GO HOME

東京23区の「宿題のラーメン」/か

<<>>

「23区・提出済みラーメン/か」 (食べてみた店) 1999/04/01〜2003/12/31現在

※営業時間等のデータは食べた当時のものです・ネット検索等で確認されるようお願いします

 一丸(かずまる)@下丸子 : 大田区千鳥3-25-11 月火休 11:30〜14/18〜21・スープ切れまで・土日祝〜20
 勝@篠崎 : 江戸川区篠崎町7-13-20 日休 18〜翌3(祝〜翌2) <背脂>
 香名屋@新宿:新宿区歌舞伎町1-26-2 京屋ビルB1F 無休 11〜23
 竈 KAMADO@大久保 : 新宿区百人町1-24-8 113022(日祝〜20)<武蔵系>
 神座@新宿:新宿区歌舞伎町1-14-1 無休 11〜翌8 
 ラーメンかやま : 千代田区内神田3-12-9 日休 11:30〜23:30(土〜20・祝〜18)<背脂>
 からいけん@中野 : 中野区中野5-48-5 無休 11:30〜14:30/17〜20:30 <但しかなり不定休><つけ麺・広島>
 がんこ系 > 「がんこラーメン
 神名備@西日暮里 : 文京区千駄木4-21-3 月休(月末火休) 11:30〜14:30/17〜22 <醤油>

季織亭@経堂:世田谷区経堂2-5-14 不定休 11〜23(スープ切れ終了)
 北の屋@上町 : 世田谷区世田谷1-44-9 水休 11:30〜14/17〜24
生粋@池袋:豊島区池袋2-12-1 不定休 11:30〜15:30/17:30〜20 スープ切れ終了
 九州一番@代田: 世田谷区代田4-7-15(環七沿い) 無休 11:30〜翌4(日祝〜翌3)
 九州黒蘭らうめん@高田馬場 : 新宿区西早稲田2-18-21 無休 11〜翌2
 旭川ラーメン恭華@大森海岸 : 品川区南大井2-11-4 無休 11〜21:30 <旭川>
旭王@新橋 : 港区西新橋1-15-7 無休 11〜23(土日祝〜16:00) <旭川「青葉」>
 きらく@成城学園 : 世田谷区成城6-16-5・2F 水休 11:30〜20:30(スープ切れまで) <醤油>
 欣家@高島平:板橋区高島平1-62-6 水休 11〜15/17〜21
 金太郎@足立一ツ家  : 足立区一ツ家3-1-10(環七沿い) 無休 18〜翌4

 空海@参宮橋:渋谷区代々木4-5-1 無休 11〜23 <03-5333-6716>
空海@野方:中野区野方1-5-17 無休 11〜23 <03-5318-2156>
 KUDO@幡ヶ谷 : 渋谷区幡ヶ谷3-10 水休 11〜15/17〜22:30
国上屋@大泉学園:練馬区大泉学園町4-23-5 無休 11:30〜14/18〜売切まで
玄@秋葉原:千代田区外神田2-3-10 無休 11〜21(土日祝は夕方スープ切れまで)
 けんけん@立石葛飾区立石1-14-4 火休・2.4水休 19〜翌3 <醤油>

 香花@蒲田:大田区蒲田5-48 土休 11〜14(日祝〜15)/17〜21
こうかいぼう@深川:江東区深川2-13-10 水休 11〜15/17:30〜23(土日祝11〜21・スープ切れまで)
好日@東中野:中野区東中野1-53-7 日休 11:30〜14:30/18〜21<03-3369-5914>
 紅白屋@代々木上原 : 渋谷区上原1-13-9 無休 11:30〜翌3(日祝〜23:30)
こうや@矢口渡大田区多摩川 1-2-5 1 月休 11〜20:30 TEL03-3757-0911
五行@西麻布:港区西麻布1-4-36 不定休 11:30〜14:30/17〜翌1 <03-5775-5566>
極麺王@巣鴨:豊島区巣鴨2-15-1 火休 11:30〜14:30/17:30〜21(売切終了)
子竜@北千住:足立区千住旭町2-1 水休 11〜21(中休みとる場合あり)<03-3870-1330>

 御天@井草 : 杉並区井草1-29-3 無休 11:30〜14:30(土日祝は〜16)・17〜翌3(日祝〜翌1)
 御天@千駄ヶ谷:渋谷区千駄ヶ谷5-15-8 日休 11〜14:30/17〜25<03-3530-4818>
 麺屋ごとう@池袋 : 豊島区西池袋3-33-17 日休 11〜21:30(土祝11〜20・スープ切れまで)<大勝軒系>
古武士@歌舞伎町:新宿区歌舞伎町1-5-3 無休 11:30〜24 <03-3208-1501>

23区INDEXに戻る

今まで食べてみた店は「どんぶりリスト」参照

宿題の残りのラーメン」へ

<TOP>

 一丸(かずまる)@下丸子 : 大田区千鳥3-25-11 月火休 11:30〜14/18〜21・スープ切れまで・土日祝〜20

環八沿い。千鳥三丁目交差点南側の路地の入口にある。入口上の看板に「九州塩ラーメン」。これだけではトンコツを連想されるからか,入口わきに「トリガラスープの塩ラーメン」の立て看板が追加されている。道路側は全面ガラス張りの明るい店内。中央には昔の蔵で使っていたような錠付きの重厚な扉を利用した畳一畳ほどの巨大テーブルがどーんと置かれ,その周りを12〜3この椅子が取り巻いている。ラーメンは塩味一種類(600円)のみとシンプル。「塩」だけで勝負する店なんて「ぜんや@新座」くらいしか知らない。あとなぜかカレーがメニューにある。これは「インディアン」みたい。注文後,ほとんど待たされることなくあっと言う間に出てきた。透き通った黄金色のスープにチンゲンサイの緑が鮮やか。あとメンマにまん丸のバラチャーシュー。スープ自体は塩ダレの味が前面に出たどっしりした味だ。なんかひと味違う独特なものがあるなと思い,さらに良く味わえば,「日本酒」の香りがした。決して繊細な味などではないが,ねじり鉢巻きのがっしりした体格のご主人の風貌同様,ストレートにこの味で勝負しているという感じである。一度食べればだいたい全体がわかってしまうタイプだが,またふと食べたくなるような予感もする・・・。

<TOP>

らーめん 勝@篠崎 : 江戸川区篠崎町7-13-20 日休 18〜翌3(祝〜翌2) <背脂>

都県境にほど近い千葉街道沿いの「背脂」ラーメンの店。前回(1999.11.23)は路上に5〜6人の行列だったが,今回はそれがない。しかし,1人で入店すると狭い店内の壁を背にして6人ほどの行列があった。しかも,カウンターのみの店なのだが着席している8人全員がまだ食べていない。さらに悪いことに,しつこい「酔っ払い」が1人。店主や他の客に大声でからんでいる。不愉快この上なし。みんな押し黙っているが,むかむかしているのがよくわかる。さて,それでもじっと我慢していたやさしい物腰の店主が,かろやかな手さばきで作ったラーメン・600円は,言うなれば「すっきりした上品な背脂」。白い大き目のどんぶりに盛られてくる。とても丁寧に背脂を振っていたのが印象的だ。念入りに湯切りをした,ほどよく芯の残る極細麺もいい食感。それにやわらかいチャーシューと薄く味付けされたメンマがのる。白髪ネギのように細かく小口切りに切ったネギが背脂のこってり感を中和して心地よい。酔っ払いの帰った席で美味しくいただく。ここの店主は「香月@恵比寿」出身だと言う(酔っ払いにそう答えていた)が,僕の記憶が確かならば,かなり以前に「香月」で食べたときに,芸術的な記憶力で客の細かい注文を端から端まで復唱した人である。その丁寧さがこの店の味に出ているのかもしれない。ラーメンはこってり背脂だが,その動きは和食の職人のようなのである。(1999.12.23

<TOP>

 香名屋@新宿:新宿区歌舞伎町1-26-2 京屋ビルB1F <03-3205-7818>

2003年4月20日

「麺酒房 香名屋 歌舞伎町店」。西武新宿線新宿駅にある新宿プリンスホテルの前の路地を入ってすぐにある。「黒豚らぁめん」の木彫りの看板が目印。地下1階にある店で,狭い階段の先はいきなり店内。バーの雰囲気で,基本的に飲み屋の風情だが,ラーメンメニューがカウンターの上に置いてあるのが見えたのでホッとする。本店は蕎麦屋だそうで,スープは蕎麦のかえしのように甘く,それに強引に背脂&油を浮かせ白胡椒をかけたと言う感じか。スープが甘さと油でくどく感じるので,具のネギがありがたく感じるほど。なんと鶏ガラ等の骨類を一切使用していないと言うからその違和感も無理はない?もやしがしゃきっとしていたらちょっとは助かるのだが・・・。チャーシューも肩ロースを甘じょっぱく煮つけた感じで食欲がわかない。基本にあるのはそばつゆだから常に和風の甘さを感じさせられてて、出汁は出ているのだろうが,どうもちぐはぐな感じ。麺もわずかに蕎麦風の食感だがやはり中途半端。ラーメン店が蕎麦風のティストを出す以上に,蕎麦からラーメンに近づくのは難しいと言うことか。日曜のせいか客は僕一人だった。ラーメンの客も蕎麦の客も,そして酒の客も逃しているように思う。

<TOP>

竈 KAMADO@大久保 : 新宿区百人町1-24-8 113022(日祝〜20)<武蔵系>

小滝橋通り「北新宿百人町」交差点の路地を,中央線・大久保駅側に入る。店舗が並ぶ雑居ビルの中2階の奥にある。かなりわかりづらい場所だ。デザインされた「竈」のロゴの看板と暖簾が目立つ。L字型のカウンターのみの店。左側に食券機。名前どおり調理場には2つの竈,熱効率がいいそうだ。武蔵@新宿出身と聞いているが,かなり違いがある。背脂が浮いているのだ。麺は中太。モチモチしている。同行のラーメンフリークのMさん(あっさり好き)は「しょっぱかった」と言っていたが,僕はそうは感じなかった。武蔵の方が明快な「味」を感じたのだ。まぁ,このあたりは表現の問題かもしれない。でも,ここの若い店主は,具をネギまで窯で燻製にする(くんたま=燻製玉子・100円がある)など,「研究心・向上心」はかなり旺盛なようだ。この日は,「とらさん」主催の「クイズ選手権」当日だったのだが,ここからほど近い新宿ロフトで開演する1時間前のこの時間はいわゆるネット関係者で一杯。「ラーメン好き」の人たちに支持されやすい「こだわり」を感じさせる店ということだ。開店して3ヶ月目のようだが,これからが期待できる。1999.11.6

 <TOP>

神座@新宿 > 「東京のご当地ラーメン」へ

<TOP>

ラーメンかやま : 千代田区内神田3-12-9 日休 11:30〜23:30(土〜20・祝〜18)<背脂>

東京の雑多な雰囲気が残る神田駅西口を出てすぐ右側・目の前に,この店はある。店内は,芸能・野球・相撲関係の様々なサイン色紙が飾られた高い”『”型のカウンターの店。右側に小さなテーブルが二つ。2階席もあった。昔ハンバーガー店でもあったのではないかと思う造りだ。奥の厨房に2人。フロアは,にぎやかなおばちゃんが仕切っている。ラーメン・500円は,しっかりとしょうゆ味のスープに,しっかりと分離した背脂がぎっちりとのる「甘め」のスープ。麺はやや細めの縮れ麺。固め。チャーシューは箸でほぐれるようなやわらかさだ。それに濃く味付けされたメンマがのる。もやしが乗るが,濃く脂っぽいのでもっと欲しくなるくらいだった。平成11年1月にオープンしたばかりのかなり新しい店なのだが,場所も手伝ってか,安定した人気店といった佇まいである。1999.11.3

からいけん@中野 > 「東京のご当地ラーメン」へ

<TOP>

神名備@西日暮里 : 文京区千駄木4-21-3 月休(月末火休) 11:30〜14:30/17〜22 <醤油>

不忍通り沿いに,「神名備」と書いたわさび色の大きな垂らし幕と,照明を当てた木彫りの看板が浮かび上がる。ビルの1階で間口は狭いが,こだわりのある外観だ。店内も黒が基調。背もたれの高い木製の黒イスが並び,各々の席にあらかじめ黒の四角いお盆と箸置きに置いた割り箸がのせられ,ラーメン店なりの「高級感」を演出している。右側にカウンター,左奥にテーブル席が二つ。そのうちのひとつの,壁に向かった2人テーブルに座る。若い夫婦の店のようだ。カウンター内の店主は,店の外観からの予想より若い。フロア係の奥さん(?)の応対が実に丁寧。メニューや壁にも,女性の文字で実に細かい説明が書いてあり,なんか一生懸命さが伝わって微笑ましい。そのメニューの中から一番右側の「神名備そば・800円」を注文したらストップがかかった。「かなりあっさりしていますので・・他の麺がいいかと・・・」「右側だからおすすめなのでは?」「いえそういうわけではないんです。あっ,もちろん全部おすすめですけど・・・(汗)。神名備そばはあっさり塩味なのでもの足りないかと・・・それにお値段も高いですし・・・」。なんか笑ってしまった。そんなこと言ったら,「中華そば・500円」になってしまう。そう言うと「あっそれなら大丈夫です」(「大丈夫」って何が?)。さてその「中華そば」はかなりはっきりした味。一口目のインパクトは強いが,だんだん濃くも感じてきた。ストレートの細麺はそばのような歯ごたえ。具はチャーシュー・メンマ・海苔・ネギ,それに玉子の巻物。全体的には,すっきり見た目のいい「和風ラーメン」である。で,どうするかというと,やはり「神名備そば」を食べてみたくなった。どれほどあっさりしているのか気になってしまうのである。でも今日はもう無理なので,次への宿題。(1999.12.5

<TOP>

季織亭@経堂:世田谷区経堂2-5-14 不定休 11〜23(スープ切れ終了)<03-5477-3707>

2004年3月07日

堂駅北口のすずらん通り沿いにある。「」の手前。広い板テーブルの低いカウンターが5席。壁側に狭く3席。昼間は弁当屋と言うが、細かい装飾はどうするのだろう?全体としては和風の造り。注文したのはつけ麺(700円)。水気のある粘りつくようなコシのあるやや平たい太麺。平皿で量はちょっと少な目。チャーシューはバターのような甘味のあるバラチャーシュー。細かいメンマがちょうどいいアクセントになる。能書きの多い醤油・塩が気になる。

<TOP>

北の屋@上町 : 世田谷区世田谷1-44-9 水休 11:30〜14/17〜24

  三軒茶屋から世田谷通りに入り,環七(若林)を超えて,豪徳寺方面への分岐点(Y字路)を左に進んですぐの所(左側)にある。店の前の路地を左折すると車がとめやすいか。外見は一般的なつくり。店名も正確には「ラーメン天国・北の屋」という。あまり飛び込みでは入らないタイプの店だ。手前から奥に延びるカウンターのみの店。年配の店主がひとりで作っていた。この店は「塩ラーメン」が売りという。「ラーメン王」の記事が入口と奥に貼ってあった。もちろん僕もその情報から来たわけだが,「あっさり」した「塩」を期待してはいけない。魚系のかなり濃厚なもの。脂っけも多い。「塩ラーメン」の基本はどういうものなのかはわからないが,「塩」を突き詰めていくとこういう濃厚な味になるんだと思う。麺は太麺でかなり固め。チャーシュー・メンマと大きい海苔が入るが,「塩」と「海苔」は良く合う。「海苔」の味で少しホッとした。同行の友人が頼んだ「味噌」もかなり濃厚だったそうだ。僕個人の好みとしては,もう少し「薄め」で麺が柔らかめだったらよかったかなぁと思っている。(1999.9.5

< TOP >

生粋@池袋:豊島区池袋2-12-1 不定休 11:30〜15:30/17:30〜20 スープ切れ終了

2003年12月14日

池袋駅西口五差路奥の路地裏にある。大正ロマン風と言う店内はカウンターのみの狭い店で,満席だと外で待つことになる。入口の券売機で「正油そば」(650円)の食券を買う。狭い調理場の中央にある竈のような調理台が印象的で,注文ごとに小鍋でスープを温めるのが見えた。『創新麺庵 生粋』と言う店名通り,この店のスープ独創的。家庭的にはよくある素材ながら,今までありそうでなかった組み合わせ。そう,一口飲めば誰でもわかる,まさに焼き秋刀魚の味なのだ。隠し味と言うより,ストレートに秋刀魚の脂の味。これがラーメンに合うかどうかはともかく,圧倒的な個性はある。しかもわかりやすい。固めのストレート麺とのからみもよくインパクト大。ただ,味付けが濃いのでスープ単品では飲み干すのはちょっと辛い。具は極細の穂先メンマに小振りだが厚みのあるチャーシュー。あと海苔に半熟玉子。個人的には秋刀魚の脂がちょっと強すぎると思うのだが・・・

<TOP>

 九州一番@代田> 「東京の博多ラーメン」へ

<TOP>

九州黒蘭らうめん@高田馬場 : 東京のご当地ラーメン」へ

<TOP>

旭川ラーメン恭華@大森海岸 : 東京の旭川ラーメン」へ

<TOP>

きらく@成城学園 : 「東京のご当地ラーメン」へ

<TOP>

欣家@高島平:板橋区高島平1-62-6 水休 11〜15/17〜21

都営三田線西台駅の南西,空が広い落ち着いたどこかのどかな街だ。実はこの店では「ラーメン=きんやらあめん・550円」を食べようと思っていたのだが,「手打ちつけ麺」と店名のロゴにも書いてあるし,メニューのトップも「きんやつけめん」なのでそれを注文(550円・中盛りは100g増しで100円増し・大盛り150g増しで150円増し・らあめんは中盛まで)。バリエーションとしては「竹の子入り・650円」「肉入り・700円」「野菜つけめん・700円」と言ったところ。店の雰囲気からすれば安めの値段設定だ。白木風の高め・広めのカウンターがメインの明るい店内。ゆったりしている。魚系のダシ(煮干し)が効いたはっきりした味のつけ汁。透明感がある和風のもの。「道頓堀@成増」と同系統のイメージ。やわらかい細切りチャーシューとコリコリメンマが多量に入る。追加注文のトッピングの分は麺の上にのせられて出てくるようだ。その麺はぷりぷり。これはうまい。まさに流行の最先端のすっきりしたつけめんである。その白い丼ぶりや麺を盛った白皿は,青い「欣家」の文字が入るだけといたってシンプルだ。ところで,後から来た客の注文は5人続けて「野菜」だった。この店の定番なのかな?カウンターの左端で目の前の行程を見ていたら,野菜を炒め,つけ汁をそのまま中華鍋に入れて「煮込んで」いた。どんな味になるのだろう。次は要チェックだ。茹でた麺を皿ごときっちりハカリで計っていたのが印象的だった。(2001/07/15

<TOP>

 金太郎@足立> 「東京の博多ラーメン」へ

<TOP>

空海@参宮橋:渋谷区代々木4-5-1 無休 11〜23 <03-5333-6716>

2002年2月24日

11時ギリギリで最後の客。参宮橋駅前(南側)の路地沿いにある。間口は狭いが。全面,細い木枠にガラスの引き戸と凝った照明で十分に「今風の造り」の店。店内は奥に続く高めのカウンターのみ。醤油ばかりの後の6杯目だったので「空海特製つけ麺・880円」。黒い瀬戸ものの角皿。刻みのり。平麺。チンゲンサイ・メンマ。炭火で炙ったチャーシュー。雑にちぎられたような感じだが実に香ばしくローストが実感できる。つけ汁はみそ汁の見た目。油で2層になっているがあまり油っぽくない。独特の系統。ちょっと絡みづらい感じはする。スープ割は金属の容器で注ぎ口がついたもの。合理的で面白い。温かくなってスープがまた楽しめる。う〜ん納得。値段設定は全体的にちょっと高めだけど,今,売れる要素をすべて詰め込んだ高レベルの店だ。こういう店が茨城にポッとできるとといいのだが・・・。こちらもの店もQタローさんのサイトに詳しく情報が載っていた(早いなぁ〜)。

<TOP>

空海@野方:中野区野方1-5-17 無休 11〜23 <03-5318-2156>

2003年5月11日

早稲田通り沿い,野方警察署の西斜め向かいあたりにある。昨年初めに開店したばかりの「空海@参宮橋」の早くも支店展開である。23時の閉店間際で先客は1人。もう終わりかけていたが滑り込みでセーフ。歩道側は全面木枠のガラス戸と言う明るい店内。夜は店の場所だけがキラキラと輝いている。「まずは塩から」とメニューに書いてある「支那そば」(塩or醤油)は800円と高めの(強気の?)値段設定。この店は,フランス料理の手法で,ゲンコツ・鶏ガラをローストして焼き色をつけてゆっくり煮出したと言うスープ(フォン)を売りにしているので,その手間の差なのかな。スープは透明に近い色で,タレの味が強く,そのまま飲むとしょっぱめ。麺はかなり固めの中細縮れ麺。具はチンゲンサイと香ばしくローストされ焼き目のついた大振りなももチャーシュー,そして揚げニンニクチップにコリコリメンマも多量なので,小さめのドンブリのせいもあってか「具だくさん」な印象だ。値段通りの,少なくとも700円以上の満足感は得られるラーメンだと思う。

<TOP>

KUDO@幡ヶ谷 : 渋谷区幡ヶ谷3-10 水休 11〜15/17〜22:30 【閉店】

幡ヶ谷の,水道道路の北側を並行して走る道の交差点そばにある。昔から「福寿@笹塚」で慣れ親しんだ一帯だ。店の前に「中華そば」「つけめん」「Kudo」と「普通の文字」で書いた看板が立って,というか「置いて」ある。店内は狭い。カウンターのみ9席。古い店を強引に改装した感じだ。メニューは看板通り「つけめん」と「中華そば」の2種。顔つきがイタリアンな店主(モデルみたいな顔)の動きがなんかぎこちない。客に何度もメニューを確認してた。頭の中で手順を確認しているみたいな動きだ。日曜の夜の部開店直後,馴染みと言った感じの家族連れが1組だけだったが,あっという間に満席になる。650円の「中華そば」を注文。どんぶりには醤油ダレと白濁したラード状の油をあらかじめ入れていた。寸胴鍋のスープを片手鍋で熱々にして注ぎ込む。きりっとしている。味は「煮干し・煮干し」というより「煮干しっ」という感じ。「大勝軒@永福町」ほどではない。麺固めで注文。たしかに固い。がすぐほどよくなる。+50円で1.5玉,+100円で2玉だからけっこうお得か。具はなると・メンマ・海苔・チャーシューといったところ。この日3杯目だったが,楽に食べられた。ラーメンマニア受けする「店」と「名前」と「味」の,ちょっと穴場のような店である。(2000.1.16

<TOP>

国上屋@大泉学園:練馬区大泉学園町4-23-5 無休 11:30〜14/18〜売切まで <03-59-33-3383>

2003年5月11日

中央に12人 テーブルがど〜んとあって,2+2の小テーブルと小上がりに4+4の座卓。全体的に手造りっぽい内装で,今の若い人の店にしてはむしろ素っ気ない。この店のスープは二本立て。鯛と鮪のすっきり味と言う「清スープ」,海老と鮪のこくまろスープと言う「白スープ」。さぁどのように組み合わせるかと迷っていたら,午後8時前で「熱いのがなくなって・・・」とのこと。つまり選択できるのはつけめんだけになったが,元々その予定だったので不都合はない。つけめん(白)を中盛りで。麺は中&大盛りでも同じ値段らしい。黒い小振りなどんぶりで出てきたつけ汁は,表面に油の膜が張る茶濁スープ。見た目ほどその油はくどくはなく,鮪と海老もそんなに強くない。具は細かいチャーシューにメンマ。焦がしたネギと赤唐辛子。けっこう酸味もある。スリゴマのかかった平皿の麺は中細の縮れ麺。これが食べやすい。こうなると『熱いの』が気になってくる。超オススメという,「国上屋らーめん」(850円)も気になるところだ。基本は白スープだが,具が別皿で出てきて,その中のホタテ味噌・レモンを溶かして味の変化を楽しむらしい。+200円で鯛めし(天然真鯛の炊き込みご飯・11:30〜14は食べ放題)が食べられるのも魅力。いずれにせよ家族ででもまた来てみたい店。店の前は幹線道路とは言え狭い道だが,関越道をくぐって店に向かって,店のすぐ手前(南側)の交差点を左折したところに4台分の駐車場がある。

<TOP>

玄@秋葉原:千代田区外神田2-3-10 無休 11〜21(土日祝は夕方スープ切れまで)<03-3253-1781>

「めんめん(玄)@末広町」の麺にこだわりはあるのか(1999/05/19)

2002年12月15日

末広町の裏通りにあった店が昌平橋のすぐそば,外堀通り沿いに移転した。前店舗の玄(めんめん)時代は何度か食べたことがあるのだが(>「めんめん(玄)@末広町」参照)この店では初めてだ。雑然とした,低いカウンターのみ18席の店だが,店舗のほとんどは調理場という感じ。カウンターが低いので手元は丸見え。まず,入り口脇の券売機で食券を買うのだが,ネーミングがみなメインのように凝っているので迷ってしまう。今日は 玄麺(780円)をいただく。脂身がないのに箸でちぎれる柔らかさの厚めのチャーシュー。麺はオーガニック小麦の全粒麺だそうで,ザクッとした蕎麦のような食感。「こだわりスープのトリプルブレンド」と言うスープの味は結構濃いめ。複層的と言うべきか。鳥ガラ豚骨魚介系?温度的には少しぬるめに感じた。とにかく能書きが多いラーメンなので公式HPのメニュー説明を見た方が早いだろう。僕のような凡人にその素材を味覚で感じろと言っても所詮無理な話である。ところで,この店のトイレはいったん店外に出て狭い階段をあがった先(事務所のようだ)の奥にあるのだが,その階段の脇や店の隅に置いてある箱で使っている素材が丸見え。これでは使っている材料が同業者にわかっちゃうなと思ったら,店のパンフレットに銘柄まで全部書いてあった(>公式HPの「生産者達のご紹介」にも)。よほど調理に自信があるのだろう,「作れるものなら作ってみろ」と言うところかな(笑)。>公式HPトップ

2002年2月23日

今日は「玄流塩ラーメン」(780円)を注文。予想に反して透明ではなく薄醤油色のスープは,白髪ネギが盛られてきれいな見た目。少し柔らか目の麺は特に特徴がないようにも思えるが,のびそうでのびないタイプなのが特徴か?具はほうれん草にコリコリメンマとしっかり厚みがありチャーシュー。さらに端切れのチャーシューも入るのがお得な感じ。白髪ネギの食感はとても心地よかった。スープは深みがあるものの最初は飽きそうな感じがしたのだが結局飲み干してしまった。これが無化調の強みだろうか。「クセになる」とか,「また食べたくなる」とか言うタイプのラーメンではないが,食べて能書きを見れば「納得してしまう味」のラーメンである。

<TOP>

けんけん@立石 : 葛飾区立石1-14-4 火休・2.4水休 19〜翌3 <醤油>

どんぶり会議」で紹介された店。日曜の深夜,6号から梅田小のわきを通り南下して入っていくと,京成押上線の踏み切りは進入禁止。その線路の向こうに明るく見えた。手前に左折した一方通行の道に駐車し,踏み切りを渡っていく。夜だけ(しかも午前3時まで)の営業のようだがあたりは静かである。この店だけポッと明るく,夜はかなり目立つ。人通りはほとんどなかった。平日の夜はもっとにぎわうのだろうか。照明に気を遣った木の暖かさのある明るい店内。若い夫婦(?)の店のようだ。店内のあちらこちらに貼られた,メニューや店の説明の張り紙の,手書きの文字が可愛らしい。それを見るまでoosakiさんの「今週の1杯」として「TOKYO1週間」に載ったことも,TVチャンピオンに出た方の「おすすめの店」としてTVに出ていたことも,実は知らなかった。

ラーメン+中華粥(小)セット+味玉で780円。黒い四角のお盆に乗せられてくるあたりはおしゃれ。スープは濃い目。固めの少し平たい縮れ麺(手もみだそうだ)によくからむ。ただこの麺だと,プラスチックの箸は見た目はいいがすべって食べづらい。一方,スープだが,揚げネギはわかったが,あとはどんな香辛料(?)なのだろう。八角?生姜?・・・ちょっとわからない。スープだけを飲むとけっこう香辛料が強いのだ。その分,うすく塩味がきいた中華粥(貝柱入り)があっさりとしていてうまい。ラーメンに粥が合うことが初めてわかった。チャーシューはやわらかいが,かなり八角がきいていた。スープもこれに影響されてるのだろう。味玉は黄身が半熟のとろりとしたもの。全然もてあまさない。全体のバランスがよく,昼間中心で営業して,若い女の子でも来やすいようにした方がいいのではないか。「hanako」あたりに載っても違和感のない「おしゃれな店とラーメン」なのである。まさに,女性に好まれそうな店なのだ。それにしても,この日なんと5杯目なのにあっさり食べてしまう自分が怖い。通常苦しいのだが,はっきりしたスープと固めの縮れ麺,それにあっさり中華粥という組み合わせがかなり貢献している。深夜営業のこの店,仕上げの一杯にはもってこいである。(1999.9.26

<TOP>

 香花@蒲田:大田区蒲田5-48 土休 11〜14(日祝〜15)/17〜21<03-3737-4187>

2003年4月20日

あの「桂花」で修行した人の店で,味も同系統と聞くと,注文するのはどうしても桂花で言うところの「太肉麺(ターロー麺)」に当たるシャンローメン900円になってしまう。この桂花系のスープには茎ワカメとキャベツは欠かせまいと思うのだ。香肉はちょっと濃いめの味付けの太肉。連食の今日はちょっと持て余す。それにしっかり味のしみこんだ半熟味玉が半分乗るが,日高昆布で出汁をとり,ザラメを加えた専用のタレでつけこむそうな。確かにひと味違う。だからなのかトッピングに味玉はない。香肉もないがこちらは香肉ご飯が250円なので組み合わせを考えよう。基本の香花ラーメンが600円で角切りキャベツが100円,茎ワカメが50円だから香肉ご飯を組み合わせて・・・・でも普通のラーメンには味玉はないし・・・あぁやこしい。トロンと乳化したスープはちょっとしょっぱめだったが、桂花好きなら十分満足できる店だろう。麺は例の如くかなり固めだがこのスープには合っていると思う(これは桂花で慣らされたのかも?)。メニューは他に高菜ラーメン(650円)チャーシューメン(850円)のりラーメン(650円)キムチラーメン(750円)明太子ラーメン(750円)ネギラーメン(750円)キャベツラーメン(750円)トロチャーシューメン(900円)等々。替え玉(150円)に特製チャーハン(600円)もあった。

<TOP>

こうかいぼう@深川:江東区深川2-13-10 水休 11〜15/17:30〜23(土日祝11〜21・スープ切れまで)

2002年9月29日

葛西橋通り沿い。力が抜けた字体の看板&暖簾と手作りっぽい外観が暖かみを感じさせる。夫婦で営業している店のようだ。店の間口は狭く,奥に続くL字型の高いカウンター席が中心だが,一番奥にテーブル席が2つある。家族4人なのでそこに着席。ラーメンは600円。味噌に間違えそうな色合いの濃厚煮干し豚骨スープ。青葉を連想する。麺は丸断面の家系並の中太麺で歯ごたえが実にいい。メンマも歯ごたえ良し。チャーシューご飯セットにすると850円で,大きめのご飯茶碗に海苔と味がしみこんだほぐしたチャーシューがまぶされる。これが子供に評判よかった。つけめんは700円。甘辛酸味のつけ汁で最近のセオリー通りの味。麺は水でしめられて更にコシがある感じだ。2001年4月開店の店だが,今はやっている店の要素(味・メニュー構成)をすべて取り入れた感じ。家族連れでまた来てみたい暖かみのある店である。<03-5620-4777>

2003年5月25日

通し営業で,安心して食べられる店と言うことで,以前食べて気に入った「こうかいぼう@深川」を選ぶ。ラーメン(600円)を注文(ちゃーしゅーごはんセットは850円・生玉子にライスのセット700円もある)。薄茶色に濁ったスープは,表面の透明な油が目立つ割にはくどさが無く,旨味が凝縮された感じ。麺は固めの麺。具は極太メンマに脂身のないよく味のしみたチャーシュー。徹底して丁寧な接客は見てて気持ちがいい。

<TOP>

好日@東中野:中野区東中野1-53-7 日休 11:30〜14:30/18〜21<03-3369-5914>

2002年9月21日

山手通から東中野駅の南側に向かう道路の中程にある(路地の奥)。女性店主というこの店,ガラス張りの入り口に,ナチュラル色の木製テーブルが並ぶ,実に明るい女性的な造り。ラーメン店としてはとてもきれいで開放的なので,女性客1人でも入れる。実際午後8時過ぎで女性だけの客が2組ほどいた。つけめん(700円)を注文。白い平皿に盛られたすべすべのストレート中太麺。見るからにそそられる。製麺機が調理場の奥にあるので自家製麺のようだ。つけ汁は濃い醤油色で甘酸味に唐辛子。鶏ベースながらボリュームがあり麺との相性がとてもいい。また来てみたい店だ。

<TOP>

紅白屋@代々木上原 : 渋谷区上原1-13-9 無休 11:30〜翌3(日祝〜23:30)

道路拡張中の井の頭通り沿い,山手通り・富ヶ谷から入って最初の坂を上がったあたり(北側)にある。店前に長い赤のれん。店内は白く塗装された壁,正面にむき出しのブロックに赤い板をつけただけのようなカウンター(8席くらい)。調理場の,換気用に開けたままの後ろのドア越しに,裏の道路が見えるような狭い奥行きの店である。ヒゲの若いお兄さん(店主ではないようだ)が1人で作っていた。メニューの基本は店名通り「赤」と「白」。「赤ラーメン」はピリ辛という。「白ラーメン」600円を注文。これまた「紅白」のどんぶり(白地に赤い線)に盛られたそれはびっちり背脂が溶けて油の膜が浮いたもの。連食だったので少し引いてしまう。スープはしょっぱめ。醤油の味はあまりしない。しいて言うなら「塩の背脂ラーメン」と言ったところか。こだわって作ったとメニューに書いてある麺はつるつるした固めの麺。歯ごたえは,なめらかなそばのような感じである。コシがあるというべきか・・・?メンマも白いから,全体的に「白」一色のなるほど「白ラーメン」。ゆでもやしもシャキシャキしていて食べやすい。最初の印象とは裏腹に食べているうちに気に入ってしまった。午後3時でこの日3杯目,しかも,12時に1杯目を食べての3杯目が「背脂」ラーメンなのに気に入ってしまった,と言えば少しはわかってもらえるだろうか。(1999.9.5

<TOP>

五行@西麻布:港区西麻布1-4-36 不定休 11:30〜14:30/17〜翌1 <03-5775-5566>

2003年06月29日

「西麻布」と聞いてピンと来なかったのだが、ラーメン的に言えば青山墓地南側にある「かおたんラーメンえんとつ屋@南青山」の交差点を東側に向かってすぐにある。とは言っても、 オープンスタイルのこの店、てっきり若者向けの飲み屋だと思って、外に出たテーブルで騒いでいる若者達が視界に入りながら一度通り過ぎてしまった。それくらいラーメン屋らしくない。店名を確認してもなお、店頭のスタンドメニューをちらっと見ながら入店。「ラーメンあるよな・・・」。手前の大テーブルでは若者が大声で酒を飲んで楽しんでいる。正面奥の調理場の前にあるカウンター席に案内されても落ち着かず、思わず「ラーメンだけでもいいんですか?」と聞いてしまった。実はこの店、博多ラーメンの「一風堂」系の一展開で、博多にある本店(>HPあり)の初東京進出と言うことになる。分類的には「中華麺酒家」で、ラーメンの系統的に言っても「博多とんこつ系」でもないのだが、「一風堂」の創始者自体、最近は実業家のようだから、こういう展開もありなのだろう。食べたのは「焦がし味噌」。スパイスの効いた焦がし味噌の『濃い』ラーメン。それに平細麺。この組み合わせは珍しい。ちょっと今まで経験したことのない系統の味。強いて言えば「純連」か。他に焦がし醤油、塩、つけ麺があり、麺もそのスープに合わせた自家製麺が3種類。この場所、この雰囲気でこの味・・・いいところをついているなぁ。気のあった仲間と飲んで騒いでそしてラーメンを食べたい店だ。

2004年2月15日

<TOP>

極麺王@巣鴨:豊島区巣鴨2-15-1 火休 11:30〜14:30/17:30〜21(売切終了)

2003年09月23日

今や有名店が生麺を出そうがカップ麺を出そうが驚きもしないが,なんとこの店,第5回TVチャンピオンラーメン王・立石憲司氏のプロデュースで通信販売されていた生麺が,商品名そのままの店名で店になったもの(経営「ひげちょうるうろうはん」を六本木ヒルズ内などに展開している会社)。開店は2003年9月18日だから開店直後と言うことになる(開店までの面白い経緯は「All About Japan」参照)。さて,この通販生麺,元々マニアの間ではけっこう評判だったものだが,6食で3600円,つまり1食600円という値段のせいもあって僕自身は取り寄せるまでには至らなかった。でも店で食べられるとなれば,たとえ東京まででも交通費をかけて行ってみたくなるのがラーメン好きの不思議なところだ(笑)。巣鴨駅の北側の中山道沿い,道が広く商店街でもないので夜は派手な黄色い看板がキラキラとよく目立つ。派手な外装の割には店内はこざっぱりしていて,カウンター中心の普通のレイアウト。入口に券売機。ラーメンは650円。「太麺だから麺ゆでに8分かかります」というので待つことしばし。極太麺+醤油背脂の組み合わせに山盛り野菜とバラチャーシューと言う見た目からまさに「二郎系」と思いきや,意外にもスープは節系の効いたもの。さらに香味油が効いて味に深みが増す。聞けばさすがにスープは販売用の濃縮スープではなく寸胴鍋でちゃんと作っているもの(そりゃそうだろう)。ただ麺は通信販売のものと同じ(大成食品から仕入れることになるのだろう)だそうで,つるっとした食感の,いかにも一般販売していそうなタイプのものだ。個人的にはもう少しスープを吸うタイプの麺の方がこのスープには合うと思うのだが,新たに専用の麺を用意するのはコストの面から言って難しいそうだ。そもそもそれでは「極麺王」と言えなくなるし(笑)。でも,麺の問題を差し引いてもこのスープとの組み合わせは斬新だ。一口ですぐに新潟の人気店「杭州飯店@燕」をイメージしたが,店としては決してそれを意識したものではないようだ。でも,ありとあらゆるラーメンが出そろったように思えた東京の昨今のラーメン事情の中で,こういう組み合わせがまだあったかと感じさせるラーメンである。いっそのこと,このコンセプトで麺を変えて,ついでにもう少し重みのある店名にすればと思うが,それでは本末転倒。『極麺王』と言うブランド(?)を利用して低コストで開店〜維持していこうと言うのが本来の目的なんだと思う。メニューはシンプル。チャーシュー(150円)煮玉子(100円)大盛(100円)と言う感じだった。

<TOP>

子竜@北千住:足立区千住旭町2-1 水休 11〜21(中休みとる場合あり)<03-3870-1330>

2004年4月17日

北千住駅近くの線路沿いにこの店はあるのだが,日曜の夜のせいか人通りも少なく,周囲はちょっと寂しい場所。店内はゆったりしていてコンクリートの壁が今風。カウンターは木製だがアルミで縁どられしゃれたている。椅子もアルミ。ラーメン店と言うよりバーのような落ち着いた雰囲気だ。ラーメン(塩・650円)を注文。鶏と野菜の甘みを感じるあっさり系だが,コクありのまろやかなスープ。麺は加水率高めのつるっとした細麺。具は白髪ネギにほぐれるチャーシュー,そしてしっかり味付けしたメンマ。塩味だと卓上の赤辛子でかなり味が変わるのが面白い。いろいろ試しているうちに,スープをついつい全部飲み干してしまった。女性向けだろうか「半らーめん」(400円)と言うのもあるので,マニアの場合は連食にいいかもしれない(笑)。食後に出されるジャスミン茶はさわやかでうれしい心遣い。

<TOP>

 御天@井草> 「東京の博多ラーメン」へ

 御天@千駄ヶ谷> 「東京の博多ラーメン」へ

<TOP>

麺屋ごとう@池袋 : 豊島区西池袋3-33-17 日休 11〜21:30(土祝11〜20・スープ切れまで) <大勝軒系>

立教大学から西池袋公園へ向かう路地を入った半地下の店舗。ラーメン店とはいえ土地柄か照明にも気を遣ったおしゃれな店である。祝日の午後4時過ぎ,それでも15,6人が階段の上に向かって列を作っていた。カウンターのみの店なのだが,店の幅の右側5分の1程を壁で仕切り,店の外やカウンターからも見えるようにガラス張りにした空間がある。麺打ちを披露するわけではない。粉の袋と製麺機が乱雑に置かれていた。自家製麺であることを強調したいのだろう。この店は,全く列が進まぬ行列店「大勝軒@東池袋」の弟子に当たるという。本家と同じく,ラーメン(580円)ともりそば(600円)の二本立てだ。しかも中盛にしても値段は変わらない。もりそばがうまそうだったのだが,「べんてん」でつけめんを食べたばかりだったのでラーメン(普通盛)を注文した。清潔な店内で,店主兄弟(だと思う)と年配のおばさんが,黙々と働く姿は清々しくもある。ほどなく運ばれたラーメンは,少し濁ったしょう油色。脂身の少ないチャーシュー。麺の白さが目立つ。量はそれでも多そうだ。かなり期待してスープを一口。??? 酸味を感じるスープだが,少し薄い気がする。「つけめん」の残りのスープに,スープを足してもらって,このくらいの薄さだと飲みやすいなっていう感じ。麺も少しやわらかめだった。厚めのチャーシューも,メンマも味付けは薄い。けっしてまずいわけではない。むしろスープも麺もかなりこだわったものだと感じさせるものだ。でももの足りない。つけめんの濃いスープを基準にして考えるべき店なのではと正直思った。このスープをつけめん用に濃くして,水にさらしてきりっとしめたこの麺をつけて食べたら,さぞやうまいだろうなぁと感じさせる店なのである。(1999.9.15

その「つけめん」を「中盛り」で食べてみる(値段は普通盛りと同じと良心的)。ここには「あつもり」ってのもある。固めに茹でた麺を冷水で締めて,また茹でたものだが,僕は水でそこそこ冷えた麺を熱々のスープにつけていっきに食べるのが好き。どんぶりに盛った麺がまぶしい。これをべちゃっとつけ汁につけてっと(蕎麦じゃないんだからたっぷりつけてもいいのだ)。・・・うまい。やっぱこの店は「つけめん」だ。この麺はつけ麺じゃなきゃ生きないと思う。あっという間に麺完食。「すいません,スープを・・・」 スープ割りだ。これでスープも飲みきる。そしてきれいにどんぶりを重ねて返す。これがホントの『ラーメン好き』(←自己満足)。(2000.02.11)

<TOP>

古武士@歌舞伎町:新宿区歌舞伎町1-5-3 無休 11:30〜24 <03-3208-1501>

2002年11月17日

靖国通り沿いにあるのかと思ったら新宿区役所(これがそれらしくない外観なので靖国通りに面しているのにわかりづらいのだ)の裏側で一本裏の細い通り。あたりは一気に静かになる。今風に木調のシンプルな造りで,狭めの店内にカウンターとテーブルが効率よく配置されているのが印象的。入り口に券売機。壁の張り紙には「日本海でとれた上質のうるめいわしで仕上げた香り高い上品なラーメン」。醤油ラーメンは630円。つけ麺にしたら旨そうな少し太めのもちっとした麺で,魚系の薄茶色の濁ったスープにほど良く絡む。「青葉系」と言うことになるようだが,トンコツ系は控えめな感じ。最初の一口で狙いがわかってしまう今風の魚系だが,そう思いながらも食べ切ってしまった。本店は新宿6丁目にありここはその2号店。>オフィシャルHPがある

<TOP>

前のページへ戻る


ホームはじめに茨城の麺東京の麺食べ歩き日記