ダブルスクイーズ造型法は、1986年にKANAMORI SYSTEM Inc. が開発した技術です。「中堅・中小企業新機械開発賞」他、多数の技術賞を受賞しました。
ダブルスクイーズ造型法は、鋳型背面からのスクイーズ(上スクイーズ)に、みきり面である模型側からのスクイーズ(下スクイーズ)を付加して、ダブルスクイーズとしたものです。これにより、鋳型の高精度化と鋳型強度の均一化が実現した他、鋳造工場の様々な問題の解決につながりました。
ダブルスクイーズ造型法は、その後、「シンクロナイズド抜型機構」、「下スクイーズ距離可変技術」、「みきり可変機構」などの先端技術を搭載し、「新ダブルスクイーズ造型法」へとさらに進化しています。KANAMORI SYSTEM Inc. が製造する造型機は、いずれも新ダブルスクイーズ造型法またはダブルスクイーズ造型法を採用し、すでに70台以上の納入実績があります。
ダブルスクイーズ造型法では、造型時に模型面側からスクイズを行い、模型を直接転写します。このことは造型後に抜型する時に、模型面側を下降させることも可能とします。この模型面の下降を抜型の第1工程とすることにより、微細な転写を行い、角欠けを防止することができます。こうした転写(造型)を忠実に実現する機構がKANAMORI SYSTEM Inc. の開発したシンクロナイズド抜型機構で、KDM、KDH、RDM、DSKの各造型機に採用されています。
以下にシンクロナイズド抜型機構の概念図を示します。
KANAMORI SYSTEM Inc. は、下スクイーズ距離可変技術により、十分な下スクイーズ距離の確保を可能にしました。これにより、複雑形状の造型性を向上し、多数個込めへの対応が可能になりました。