とのこと。豆板醤入りのピリ辛スープが特徴の「美宝メン」が写真で紹介されていた(見た目は「五目うま煮」という感じ)。

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10月22日(月)大善@水戸・泉町:水戸市泉町2-3-33 土日祝休 9〜17<029-231-1478>

以前からその存在は知っていたのだが,ちょっと危険な香りがして行きあぐねていた店。どんぶり会議の10/20の情報で訪問を決意する。水戸の目抜き通り・泉町の第一勧銀脇の路地(一方通行)を入ってすぐ右側にあるこの店,遠目にも軒先の「ラーメン」の縦書き看板が目立つから,路地さえ間違えなければわかりやすいだろう。建物のの1階部分手前側を駐車スペースにしているため,店そのものの入口はかなり奥まったところにある。昼でも薄暗く「営業中」の札がなければ閉店していると思いがちな雰囲気だ。店内は予想以上に狭く,L字型のカウンター12席と,畳一帖半程の小上がりに2人用テーブルがかろうじて2台。調理場には仲のよさそうな老夫婦。店の雰囲気に実にマッチしている。メニューはラーメンのみ。しかもラーメンが300円,大ラーメンが350円,チャーシューメンさえ400円と「すずき@雷神前」並の低価格である(ちなみにライスは今時50円)。しっかり醤油色の甘味のあるスープ。昔ながらの技術で値段相応に丁寧に作った感じはするが,何と言おうか「ぼんやりした」味に感じる。麺は全く平凡なもの。具は脂身のないチャーシューが5〜6枚(チャーシューメンの場合)とホウレン草にメンマ。店前の駐車場は,一方通行の狭い道なので実際にはとめづらいか。店主のクルマだろうか,懐かしの白いパブリカスターレット(昭和40年代のクルマ)が置いてあったのには感激してしまった。一定の年代以上の人にとってはいろいろ語れるラーメン店だとは思う。最後に営業時間を聞いたら,夜は営業しなくて,昼も気分次第で3時頃に閉めてしまうこともあるとか。もう儲けようなんて気持ちはないのだろう。

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10月18日(木)あいラーメン@水戸・酒門:水戸市酒門1085 火休 昼のみ営業 <029-248-7583>

R6の「酒門六差路」を南東に斜めに入ってすぐ左側にある店。店自体は居宅に増築したプレハブの事務所を改装したような造りで,白いカウンターに白いパイプ椅子。付け足しのような3畳の小上がり。調理場には大型の五徳コンロが並んでいるのが見える。店主は30〜40代の女性のようだ。全体的に雰囲気が雑然としていて,何となく「ラーメン屋でも」と始まった店が,何となくそのまま続いていると言う感じの元気のなさである。メニュー的には醤油ラーメン400円。味噌・塩は各550円。ラーメンを注文。こういう店の場合,一番安いメニューを頼むと,店の人がだいたい落胆するのがわかる。400円では儲けも薄いのだろう。スープは見事に濃い醤油色。わずかに油が浮きひと安心だが,でも値段通りの濃いめの味付け。麺は平凡な縮れ麺。しかもやわらかめ。店の規模と1杯の値段から考えれば,これはこれで全く予想通りのことである。女性経営者で一品料理もあり飲み屋っぽいイメージだが,聞くと昼のみの営業だそうな。午後2時くらいまで(?)らしい。でもそれでやっていけるのだろうか・・・。

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10月17日(水)とんこつ家@ひたちなか:ひたちなか市高場1229-1<029-202-0455>

13:50入店。先客は3組ほど。いつも「博多」なので,今日は課題の「みそラーメン・600円」。だいたい予想はつくのだが,気になる以上一応食べなければ。合わせ味噌の鮮やかな色合いのスープは,博多ラーメンほどではないにしろ,トンコツの濃度を感じる甘めのもの。麺は一般的な黄色い太麺。それに味付けしていない多量の茹でモヤシが盛られ,あとワカメに白ゴマ&刻みネギ。スープ自体は味わい深く,水戸周辺の店の中では楽しめる濃度だと思うが,麺ともやしの印象が悪い。平凡と言うこと。おそらく,少なからずいるであろう「味噌はないの?」と言う客を想定して,一応メニューに入れているのではないか。博多ラーメンだけでも十分勝負できるレベルだとは思うのだが,現実的にはこのあたりではそうは言っていられないんだと思う。ラーメン店に来る客がみんなラーメンにこだわっているわけじゃぁない。どこに行っても「味噌」という人は少なからずいるのである。これでだいたい「味噌」はわかったから,次は辛子キクラゲの「からぼっかラーメン・800円」「究極ねぎばっかりラーメン・800円」あたりかな。ところで,あとから入ってきた中年のおばさん2人連れ。おしゃべりをしながらランチタイム(平日<月〜金>11〜14)メニューの中から「餃子セット・850円」を注文。案の定,運ばれてきたラーメン(博多ラーメン)を見て少し会話がとぎれた。箸を割って餃子のタレを準備して・・・なかなかラーメンに行かない。普通の醤油ラーメンのつもりでなんの予備知識なくここの「ラーメン」を食べると,だいたいこんな反応だろう。答は2通り。「脂っこい」「くさい」とか言って嫌いになるか,「おおっ」と言ってハマるかである。

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10月16日(火)めん吉@水戸 : 水戸市吉沢34-5 木休11〜21 <029-247-9878>

50号バイパスの6号寄り,「ライトオン」の交差点を南下する幹線道路沿いにある。「ラッキー飯店」や「楽々」の南側だ。3店ほど集合店舗の真ん中で,駐車場は店前に十分。T字路の角地なので商売にはいい場所だ。店内はカウンター10席,赤いカーペットの小上がりに座卓が3台。調理場には男の職人が2人(親子?),あと接客の女性が1人。家族経営という印象だ。お昼時で席はほぼ満席で忙しそう。メニューは豪華に写真付きのもの。らーめん480円。みそ・塩バター600円。メニュー的には麺類半分・ご飯もの半分と言う感じで,中華出身の店なのは明らかだ。スタミナ,朝鮮焼き等のセットもの(1000円)にも惹かれたが,ホワイトボードに手書の「半チャーハン定食」850円を注文する。具にナルト・海苔・茹で玉子・メンマがのり,チャーシューは太肉風でかなり厚め。それだけ場違いなくらいの存在感。麺はザクッとした歯応えがあるものだが,平凡な印象。スープもしょっぱめで(塩っ気が多い)やはり平凡。特に麺だのスープだのにこだわりはないんだと思う。のせる具を作る中華の腕に重きを置いているのではないか。そこそこ固定客もついているようだし、ラーメン的にはこの先変化もないだろう。

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10月12日(金)夜来香@久慈 :日立市久慈町7-17-11 木休 〜19:30 <0294-53-6065> 

「夜来香」と書いて「エーライシャン」と読むようだ。「どんぶり会議」の情報(2000/08/02)で知った店。1年以上前の情報で,その後DMですすめられたりしてずっと気になってはいたのだが,午後7時半までと言う営業時間がネックになってたどり着けずにいた。まわりは民家だらけの何でもない住宅地の中にひっそりとある。こんな場所で商売になるのかしらと言う場所だ。地元の人以外うっかり通るような場所じゃないもの。店は年季が入り,カウンター5席にテーブル2台で一杯と言う狭さ。昔懐かしい中華系ラーメン店のスタイル。メニュー的にもラーメン450円・チャーシューメン700円・タンメン600円・モヤシソバ650円・・・一般的な中華料理店のそれだろう。具はなると・ワカメ・チャーシュー・メンマ。スープはしっかり醤油色だが見た目ほどしょっぱくはない。懐かしい味だ。麺はこの手のラーメンにしてはやや太めの縮れ麺。なかなかにいい感じ。これならタンメンとかモヤシソバとかうまそうだ。だいたいこういうタイプの店は「炒め物系」はうまいのである。はきはきしたおばちゃんも実に感じがいい。営業時間を聞いたら「すみません早くて・・・(笑)」と返事が返ってきた。午後7時半に閉めるのだから,だらだらと酒を飲まれる客はあてにしていないのだろう。立派。近所にあったら馴染みになりそうな店である。問題はその場所のわかりにくさか。基本的には情報通りでいいと思うのだがもう一つの説明をしよう。R245日立港入口のT字路を6号方面に向かい西へ(R6からなら「からしまボウル」北側の変則T字路を日立港方面にに向かい東へ),6号寄り「出光」のスタンドの西側にある「ヤナセ日立営業所」と「酒」と大きな赤いネオオンが目立つ「たちばな酒店」の間の路地を入り「たての児童公園」の南側にある小さな畑(赤い防火水槽の標識がある)の先の細い路地を左折してほどなく右側と言うことになる。お試しを。【19:20】

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10月11日(木)花月@水戸・見川:11〜24

「どんぶり会議」の情報(2000/08/04)で,TVでお馴染みのこのチェーン店の水戸進出は知っていたのだが,偶然この場所(見川町の岩間街道沿い)を通るまで忘れていた。川尻店でしょうゆ味は食べているので「ニンニクげんこつラーメン塩・620円」の食券を買う。コンビニを改装したような立地構成で,駐車場は店前と側面に十分。前面はすべてガラス張りで,手前にソファ席4台,カウンター10席,左奥に座卓3台と言う構成のオレンジだらけの明るい店内が道路からまる見え。ティッシュまでオレンジでオリジナルなのは笑ってしまう。活気がある。具はゆでたまご半分にチャーシュー・海苔・メンマ・刻みネギ。背脂が層になって予想通り旨味もどっかん。ここまで明快に化調を効かせてあればもう潔いと言うしかない。それを承知で勢いよく食べるラーメンである。麺はやや縮れのある中太ストレートでけっこう固めだったから印象はいい。ただ旨味と背脂でよほどのこってり好きでない限りうんざりしてくるタイプだから,キャベツ山盛りの「どっかんきゃべつ・100円」をトッピングするのがいいかもしれない。二つの味が楽しめると言う「特製つけ麺620円」なんてのもあり気になった。【23:10】

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10月12日(金)花月@水戸・見川

と言うわけで昨日気になった「特製つけ麺・620円」を食べてみたくて2日連続の花月。なんと午後10時過ぎで,10台以上とめられる駐車場が満杯だ。店内もほぼ満席。たいしたにぎわいだが,今まで良くも悪くもここまでガツンとくるラーメンが水戸にはなかったのだからしょうがないかも。チェーン店でも比較する「背脂ガツン系」がなければ選択肢はない。「特製つけ麺」の「つけ汁が2種」というのに惹かれたのだが,ひとつは普通の醤油味で,タレの味がストレートに出たかなり濃いめのもの。辛味とか酸味はない。もちろん背脂ものらない。もう一方は白味噌。これもストレートな味噌の味。濃い目の味噌汁という感じ。どちらにもチャーシューの切片とメンマに刻みネギが混じり,小丼ぶりで出てくる。麺は白い深皿。麺が盛り上がっているから,この値段ではスノコかなんか敷いてあるんだろうなと思ったら,そのまんまの量。これにはびっくり。刻み海苔がかけられた黄色い太麺。けっこうもっちりしていていい感じ。醤油の方に唐辛子と酢を入れたら多少それっぽくなってきたが,何分にも味が濃い。スープ割りしてもらいたいくらい。こうなると是非,つけ汁は1種類でもいいから「とんこつコッテリ系」のものが欲しいものだ。卓上にあるアンケートで本部にでも要望しようかと思ったほど。卓上のパンフレットのメニューにも「つけ麺」は掲載されていたから,全国共通のスタイルのようだが,どうして「ニンニクげんこつ」が売りの店なのにつけ麺は「ざるラーメン」っぽいのだろう???。【22:30】

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10月11日(木)うまか路@常陸太田・常福地 

「どんぶり会議」の情報(2001/05/17)で知った店。常陸太田の市街地の東側を走るR349バイパスを北上し,「黄門の湯」を過ぎ,里川を超えた「常福地」バス停の先,右側にある。みそは合わせ味噌。とうふはもめん豆腐。電気焼けした白い看板に「うまか路」の文字。倉庫のような素気ない外観でちょっと入るのをためらってしまったが,意外に北側のそこそこ広い駐車場がクルマで一杯。賑わっているならと入店を決意する。たしかに店そのものは中途半端に古いが,入口の白いノレンがパリッとしていて好感が持てる。店内は正面にカウンター5席,テーブルが中央に2台,座卓が右側小上がりに3台,左側の小さな座敷に2台と言ったところ。それがほぼ満席。作業服の人がいっぱいだ。正油ラーメン520円・味噌650円・とうふ味噌650円。妻の頼んだ正油ラーメン(520円)の具はチャーシュー・のり・メンにうずらの卵。ひと味違うスッキリスープ。何の味か(しいたけ?)旨味は結構ある。僕は情報のあった「とうふ味噌ラーメン」(650円)を。「マーボードウフみたいなものがかけられるんですか?」と聞いたら違うと言っていた。説明してくれたが今一歩違いがわからない。期待して待つことしばし。程なく運ばれてきたそれには,5×5×1cmのなめらかな舌触りのもめん豆腐がどんどんと5〜6個のり,さらに5〜6cmの長ねぎのぶつ切りも。スープ自体にとろみはない。今まで見たことのないタイプのラーメンである。このネギ,煮込んだからだろうか,大きい割に甘味がありいい感じだ。熱いとうふでスープもさめないから最後まで熱々のまま。麺はやや太めで,ほぼストレートのもの。麺自体はさほど特徴のあるものではない無難なものだ。味噌は辛味(トウバンジャン?)の混じった合わせ味噌。こうじみその甘味に辛味が程良く混じる。あと挽き肉が少々。他に具はない。シンプルだが工夫を感じるラーメンだ。基本となるラーメンは平凡と言えば平凡だが,「豆腐みそ」と言う発想はオリジナリティがあると思う。店の外観から覚悟した割に満足してしまった。黒板メニューには肉ニラ定食790円等々ご飯ものも多く,全体的に100円くらい高いかなと言う印象と妻。国道沿いとはいえ,決してにぎやかとは言えない場所の割には値段設定は強気である。【13:10】

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10月06日(土)天天@ひたちなか・高場:月休11:30〜14:30/17〜22(土日祝11:30〜21)麺切れ終了

どんぶり会議」で情報(2001/10/04)をいただいた新店。ひたちなか市北部の「高場陸橋」(斉藤自工のところ)の西側の交差点(「高場陸橋西」交差点)を佐和駅方面に400mほど北上した左側。コンビニを改装したようなすっきりした平屋で,駐車場は店前に十分。店内も広く,正面奥にカウンター,手前にテーブル席,左奥に座卓のある小あがりと,全体的にゆったりしている。お昼過ぎで6割くらいの客の入り。基本メニューの「醤油らーめん」は550円でキャッチコピーは「丸鶏ガラとたっぷりの野菜を煮込んだスープで作る昭和の中華そば」。一方この店の看板メニューの「魚こく醤油らーめん」は630円で「天然醸造醤油と秘伝魚介スープで作る究極平成の中華そば」。「味噌味」は+50円で「つけ麺」600円と言うのもあった。やはりここは「魚こく」だろう。それに+100円の「味玉」もつける。調理場は右端の狭い入口の暖簾の奥で,店主の顔は全く見えない。「武蔵@新宿」風の柄物の丸い玉丼に,しっかり醤油色のスープ。水戸周辺の店ではかなり期待させる「見た目」である。「とんこつ」プラス「魚介系」のダブルスープなんて期待しそうだが,こちらも鶏ガラスープが基本の模様。こってり感はなく,単体で飲むとやや醤油が立っている感じだが,それでもこだわりを感じさせる。「煮干し」とか「鰹節」と言った単純な分類はできない「魚介系」のプラスαの味。麺とのからみで食べるとちょうどいい印象だ。その麺が意外なくらいの太麺。しかもかなり固め。色が黄色いのが見た目的に残念だが,噛み応えのある麺でかなりインパクトがある。これで味玉が半熟だったりすると高得点だったのだが、まわりは茶色いものの中身はしっかり茹でた卵だった。ちょっと残念。かなりあっさり食べ終わってしまったので,しばし(一瞬?)迷った末に「つけ麺」を追加注文。フロア係のお姉さんにかなり意外な顔をされたが(当たり前か),調理場に言って先に作ってくれたようだ。ありがたい。ラーメンとの値段の差(50円)から考えると,刻みノリと白ゴマがかけられた麺の量は意外に多め。冷水で締められて固さが更に強調される。ぼりぼりと言う感じだ(いい意味だ)。噛むのに苦労するくらいだ。つけ汁にはチャーシュー・メンマ・ナルトの切片が混じる。味的には「大勝軒@東池袋」のような「甘辛酸味」があるわけでなく,麺の勢いで食べ進む感じ。いわば蕎麦のかえしのようなタイプだが(基本は「魚こく」ではないのかな),これに最初から容器に入ってついてくる「スープ割用のスープ」を入れると俄然ラーメンらしくなってくる。そば湯ではなく甘味のある鶏ガラスープだ。量は十分だから,余った分をそのまま飲んでみると,この店の基本の味が分かる。いずれにせよこれからが期待できる店だ。

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10月05日(金)幸楽苑@水戸・元吉田

今日はの目的は前回(2001/07/05)気になった390円の「ざるらーめん」。50号バイパスから一直線に水戸駅南口に向かう新しい道路沿いにあるこの店,「きでん」時代と比べると看板が低く地味になり(白地に筆文字のシンプルなもの),南側からは手前のビルに隠れかなり見づらくなった。前の無駄なくらいに高い看板の支柱をそのまま利用すればいいような気もするが,景気がいいのかな。黄色から白へのイメージチェンジを徹底するのだろうか。店の存在そのものが前ほど目立たなくなったと思うのだが,なんと,深夜0時近い(23:45)のに店内は満席。「きでん」時代はそれほどでもなかったのにどうしたのだろう?数えたらラーメンは18種類。ほぼ600円内で収めている。安めの値段設定が功を奏したか。さてその「ざるらーめん」,きでん時代は,つけめんの場合麺の量は標準で1.5玉だったが(もちろん値段も高めとなる),390円と言う値段ではもちろん麺の量は少ない(と言うか普通と同じ)ようだ。白い深皿にプラスチックのスノコを敷き,刻みノリがかけられる。冷水で締められているのだが,水切りが荒かったのか,やはり最後の方は短く細かく切れていた。スープは思ったよりきでんのイメージを残していて,細かい油が浮く茶濁したもの。チャーシューの細かい切片とメンマが混じった,「甘辛酸味」のガツンとくるスープ。値段から考えれば上出来。中華そばの方にさしたる特徴がなくなった以上,これからはこの店ではざるラーメンの「大盛り」かな。

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10月04日(木)宝来@ひたちなか

久しぶりのこの店,いつもチャーハンセットを頼むのだが今日はシンプルにラーメン・450円。一番安いメニューだけに,ちょっと反応が悪いかな?HP開設以来,いろいろ地元の店を食べ歩いてかつてよく来たこの店であらためて食べてみると,固めでコリッとした麺はなかなかに自分好みなのだが,肝心のスープは薄味に感じる。今日だけ?それとも自分の方が変わったのか?珍しく胡椒をかけたくらいだ。ラーメン単品で考えると,やはり平凡な店なのかもしれない。そんなこと考えながら食べていた。メニューの端にクリップでとめられていた「今日の日替わりメニュー」のショウガ焼き定食・750円には小ラーメンがつくようだ。そう言うポジションにラーメンを置いた食べ方が一番いいかもしれない・・・。

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10月01日(月)とさや@日立・茂宮町 :日立市茂宮町799-3 日休 <0294-53-0152>

ひたちなかからR245を北上し久慈川に架かる赤い橋を渡ってすぐの「留町十字路」を日立南インターに向かうように西へ。R6大和田十字路からなら日立港方面に向かうようになる。「お食事・ラーメン」の大きな看板。ラーメンがメインではないのは明らかで,普通入らないタイプだが,場所の割にはクルマがたくさんとまっているのが気になり入店。小ラーメンとのセットメニューで,750円のカレー〜焼き肉丼〜カツ丼〜950円のシューマイ・刺身(!)付きまで。なんと小付けが好みで選べるシステム(モツ煮・生野菜・山芋・しらすおろしからいか刺し・・さんま刺しまである)。スープは基本は醤油の一般的なものだが,肉系の油が浮きこってり感がある。麺は黄色い縮れ麺。そして肩ロースチャーシューにメンマとホウレン草。単品のラーメン480円だが小ラーメン300円と言うのもあり任意の定食にスープ代わりに追加してもいい。モツ煮はけっこう具沢山。そのスープはトンコツラーメンとしてもいけそうな感じだ。カレーは味的には普通のものだが,これだけのメニューの種類の店でカレーに期待する方が間違っているかな。食べ終わってこの文をポケットボードに打ち込んでいたら,熱いお茶が出てきた。これはうれしい配慮。店内はカウンター5席にテーブル席が4人×4台。奥の小上がりには座卓が4人×2台。それが1時半過ぎでほぼ満席。狭い調理場には50代の店主とパートっぽいおばさんが4人。忙しいのに慣れている感じだったから,昼時にはこうしていつも社会人でにぎわうのだろう。ラーメン的にはインパクトは少ないが,一般的な食事の場としては実にいい感じだ。値段設定がいいところをついている。7〜800円の定食類にスープ代わりの小ラーメン,日立港に向かう幹線道路沿いのこの店,働く男達の昼時の憩いの場と言えよう。

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