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九州のラーメン 

 

【博多・小倉】

しんきろう」「一竜」「トキハ」「呉明朝」「元祖長浜屋

一蘭天神本店」「魁龍@小倉

【久留米】

南京千両@久留米」「大砲ラーメン@久留米

【別府・大分】

なべさん@別府」「ばかうま@大分

【長崎・佐世保】

江山楼@長崎」「四海楼@長崎」「お栄さん@佐世保

【熊本】

黒亭@熊本」「桂花本店@熊本

【鹿児島】

くろいわ本店@鹿児島

「西日本横断ラーメン強行軍」(1999/05/02〜)

>「三連休で九州縦断」(2003/05/03〜)

> 「長崎から広島へ,平和を祈るラーメンの旅」(2004/05/02〜)

【博多のラーメン】

 しんきろう@天神前・屋台

1999年年05月02日)・・・「西日本横断ラーメン強行軍」

要するに「屋台」である。ジャンボさんのHPで紹介されていた店だ。天神前(大丸の前)という大きな交差点にある。若いお兄さん二人が切り盛りしているようだが,接客も礼儀正しく初めて入っても居心地はいい。正調(?)の博多弁と言うのも初めて生で聞いた。目の前のガラスケースには新鮮な材料が並べられ,中でもメニューにもあるステーキ用の牛肉の鮮やかな赤色が目を引く。頼んだのはラーメン(500円)だけだったが,そのラーメンのスープが秀逸だった。かなりこってりしたトンコツスープだが,全然くさくないのである。東京で食べると,「東京人に合わせて」といってあっさりとんこつになったり,「本場の味はそうじゃない」とやたらけものくさくなったりで不満があった。その中では「御天@井草」とか「金太郎@足立」あたりがちょうどいいと思っていたのだが,「しんきろう」はその上を行くバランスの良さだ。博多ラーメン大好きの妻は「これはおいしい」と言ってスープを飲み干した。僕も当然そうした。この一杯のために博多まで来た甲斐があったと言ったらほめすぎだろうか。とにかく満足した。屋台でこの味が出せるのなら,若い店主(?)が店でも持ったらどうなるだろうとも思ったが,どうも博多では思ったほどラーメン店が昼間目に付かない。屋台の方が格が上なのかもしれない。そう感じた。(1999.5.2 深夜)

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 一竜@中州・屋台

1999年年05月02日)・・・「西日本横断ラーメン強行軍」

中州の川沿いにズラッと並ぶ屋台の一番手前で,深夜2時に10人くらい並んでいたので妻と並んでしまう。やせた老夫婦(?)の店で,帽子をかぶった若い男の人(息子?)がラーメンをつくっていた。屋台の他,外に6,7人かけられるテーブルがある。ラーメン目的のような観光客っぽいグループが目立つ。出てきたラーメン(700円)は思ったよりあっさりしていて拍子抜けする。キクラゲがのっているのが珍しいか。つくる課程を目の前で見ていたのだが,しあげに白コショウをばっと振りかけてる。案の定,コショウの味が強く出てしまう。こういっては悪いが,並んでる割にはインパクトのないラーメンだったと思う。博多らしさ(濃厚トンコツ)が少なかったと思う。妻もスープを残す。「しんきろう」のすぐ後だったので余計そう感じたのかもしれない。僕自身は決して満腹ではなかったのだが・・・。(1999.5.2 深夜)

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 トキハ@天神:福岡市中央区天神1-15-3 10:30〜22:30

1999年年05月03日)・・・「西日本横断ラーメン強行軍」

博多の町は「どんたく」で大混雑。探し当てた「一風堂」は予想を遙かに超える大行列(100人くらいいた),「一蘭」も同じようなもの。あきらめてどんたくを見ていると,どんたくコース最終点あたりの水鏡神社脇に立て看板。「おかあさん,ここが純粋トンコツスープで博多ラーメンがおいしい店です」と堂々と書いてある。よく見れば雑誌の切り抜き記事も貼ってある。旅行ガイド誌「るるぶ」の記事だった。こういった本に紹介されるのはどういう経緯によるのかわからないが,車に戻って他の店をさがす気力もなくなっていたので入ってみる。1階にカウンター,2階は座敷(テーブル5台)という店だった。やや元気のない店員の女の子がラーメンを運んでくる。「るるぶ」に「子供の頃食べた脂濃くない博多ラーメンを復活させる」と表現されていたそのラーメンはやや澄んだ白湯とんこつと言った感じの物だった。ちょっと目先が変わっていて食べやすいとは思ったが,クセになるような特徴のある物ではなかった。少なくとも僕にとっては「博多に来てこの一杯」と言うレベルではない。ただ「るるぶ」片手の女の子のグループには受け入れられやすいさっぱりめの博多ラーメンだとは思った。

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 呉朝明@博多:福岡市中央区舞鶴1-6-12 日休 17〜翌1<092-722-5260> 

2003年05月03日)・・・たった三連休で念願の『九州縦断』旅行

長浜公園に近いマンションの1階にあるこの店,元々は屋台だそうだが,今は基本的に居酒屋のようだ。ラーメンを注文しづらい雰囲気だったらどうしようと心配したが,夕方6時過ぎのこの時間では飲み客はいなかった。店の雰囲気も明るい。今回まずこの店を選んだのは,60種類という多彩なメニューで娘達にラーメン以外のものも食べさせられるかなと思ったから。でも,メニューには手軽な感じの一品料理が並ぶものの,当然のことながら酒の肴と言う内容だ。娘達もやはりラーメンを食べたいというので,結局ラーメン(600円・替え玉はできない)+味玉(+100円)と特製チャーハン(550円)に名物という焼きワンタン(500円)を組み合わせて注文する。うす茶色のスープはこってり感はないものの,旨みを十分に感じるまさに博多系。具は大きなももチャーシューと細切りのキクラゲ。白ゴマと万能ネギが多量に浮いている。特製チャーハンはベタッとしたソースで味付けされた独特なもの。焼きワンタンは皮がパリパリの小さなワンタンが並んだ一皿。さて,ひとくちに「博多ラーメン」と言っても,こってりめの「久留米系」と,それに比べれば 比較的軽めの「博多系」があると言うことを,最近になってやっと理解したわけだが,そうは言っても昔のイメージで,とんこつ臭を隠さないような濃い(重い)ラーメンが 「本場の味」だとずっと思いこんでいた僕(&妻)には,この店のスープは旨みは十分感じるもののちょっともの足りなかった。でも,店の形態通り,楽しく酒を飲んだあとにこのラーメンを食べられたならかなり幸せだなと思ったのも確か。次の機会には・・・っていつになることやら。

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 元祖長浜屋@博多:福岡市中央区長浜2-5-19 無休 24H <092-781-0723>

2003年05月03日)・・・たった三連休で念願の『九州縦断』旅行

長浜屋台村の入り口にあるこの店,大きなテーブルが3台ほどの店内は満席で従業員も多いのだが,入店しても反応があまり無い。いつまで待っても注文も聞きに来ない。それもそのはず,メニューは400円のラーメンのみなのである。入れば自動的にラーメンが作られるようだ(家族連れの場合は「何杯ですか」と聞かれる模様)。やや透明感のあるスープは豚頭を使わない分粘度は低く,表面の油でこってり感が出ているタイプ。麺の量は多く,一般的な博多ラーメンの1.5倍くらいの量ではないかと思えるほど。しかも替え玉&替え肉(煮バラだが)が各50円だから,500円でかなり満足できる量になる。さすが元祖。タレもお茶もやかんに入っている。この店の雰囲気と400円のラーメンは味的にはともかく博多に来たら経験はしておくべきだろう(笑)。

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一蘭@天神本店:福岡市中央区天神1-10-15 無休 24h営業 <092-736-5272>

2004年05月02日)・・・『長崎から広島へ,平和を祈るラーメンの旅』

朝一番で食べたのは5年前に大行列で断念したこの店。今や一蘭は東京でも食べられるが,24時間営業とのことなので朝の1杯として選んだわけだ。24時間営業でありながら,店の周囲は別に歓楽街でもない一帯。大きなビルの間の路地奥にあり,休日の朝早いせいか人通りが全くなく,周囲がガランとしているこの時間帯に行くと,本当に営業しているのか不安になるような立地条件。だが,しっかり営業していた。狭い店内に仕切をつけた席が並ぶ。注文は全部「普通」で頼んでみたが,印象としては東京の店より辛味が効いて(量が多い?),スープ自体もこってりしていたように感じた。初めてわかったのだが,ここの替え玉は最初からタレがかけてある。あと,一蘭は24時間営業の店が福岡各地にある。ラーメン好きなら朝ご飯にちょうどいいかも(笑)。 

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魁龍@小倉:福岡県北九州市小倉北区東篠崎2-1-6 無休 11〜23(日祝〜21)<093-922-6666>

2004年05月02日)・・・『長崎から広島へ,平和を祈るラーメンの旅』

思ったよりも町はずれにあった。外観は年季の入った和風の古い居酒屋〜食堂と言った風情。『魁龍』と大きな字で描かれたグリーンの暖簾が印象的。ラーメンを注文。味・雰囲気共に大満足。どっしりしていながら臭みのないスープ。いかにも博多と言う味わいの極細麺。このスープ,この麺がまさに僕の永年イメージしてきた博多ラーメン(正確には久留米系)だ。この一杯だけでもここまで来た甲斐があった。もっと食べたかったのだが,意外にも「替え玉」がなかった。残念。白飯のおにぎりを注文すると卓上の「魁獣みそ」をつけて食べることができる。これがなかなかにうまい。瓶詰めの「魁獣みそ」をおみやげに購入。公式HPがある。

 

【久留米のラーメン】

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 南京千両@久留米:久留米市東町の明治通り沿い「くまもとファミリー銀行」前 第二日・雨天休 17〜翌4

2003年05月03日)・・・たった三連休で念願の『九州縦断』旅行

どんぶり会議」で以前話題にした「大人のラーメン学」の紹介記事を読み,今回の旅で最も期待して訪ねた屋台。想像していたよりもずっと大きな通りに堂々とテントが立っていた。幕で覆われた店内に入ると若い男性が一人で切り盛りしている(あとからおかみさんらしき女性も来た)。やや薄茶色の白濁したスープは見た目も味もあっさりしたもの。麺がいわゆる博多系の極細麺ではないため(中細の縮れ麺),現代の博多〜久留米のイメージにはかなり遠いものだったが,九州とんこつの『原点の店』と言われるだけに, その原点を経験できたのはラーメン好きとしては幸せだったと思う(笑)。でも単にラーメンとしてみると「久留米系」としてはかなりもの足りないかなぁ。少なくとも妻は不満顔だった。市内に系列店が4店もあるようだし,なんとオフィシャルHPまである(チャルメラが鳴るので注意)。創業当時のままというこの屋台は,いわばシンボル〜広告塔のようなものなのだろう。

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 大砲ラーメン合川店@久留米:久留米市合川町穴町729-1 11〜翌2 <0942-44-1116>>合川店HP

2003年05月03日)・・・たった三連休で念願の『九州縦断』旅行

この店も元々は屋台から出発した(昭和28年)店らしいが,今や立派な店舗でチェーン展開しているようだ。この合川店はHPを見ればわかるとおり小学校の校舎をうまく利用して店舗にしている。22時30分過ぎで行列が。入り口で待つことしばし。広い店内は若い従業員が元気よく動き回り活気がある(チェーン店らしいノリだが・・・)。屋台時代のこってり味を再現したと言う『昔ラーメン』を注文。450円という極めて良心的な値段設定でありながら具沢山な印象。肝心のスープも,店の外観から予想した以上に濃厚で,今回食べた4軒の中では期待したイメージに もっとも近い「濃さ」だった。大盛りは+100円で,「各ラーメン+ごはん(小)またはおにぎり(1コ)+半ぎょうざ+つけもの」と言うセットはなんと+200円で食べられる。チェーン店だからとあなどれない満足いく内容だった。余談だが,目の前に座った綺麗な若い女のコ2人組の生の博多弁がとても強烈だった。「今は都合が悪い」と彼氏にケイタイを切られたらしく,彼を責める責める・・・(笑)。こういう生の方言を聞くのも旅の楽しみのひとつかな。はるか九州の久留米で,ラーメン共々印象に残った一こまだった(笑)。

 

【別府・大分のラーメン】

別府のラーメンの第一目標は,別系統の情報で知った「玉八@別府」だったのだが,当初の予定より1日早く行ってしまい休店日(日曜)に当たってしまった。別府駅前の1等地商店街なのに,この店に行くその路地をちょっと入っただけで別世界のように怪しげな一帯。開いていれば「のんきや@夕張」のようなオーラを感じさせる店だっただけに実に残念!!

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なべさん@別府:別府市浜脇1-8-5 月休11〜15/17〜24 <0977-23-6400>

2004年05月02日)・・・『長崎から広島へ,平和を祈るラーメンの旅』

ネット情報で別府なら必ず出てくるこの店,常に満席と言う人気店。が,味濃い目だけどスープ薄めと言う感じ。去年食べた「くろいわ@鹿児島」みたい。麺も柔らかめで,今日の出来が云々と言うよりそう言うラーメンなのだろう。個性的と言えば個性的で,店の佇まいに趣でもあればこれはこれでよかったと思うのだが,中途半端に造りが新しい明るい店だったので,どうにも普通っぽくなってしまう。一緒にちゃんぽんと中華丼を注文したのだが,残さないのがモットーの我が家もだいぶ残してしまった。

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ばかうま@大分:大分市都町2-5-13 不定休 20:00〜翌2:30 <097-536-3052>

2004年05月02日)・・・『長崎から広島へ,平和を祈るラーメンの旅』

大分駅近くの典型的な夜の歓楽街にあった。ただ,ネオン輝く夜間でもちょっと わかりづらい店。路地の奥にあり,表通りの赤い看板だけが目印。最初見つからなくて,近くの角にあった別の店に入りそうになった。店自体はこぢんまりとしていて,装飾は今風のレトロ。比較的最近の店のような印象。ラーメン的には細麺&白濁とんこつスープで,具にキクラゲがあり,黒いマー油が浮いているのが特徴的(大分的?)。十分に水準以上の「博多ラーメン」だった。

 

【長崎・佐世保のラーメン】

長崎ならラーメンより『ちゃんぽん』だろう。そもそも,僕のちゃんぽん経験の原点は25年前の渋谷駅南口・R246沿いにできた「リンガーハット」(笑)。それ以来,インパクトある「こってり系」スープが本場の味だと 言うイメージがずっとあって,石神本に変わらず掲載される「来来来@三軒茶屋」なんかはあっさり系で食べてもどうもピンと来なかったのだ。

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江山楼中華街本店@長崎:長崎市新地町12-2 不定休 11〜21(L.O 20:30)<095-821-3735>

2004年05月03日)・・・『長崎から広島へ,平和を祈るラーメンの旅』

新地中華街の路地奥にある店。そんなに大きな店ではないのだが,こちらも連休のせいか大混雑で,入口から人があふれている。受付で名前を書いて1時間待ちの人気。その待ち時間に近くの「出島」の観光ができた(笑)。ちなみに2000円からのコース料理にすると別系統の予約となり,かなり早く順番が回ってくるようだ。もちろんちゃんぽんを注文。僕の描いていた理想のスープの「濃さ」&「太麺」。スープは一口で「おっ」と感じる独特の旨味のクリーミーなもので圧倒的な「個性」を感じさせ,かん水でなく唐灰汁でこねたという本場のちゃんぽん麺もまさにイメージ通り。大満足。できれば夜に来てじっくりと他のメニューも楽しみたかった。コースにした方がこの店は楽しめると思う。

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四海楼@長崎:長崎市松が枝町4-5 不定休 11:30〜15/17〜21 <095-822-1296>

2004年05月03日)・・・『長崎から広島へ,平和を祈るラーメンの旅』

グラバー園」そばの,観光客用の駐車場が集中している場所にどんとそびえ立つ立派な5階建てビルのこの店は,なんと昼1時前で早くも昼の予約受付を終。5時半に再訪したら,またも記名して1時間待ち状態(汗)。エレベーターで上がった5階ホールが人であふれている。海側がガラス張りで,長崎港を見下ろす絶好の眺め。港側から見てもかなり堂々とした建物だ。こちらのちゃんぽんも,僕の描いていた理想のスープの「濃さ」&太麺。魚介系の効いた粘度のあるスープで,食べてありがたみがある。麺も同様。こちらも満足。→公式HP

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お栄さん@佐世保:佐世保市戸尾町1-13 無休 24H営業 <0956-25-7674>

2004年05月03日)・・・『長崎から広島へ,平和を祈るラーメンの旅』

24H営業の店。サラリとした白濁豚骨スープで, タレの味も濃く,ニンニクも効いていて,それが博多系の細ストレート麺によく絡んで食べやすかった。地域性はよくわからないのだが,個性あるラーメンを食べられたと言う気分になった(笑)。

 

【熊本のラーメン】

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 黒亭@熊本:熊本市二本木1-2-29 木休 10:30〜20:30 <096-352-1648> Pあり(離れた場所に2カ所)

2003年05月04日)・・・たった三連休で念願の『九州縦断』旅行

映画「東雲楼」の舞台にもなったという歴史的にも価値がある一帯だが,年季の入った店の前には繁華街でもないのに10人ほどの行列が。入り口通路の両脇にカウンター4+3席,店の左半分にギッチリとテーブルが4+4+4+4+2+2。メニューはラーメン(560円),卵入り(820円),チャーシューメン(820円)と言うところ(替え玉があり105円)。おにぎりが2個で230円。もちろん注文はラーメンだ。ラーメンは期待通り。茶濁したトンコツスープにニンニクチップが効いたいかにも「くまもと」と言う(?)ラーメン。見た目ほどくどくはなくむしろあっさりしていて,ざっくりした食感の自家製太麺との相性も抜群。親子4人黙々と食べてしまった。熊本に来たら欠かせない店だろう。妻の評価は九州で一番よかった(笑)。箱売りのセットがあったので,通販でも食べられるようだが,やはりこの店の雰囲気の中で食べたい一杯だ。

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 桂花本店@熊本:熊本市花畑町11-9 日休 11〜1:50<096-325-9609>

2003年05月04日)・・・たった三連休で念願の『九州縦断』旅行

さて,25年前に「桂花@新宿」等々の東京有名店(喜楽ホープ軒二郎とか)で 初めて食べて以来,はるかなるラーメン食べ歩きの道に入ってしまった僕としては 「いつか熊本の本店で食べてみたい」と言うのが25年来の悲願だったわけで(笑),熊本での最後の一杯は誰が何と言おうとこの店なのである。熊本城の東側の繁華街の一角,店の周囲は客引きもいるような飲食店街だ。入り口のウインドウにはきれいにメニューがディスプレーされていて,ちょっとしたレストラン風。メニューそのものは東京の店と比べるとずいぶんと多彩で,中華系の定食まである。太肉(ターロー)麺は780円と新宿の店に比べるとだいぶ安い。僕の場合,この太肉麺は肉が食べたいと言うよりキャベツが食べたいという感じかな。それくらいこの黒いマー油が浮いたスープにはキャベツが合うと思う。さてその味だが・・・食べて安心した。だって新宿と同じ味だったから(笑・麺は本店が柔らかいかな)。永年の課題に一つの結論が出て,良くも悪くもホッとした。熊本ではラ博に初期に出店していた「こむらさき」や,やはりチェーン展開している「味千」なんかも有名なのだが,僕の場合はまずこの『桂花』だ。熊本での評価はどうも「黒亭」が圧倒的なような印象だが,その行列の差ほどには味に差を感じないのは僕の「慣れ」のせいだろうか?ネットで検索したら,『桂花ラーメンオフィシャルサイト』があるようだ。桂花の歴史がわかるのでちょっと興味深い。創業者はきれいな女性のようだ。東京進出は昭和43年,やはり熊本ラーメンを全国に知らしめたのはこの店の東京進出によるものが大きいと言えるだろう。

 

【鹿児島のラーメン】

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 くろいわ@鹿児島:鹿児島市東千石町9-9 無休 10:30〜21>通販のオフィシャルHP

2003年05月04日)・・・たった三連休で念願の『九州縦断』旅行

鹿児島市の繁華街天丈館のほぼ中心にあるこの店。前金制で1Fのレジで注文してから1F〜3Fに行くことになる。3Fは座敷。注文したのはラーメン700円。笹すしもつける。万能ネギがかかったもやしのせいか,九州系の中ではかなり薄め〜あっっさりめに感じる塩味の白濁とんこつスープにストレート麺。スープのインパクトはミニマムだが,これが「鹿児島ラーメン」のスタイルと言われれば十分納得できるかな。チャーシューがうまかったのが印象的。 卓上には食べ放題のたくあんがあった。


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