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2002年3月の食べ歩き

3月31日( いっとく@竜ヶ崎/ぽっぽっ屋@晴海/d&m@銀座
3月24日( のぞみ家@いわき/香門@いわき/マルル@いわき
3月17日( 豊崎自転車商会@土浦/大勝軒@佐貫/二郎@池袋/一蘭@上野
3月10日( 一風堂@吉祥寺/かぎや@吉祥寺/御天@井草

2002/02 <<>> 2002/04

> ちなみにこの月に食べた地元の店は以下の通り ≫ 『食べ倒し日記 2002/03』

3月29日(金)栄楽@瓜連
3月29日(金)中華めん吉@常陸大宮
3月28日(木)コタロ〜@那珂町・杉
3月27日(水)天天@ひたちなか・高場
3月21日(祝)萬楽@ひたちなか
3月21日(祝)麺吉@日立
3月20日(水)巨醤屋@ひたちなか・市毛
3月19日(火)とんこつ家@ひたちなか・高場
3月16日(土)人生@水海道
3月16日(土)
まるみ@鹿嶋
3月15日(金)えぞっ子@水戸・五軒町
3月13日(水)ラーメン@水戸・青柳市場前
3月12日(火)華林@ひたちなか・馬渡
3月09日(土)天天@ひたちなか・高場
3月08日(金)かつじゅん@ひたちなか
3月07日(木)ちゃあしゅう屋@水戸・常澄
3月07日(木)天天@ひたちなか・高場
3月06日(水)ごくう@ひたちなか・後台
3月05日(火)金龍菜館@水戸・城南
3月04日(月)ラーメンビッグ@那珂町
3月01日(金)八兵衛@ひたちなか・勝田表町

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 3月31日(いっとく@竜ヶ崎/ぽっぽっ屋@晴海/d&m@銀座
春休みの家族の都合が合う貴重な日曜日。目的はないけどこんな時は一応東京を目指すのが我が家流。久々の家族の東京食べ歩きの前哨戦として,家族では初めてこの店へ。
いっとく@竜ヶ崎:竜ヶ崎市松ヶ丘1-2-14 無休 11:30〜14:30/18〜20?<0297-64-6305>

県内で家族で食べる場合は下調べ済みの安心できる店が基本。一家で計3〜4杯食べるわけだから,失敗は許されないのだ。この店は僕的には県内では貴重なそう言うレベルの店。僕は前回と違うメニューをと言うことで「辛ネギラーメン・750円」を。初めて食べる妻と上の娘には基本の「ラーメン・600円」(ネギラーメンは700円)。下の娘には「こどもラーメンいっとくちゃん・200円」だ。あと前回から気になっていた「焼き豚ライス・350円」もつけよう。日曜の昼過ぎで店内は満席,待ち客2〜3人と言う盛況ぶり。店は順調に軌道に乗っていると言うことか。この店の麺はもちもちの太縮れ麺。改めて食べてみると,この麺は圧倒的な特徴があると思う。ブレンド系のスープの個性も際だっているから,系統的にはまさに現在の東京の話題の店のレベルと言ってもいいと思う。「辛ネギラーメン」には海苔の上にニラで縛った白髪ネギの束がちょこんと乗っていて見た目がキレイ。スープ表面に白ゴマが多量に浮きラーメンと差別化している。そしてバラチャーシュー。「いっとくちゃん」にはキティちゃんのカマボコがちょこんとのるのがご愛嬌。少食の下の娘もなんとか食べられる量で,家族連れには本当にありがたい配慮だ。この店の客に対する考え方がよくわかる一品である。

ぽっぽっ屋@晴海:中央区晴海1-8-15 晴海トリトン3F 無休 11〜15/17〜23 <03-5144-8259>
晴海の国際見本市会場でモーターショーとか開催されている頃は年に何回か催し物がある度にかちどき橋をわたってこの一帯に来たものだが,幕張メッセやお台場ができてからは滅多に来なくなった。その晴海通り,晴海3丁目交差点北側の一帯に新しくできたビジネス&ショッピング&住居の複合施設「晴海トリトン」。その商業部分の一角,3Fの書店の奥にこの店ができた。「ぽっぽっ屋@小伝馬町」支店である。「二郎@堀切」系と言うことになろうか。無着色のトタン板の外壁に赤いのれん。赤い扉には「ほっぺがぽっ湯気がぽっもちもち麺でおなかがぽっ」の文字。いわゆるパシオ系の外装だ。三角形の店内は極端に狭く,カウンター4+5席で,あとは4人テーブル一つのみ。メニューはらーめん700円・つけらーめん750円・ちゃーしゅーめん850円で大盛り100円増しと言う構成。「トロリ杏仁豆腐・250円」と「黒ごま豆乳プリン・250円」と言う,女性ならそそられるメニューもあるがこれは夜のみの模様。二郎系らしく,麺の固め柔らかめ,タマネギの多め少なめに応じてくれる。つけめんを注文。窓際のカウンター席で川を見下ろし,高層マンションを見上げながら食べるいつもの「極太麺」。至福の時だ。つけ汁はメンマ入りで,酸味がきき一味の浮いた甘めの背脂系。別皿でキャベツ・モヤシ・チャーシュー・キクラゲ入りの麺。量的には「二郎@堀切」あたりと比べるとやや少なめな感じ。でも「根性入りの極太麺」だからもちろん食べ甲斐がある。4月1日から「海の塩らーめん」(800円・夜限定)が始まるようだ。1階部分に大きな駐車場があるが(1時間400円),店で言えば1時間無料券をもらえる模様(食事金額の下限は不明)。日曜に家族で楽しめる「二郎」ができたことはとても喜ばしい。豊富なテナントや煉瓦造りの中庭で楽しむこともできるので家族連れには一石二鳥である。ちなみにこの日は連食になるので,妻子は同じフロアのコーヒーショップでケーキを食べていた。そう言う時間の使い方もできるのはありがたい。
d&m@銀座:中央区銀座5-14-15 無休 16〜翌5(日祝〜24)<03-5148-3600>HP:www.zetton.co.jp
ラーメン目的では最近はあまり近づくことのない銀座界隈だが,晴海からだし,「東京1週間」(2002/04/03)の特集「ラーメン新激戦区」で大々的に「名古屋ブームの最終兵器”台湾ラーメン”が東京に進出」などと掲載されていたのにつられこの店を目指す。歌舞伎座が真正面に見える路地裏。1階はガラス張りの調理場。待ち客は6人。カウンターはあるもののこれは待ち客のスペースのようだ。スタンドバーのような扱い。ビールを飲んで待つ感じ。次はその奥のソファーで待つことしばし。結局4階の個室に通される。壁できっちり仕切られた1m×1mの寝台車のような空間。照明はスポットライト1本で,ユニークではあるが家族で食事を楽しむ雰囲気ではない。当然「場違い」を痛感したが時すでに遅し。注文したのは「東京1週間」に大きく写真が掲載されていた「台湾ラーメン・680円」。が,これが実に小さい。大きめの御飯茶碗ほどの小さなステンレスの器。具はニラにひき肉。豆板醤色のスープは見た目通りかなり直接的な辛さで,食べているうちに頭に汗をかいてきた。「蒙古タンメン中本」あたりとは辛さの質が違う。胃が痛くなりそうだ。麺はかなり柔らか目。量も少ないから,まるで食べた気がしない。ラーメンとしては極めて不満足。他に注文した「とろろオクラ御飯・680円」はそのまんまのもの。「海老天ムス」は500円だがこれまた小さめのものが3個のみ。「釜飯」は2人前780円なのだが20〜30分かかると言うので断念。名古屋系の店と言うことで,味噌カツを注文してみる(味噌おでんもある)。キャベツが少々添えられたその味噌カツは1本100円で3本からの注文だが,これまた予想よりずっとコンパクトで一口で食べられるくらい。味噌はそれほど強くないがまさに酒の肴である。帰り際にお口に合いました?と聞かれて思わず「量が少なかった」と答えたが,そもそもここはダイニングバーで,しかも天下の「銀座」なのだ。食事目的というよりは酒を飲んで,麺類・御飯類は最後に軽く食べるためのものと言う位置付けなのだろう。構造的に言っても「ラーメン目的」では辛い空間だ。2階・3階はゆったりしたダイニングスペースだった。麺類は他に「エスニック焼ききしめん」「ジェノバうどん」「海苔コロきしめん」等々。でも僕はラーメンが食べたいわけだから,この店に二度と来ることもないだろう。「東京1週間」のラーメン特集に掲載されたこと自体が不思議な店である。そもそも「台湾ラーメン」って名古屋の味なのだろうか?話のタネにはなったが,ラーメン的な欲求はまるで満たされなかった。
我が家のお約束で,銀座を通ったら「木村屋総本店」でアンパンを買うことになっている。山ほど買って帰る。
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 3月24日()のぞみ家@いわき/香門@いわき/マルル@いわき
>「いわきラーメン事情」参照
家族で行動の日なのだが,仕事の関係で東京に行くにはちょっと時間が中途半端になってしまった。と言うことで福島県へ。いわきの新店の情報が入ってきたのも大きい。
のぞみ家@いわき:いわき市小名浜寺廻16-1 水休 11〜20
周囲は静かな港町。人通りは少ない。左側に高めのカウンター,右側の壁沿いに小さなテーブルが並ぶ。基本となるラーメンは600円で,中盛り700円・大盛り800円とメニュー的には「家系」の構成だ。チャーシューメンは各850・900・950と言う微妙な値段。大盛りならチャーシューメンがお得?そのチャーシューは標準でも2枚。あと一応ホウレン草ものるが,縁に立てずに中央で水分を含みへたった海苔3枚がどうも寂しい。海の町の割には海苔の質自体はいいとは思えない。スープは豚骨醤油と言うにはやや色の濃い茶濁スープで,表面に透明な油が浮いたもの。魚系のテイストも感じたがどうやら昆布ダシのようだ。あと鳥ガラに豚骨少々(妻が聞きだした)。一言で言うならクセが強い。しかも家系のそれではない。家系の形をとってはいるが,系統的にはオリジナルなのだろう。かなりアクの強いタイプなので,家系の経験があれば「家系風」と言うことで理解できるものだが,一般的にはちょっとつらい個性かもしれない。匂いがきついのだ。茨城で言えば「味味@茨城町」のようなもの。ちなみにこの店は禁煙。夫婦2人で営業しているようで,奥さんは控えめで一生懸命な感じだから印象がとてもよかった。
三崎公園@いわき小名浜
小名浜港の東側の岬部分にある広大な公園。東側奥の岬先端部分にある「潮見台」がいい。崖の先端から空中に展望台が飛び出し,足の下には何もないことになり,なかなかに迫力がある。屋上からの眺めもきれいだ。その手前の谷の部分には閉鎖された芝スキー場。荒れていてちょっと寂しい。アスレチックコースもあったので,しばしそこで娘達が遊んでいた。それをデジカメに収める。他に人はいないのでこんな日曜に茨城から来て遊んでいる我が家がかなり不思議に見える。無料の駐車場。広場の中央には展望タワーもあるが(有料),海側の景色だけなら「潮見台」でも充分だろう。
香門@いわき:いわき市平谷川瀬三十九33-2 不定休 12〜15/18〜23 土日祝12〜23 <0246-21-1114>
平地域を東西に走る国道6号線。その南側を並行して走るにぎやかな広い通り。カラオケシダックスの交差点を南下してすぐ右側にある。白地に香門と描いてあるだけの暖簾がこだわりを感じさせる?道を挟んだ向かい側に細長い駐車場があるからクルマでも便利だ。左に高めのカウンターで右壁にテーブルが並ぶ典型的な構成。入口に券売機がある。らーめんは600円・味噌or塩は650円と言う基本構成。ちゃーしゅーは250円アップ。「塩」にも惹かれたが,まずは基本だろうと「らーめん」(醤油味)を注文。オーソドックスな透明なものかと思いきや,さらっとした「茶濁」スープ。野菜を煮込んだ豚骨ベースだそうな。麺はストレート中麺の卵麺で固めの印象。チャーシューは縁に焦げ目の付いたバラロール。メンマに青ネギがパラパラと。三角海苔が乗るのが特徴的。他に客がいなかったので,東京の店(「香門@中野」)との関係を聞きたかったのだが,カウンターと調理場の間には簾が下ろしてあり,店主とはちょっと話し辛い雰囲気。その後次々と客が入ってきたので,結局聞きそびれてしまった。もっとも僕自身,「香門@中野」は石神本(「ラーメン王」)掲載の店の中で印象が薄かったので比較しようもないかも。
マルル@いわき:いわき市平南白土字八ツ坂132-1 ?休 11〜22(暫定)<0246-21-7014>
バカうまぶっちぎりマルバラーメン@浦安」の支店として「どんぶり会議」で話題(2002/12/17)になった店。先月中旬(2/19)にオープンしたばかりだ。香門から見ると東南側の幹線道路沿いの交差点角。店前のスペースが5台分ほどの駐車場だ。ガラス張りの明るい外観で,コンビニタイプの店舗にカウンターのみの座席レイアウト。入口脇のベンチは待ち客用だ。チェーン店ではなく「独立」のようだが,本店と同じメニュー構成で麺類は2種。こってりの「赤皿ぶっちぎり」が680円で,ふつうの「ぶっちぎり」も同じ値段だ。バリエーションの「のせもの」(トッピング)として,バカチャーシュー(300円)・バカネギ(200円)・木くらげ(100円)・バカのり(100円)・みそ玉(=煮たまご・100円)があり,これらの「全部のせ」が1100円。単純に足すと+800円だからけっこうお得。チャーシューを含め2品のせるなら「全部のせ」がいいと言うことだろう。替え玉は100円だが,メニューに麺の固さ(茹で時間)も小文字で指定されており,ヤワラカメ(1分)・ノーマル(40秒)・バリカタ(30秒)・ハリガネ(15秒)・粉落とし(5秒)と,本格的。でも「マルバ」って博多系だったの?運ばれて来たもの(赤皿ぶっちぎり)は,赤皿に乗った小振りなどんぶりに白濁したスープ。煮たまご以外のトッピング(チャーシュー・海苔・木くらげ・万能ネギ)はデフォルトでものっている。スープの印象は「甘いっ!!」。バターでも入っているのかと思うくらい甘ったるさだ。オリジナルとして考えれば面白いとは思うが,博多ラーメンというくくりではちょっと違和感がある。まぁその点は本店同様「博多」とは一言も言っていないのだからこれでいいのだろうが・・・。いずれにせよこの濃厚さは食べるのに覚悟はいるが,はまってしまうとクセになるタイプのスープである。「ごはんもの」として「今日のごはん」(200円)と言うのがあったので注文してみたら,白い皿に盛られたごはんにチャーシューくずが無造作に盛られた,けっこうボリュームがあるものだった。これは値段からするとお得。
さはこの湯@いわき:いわき市常磐湯本町三函176-1 毎月第3火休(祝日の場合は翌日)8〜22
料金:大人150円(小人100円)・休憩込み(10〜16)は710(510)円・<0246-44-0385>
湯元駅北側の町中にある日帰り温泉施設「三函の湯」。江戸末期の建物様式を再現した純和風の建物で,正面に凝った造りの「さはこの門」,土蔵風の白壁の上方にそびえる「火の見櫓」を配置した地上4階の立派な施設だから,周囲の建物を抜いて建物単体で見るとけっこう感激する。敷地は狭いので更衣室はかなり狭く,浴場も銭湯程度の大きさだが,岩風呂が効率よくレイアウトされていて温泉場の雰囲気が出ている。何と言っても入浴料が150円だから立ち寄り湯としては十分以上だろう。いわきに行ったらお薦めである。駐車場は向かいの路地の奥にあるが,入口も中も狭いので注意が必要。
思いつきできた割にはけっこう充実した日曜だったかもしれない。>「いわきラーメン事情」参照
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 3月17日()豊崎自転車商会@土浦/大勝軒@佐貫/二郎@池袋/一蘭@上野
まずは「どんぶり会議」の投稿で知った「豊崎自転車商会@土浦」(土浦市城北町10-1:水休 11〜19 <0298・21・2125>)へ。そのあまりにユニークな店名にそそられ即訪問する。土浦市中央1丁目交差点を左折して道なりに100mほど入る。わかりにくい場所にある,地味な店かなと思ったらけっこう町中にある地元密着タイプの店だ。角の自転車店自体も時代に取り残されたような懐かしい造り。その自転車店の脇に赤い「ラーメン」の暖簾。看板はない。引き戸を開けるとテーブル二つで一杯の店。二坪ほど?ラーメン350円。チャーハン500円(半チャーハン300円)。具はナルト・メンマに小ぶりだが脂身のないしっかりしたチャーシュー。スープはしっかり醤油色の甘めのもの。きりりと熱いから印象は良い。麺は昔ながらの平凡なタイプだが,ちょっと太めでほどよい固さ。優しげなおじさんとちょっと怖そうなおばさん。店主夫婦も実にいいキャラだ(笑)。きっちり冷たいお冷やも好印象。麺がどうの,スープがどうのと言うタイプの店ではなく「店そのもの」に味がある店だと思う。300円の半チャンをつけるのが正しい食べ方かな?>「どんぶり会議」の投稿@参照

次は久しぶりに「大勝軒@佐貫」。午後3時近くで外まで溢れる行列。店前にどんと業務用冷蔵庫が置かれていることに初めて気がつく。「どんぶり会議」で話題の「味噌」(850円)&「スタミナ」(1000円)が目的だったのだが,ボタンを押そうと思ったら売り切れの赤ランプ。仕方なく泣く泣く普通のもりそばにしたら,「味噌を作ったのでよろしかったら試食してください」と若い人が味噌のつけ汁も出してきて,驚く。でもラッキ〜。待ってる間に「オレはこの店馴染みなんだ〜」と話していた隣の若者に???と顔を覗かれた。ご主人はずっと奥で僕は見えなかったと思うんだけど,見えているんだろうか?で,味噌もしっかり大勝軒のテイスト。味が濃い。しょっぱいのではなく「味」が濃い。酒?ミリンも?「味噌は結局味噌の味だろ〜」とあまり期待していなかったけど,大納得の味だった(笑)。野菜も盛り沢山。これは新たな選択枝が増えてうれしい。

秋葉原。シヤ一プ
二郎@池袋:池袋東口店 月休 11:30〜15/17〜21
最近は「二郎」を1軒どこかに入れなければ納得できない体質になりつつある。南池袋公園のそばにあるこの店,来るのは2度目。20時過ぎで待ち客2〜3人。入口にある券売機で食券を買い,入り口わきの壁にびっしり貼られた名刺を眺めながらじっと待つ。「カネシ醤油」の缶が見える。飾ってある写真は三田本店でのオヤジさんとのツーショット。「直系」と言うことだろう。ニンニク,背脂,辛さ,野菜の量を指定できるが,これは出す間際(麺が茹で上がってから)に聞かれるのがお約束だ。うどんのような麺。「二郎だよなぁ〜」とにんまりしていただく。でも卓上にコショウがあるのは珍しい。背脂の量も二郎としては少なめかな。でも考えてみれば,これが普通のバランスだろう。ちょうど良い量というべきか。充分満腹感はある。トッピングのオーダーで本来の二郎スタイルに戻せると言う考え方のようだ。満足して店を出る。二郎の日曜営業は貴重だ。
一蘭@上野: 台東区上野7-1-1 アトレ上野山下口店 無休 24h <03-5826-5861>
「どんぶり会議」で話題の店。本店は博多にあるこの店,六本木店」に続き関東2軒目の進出である。上野駅自体,クルマを運転するようになってからほとんど行っていなかったので久しぶりだ。改装してガラッと変わってしまった。4号線側から近づいたのでちょっと迷った。正面玄関から入ると,中央改札口を右に見て左奥と言う感じ。向こう側の道に出るイメージだ(上野公園側?)。日曜の深夜0時近くでは通路は明るいものの,手前のテナントはみな閉まっていて,奥の一蘭はけっこう目立つ。もちろんこの時間ではさすがに行列はなく,指示された4列ある席の一番左側の列は全部空席で,その一番奥に座った。作っている人どころか運んでくる人の顔も見えない構造だから,ラーメン自体も機械的に作られる印象を持ってしまうが,スープ的には六本木店と同じ。麺は固めを頼んだらちよっと僕には固めだった。食べているうちに表面の油が固まって来たから,けっこうトンコツ濃度がある。あと味は唐辛子の影響をかなり受けるから,博多の基本を味わいたいなら最初にオーダー票を書く時に,「辛子抜き」にするのもいいかもしれない。茨城のラーメン好きの人が上野駅を利用したら,是非,経験のためにも一度寄ってみて欲しい店だと思う。店の構造自体,話のタネになるから・・・(笑)。>「どんぶり会議」に投稿(2002/03/20)
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 3月10日()一風堂@吉祥寺/かぎや@吉祥寺/御天@井草
今日の目的はラーメンではない。昨年末から待ちに待った「ジブリ美術館」の日。苦労してとったプラチナチケット指定の時間は12時。この時間以外は無効になってしまうシビアなもの。家族全員の体調を整え,朝7時半に満を持して自宅を出発,常磐道を飛ばし外環道から練馬インターへ。10時前に無事吉祥寺にたどり着く。問題は駐車場所。井の頭公園駐車場は当然の如く満車で,片側1車線だから空き待ちもできない状態。入口前に停車すると即ガードマンに移動を促される。少し先(南側)にコインパーキングがあったのだが,鼻の差で先にとめられてしまった。時間もあったのでぐるぐると吉祥寺駅周辺を回り,吉祥寺通りを東に向かった先(吉祥寺南2-29)で1時間300円のコインパーキングを見つける。通りから見下ろせる一段低い場所だが,入口は一本北側の一方通行の道側にあり入場しづらいからこの値段なのだろう。ジブリ見学で長時間駐車を予定していたのでこの1時間300円と言う料金はありがたい。さて,入館前に昼食である。のんびりと吉祥寺駅方面に向かう。やはり一応ここはラーメンだろう。
一風堂@吉祥寺:武蔵野市吉祥寺本町1-18-1 11〜翌4<0422-23-8186>
吉祥寺駅北西部の吉祥寺大通り沿い,近鉄の南側にある。店は地下1階で,狭い階段を降りる。ジャズ。壁側に2人テーブルが並び左手前に6人テーブル2台。左から奥に続くカウンター。白丸元味と赤丸新味(700円)を2杯ずつ注文。「違いがわかりますか」と聞かれたので「白丸がこってりでしょ?」と答えたら「赤丸がこってりです」と言う。僕の認識は本来の博多スタイルを東京向けにアレンジしたのが「赤丸」だと思っていたので「???」。出てきた赤丸はニンニク油に背脂が浮き(だいぶ前に食べた恵比寿の「赤丸」はこんなだったかしら?)辛し味噌・味付きぶつ切りチャーシューがのったもの。コッテリと言えばたしかにそうだが,娘にも妻にも油っぽいと不評。ボリュームはあるが,どんどん博多ラーメンから遠ざかっていくような印象。明太子ごはん(280円)には海苔に黄色いタクアン細切りがのる。量的にサイドメニューとしてちょうどいい。開店を待って2組目で入ったのだが,出るときには狭い階段まで行列していた。
さぁ,家族憧れの「ジブリ美術館@三鷹」へ。>詳しくは「トトロ家族の武蔵野探訪〜『ジブリ美術館@三鷹』奮闘記」参照
かぎや@吉祥寺:武蔵野市吉祥寺南町4-21-16 11:30〜15/17〜22(日祝通し)<0422-48-4898>
井の頭通り沿いにあるこの店,駅からもかなり遠く,きっちり片側1車線だから車はとめづらい。外観もかなりそそられない。本に掲載されなければまず入らないタイプの店だ。奥に続くカウンターのみの店。キャップをかぶった女性が主人のようだ。奥のトイレに行けば使ってる素材までわかりそう。挽き肉がのった,看板通りまさに「中華そば」。歯切れのいいストレート麺に濃い醤油色のスープ。表面の油のせいでかなりスープは熱々。コクもあり丁寧に作っている感じはするのだが,今の時代ではインパクトが弱いかも・・・。石神本(>「ラーメンSELECTION 2002」)にも現代本(>「週刊現代2002年・最強のラーメン307軒」)にも載っている店なのだが期待したほどではなかったかな。
すぐ東側の「ジョナサン」で待っていた妻と子に合流。ファミレスではどうしても余計なものを1〜2品注文してしまうから高上がりにあると妻は不満顔。でも娘達は上機嫌。
最後に久しぶりに「御天@井草」へ(>「東京の博多ラーメン」参照)。メニューがどんどん増えている感じで,しかもそれがステーキ,リブ,ソテー,牛タン塩焼,角煮等々だったりするから,久々に行ったら壁のメニューにシンプルなラーメンが見つからず(テーブル席から見えなかった?)「・・・ラーメン?」と疑問形で注文してしまった。トムヤンクンの「タイ式ラーメン」,カレーそぼろの「インド式ラーメン」というもとても気になったのだが,たまにしか行かないのにそこまでは冒険できない(笑)。値段もたしか900円くらいした(高い〜)。この店でお持ち帰り用の「辛子高菜」1パック(400円)を買って帰るのが我が家の恒例だったのだが,その貼り紙も見つからず断念。ちょっと心残り。>「どんぶり会議」に投稿(2002/03/14)
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