映画で探す極楽ビーチ 



←ビーチリゾート好きの当HPの筆者が主宰する
           海の見えるアロマサロンです。






南太平洋を舞台にしたラブストーリー    6編
イルカとの心のふれあいを描いた作品    2編
日本映画で見る海                 5編
サーフィンをテーマにした作品          3編
2000年以降の新しい作品 2編


南太平洋を舞台にしたラブストーリー
青い珊瑚礁公開1980年 撮影地ヤサワ諸島・フィジー 
BLUE LAGOON
主演ブルックシールズの美しさと珊瑚礁のある汚されていないビーチ
の美しさが話題になった作品。無人島に流れ着いた子供のエミリーンと
リチャードはやがて成人に成長し、子供を産み3人での生活をする。
待ち焦がれていた船を発見するが、二人は助けを求めず、原始的な
今の生活を選ぶ...。海にもぐっては魚を採り、バナナなどのフルーツを
食べる生活は飽食時代の今よりもずっと豊かなような気がしました。
美しい珊瑚礁はもちろん、鳥や熱帯植物なども随所に取り入れており、
ビーチに行けずに禁断症状が出ている方に是非見ていただきたい
作品です。1902年のリバイバル。
めぐり逢い:公開1994年 撮影地タヒチ
LOVE AFFAIR
1957年に公開された同映画のリバイバル。フットボール選手のマイク
と売れない歌手テリーが偶然ニューヨーク発シドニー行きの飛行機で
隣り合わせ、その飛行機がタヒチに不時着。お互いに惹かれるが
二人には既に別々の婚約者がいた。お互いの婚約を解消し3年後に再会を
約束するが...。タヒチの豊かな自然の美しい映像ととバックに
流れる美しい旋律が思わず涙を誘います。(私は初め機内で見て涙して
いるときに急に電気がついて明るくなり、恥ずかしかった〜)
少年と鮫:公開1981年 撮影地ボラボラ島 タヒチ
BEYOND THE REEF
これも以前「チコと鮫」という作品のリバイバル。ハワイから真珠を求めて
やってきたマニドゥ老人と少年チコヨ。マニドゥから鮫の子供を与えられ
鮫と共に一人で水上に家を建て暮らすチコヨは、美しく成長した真珠商の
孫娘ダイアナと再会。恋に落ちる二人と鮫とのふれあいを美しいタヒチの
風景とともに楽しめる作品です。随所に環礁内の透明な水色のラグーンと
その先の真っ青な海のコントラストが出てきて、キレイ。無数の魚に囲まれる
シーンは今すぐにでもシュノーケリングしたくなるほどダイナミック。
6デイズ7ナイツ:公開1998年 撮影地 カウアイ島 ハワイ
SIX DAYS SEVEN NIGHTS
女雑誌編集者ロビンは恋人フランクと南の楽園マカテア島へ7泊6日の
旅行へ出かける。滞在中急な仕事でタヒチへ飛ぶ途中悪天候のため
無人島へ不時着。パイロットのクインと共に決死のサバイバルが始まる。
南の島マカテア島とは架空の島だが、タヒチのどこかの島という設定。
タヒチらしいファレ様式のコテージなどを使っているが、実は撮影地はハワイ。
良く見ると海の色もタヒチのような真っ青なブルーではなく、深い青色だったり
するので、タヒチとの違いを探すのも面白い見方かもしれません。
ラストウエディング:公開1996年 撮影地ロットネスト島l
LAST WEDDING
ハリーとエマは友人カップル2組とオーストラリア・ロットネスト島へ
出かける。今回の旅行は二人には特別の理由があった。余命いくばくも
残っていないエマと結婚式を挙げる為。
このことは友人達にも知らされて
いなかった。世界一美しいと絶賛
されているロットネスト島で繰り広げられる
実話を元にした真実の
ラブストーリー。本当に綺麗な海と純粋な愛の美しさ
を心ゆくまで堪能
して下さい。できれば思いっきり泣けるように一人で
見ることをお勧めします。
リターントゥーブルーラグーン:公開1991年 撮影地タベウニ島 フィジー
RETURN TO THE BLUE LAGOON
1980年に公開された青い珊瑚礁の続編として公開された作品。物語は
青い珊瑚礁のラストシーン、小船で漂流している三人を航海中の客船見つける
ところから始まります。奇跡的に小船の中の赤ちゃんは生きていたが、客船の乗客
であるサラとその子供リリーと共にまた三人で漂流してしまう。
偶然たどり着いた島はなんと青い珊瑚礁で三人が暮していた島だった....
ロケは同じフィジー諸島でも、今度はタベウニ島。現在はダイビングにとても有名
な島です。ヤサワに負けず劣らずの美しいビーチを堪能できると思います。前作との
違いは成長した二人が実際に文明人と出会い、それまで経験したことのない嫉妬や
憎しみなどを経験し、文明に戻ることを拒むこと。文明とは利己主義の塊だということを
思い知らされる作品です。

イルカとの心のふれあいを描いた作品
イルカの日:公開1973年 撮影地 フロリダ
THE DAY OF THE DOLPHIN
海洋学者のジェイクがイルカのアルファに教えた人間の言葉。奇跡的に
人間と話すことができるアルファを政治的陰謀に使おうとする組織の手が
ジェイクとアルファに延びる。美しいフロリダを舞台にしたSFファンタジーの物語。
イルカの素直で愛くるしい表情とは対称的に、人間とはいかに利己的で残虐な
生き物であるかをしみじみと考えさせられる作品です。イルカ達の見事な演技に
拍手を送らずにはいられません
グレートブルー:公開1988年 撮影地 タオルミナ シチリア
THE BIG BLUE
日本中を感動の渦に巻きこんだ映画グランブルーの短縮版。
グランブルーはこのグレートブルーに45分を加えた完全版ですが、2時間半の
グランブルーよりも、こちらのほうが私にはわかりやすかったです。
潜水記録に挑む2人の男の友情とそのうちの一人を 愛してしまった女性の繊細な
心を書きとめた作品。
イルカの写真を彼女に見せて、これが僕の唯一の家族だ
というシーンがとても印象的でした。
同時に海の神秘、大海原の厳しさ、深海の安らぎを感じることができます。
この物語の主人公ジャックマイヨールは実在の人物で56歳の時に105Mの
潜水記録を樹立しました。


日本映画で見る海
うみ そら さんごのいいつたえ:公開1991年 撮影地 石垣島

脚本を手がけ、監督も務めた作家である椎名誠が「海が好きな人すべてに
見てもらえるような作品を」をテーマに撮影した作品。
無口で孤独な少女かおりが母親の実家である沖縄に里帰りをし、美しい海と
地元の子供達とのふれあいによって次第に心を開き、明るさを取り戻していく。
母親えつこも心に傷をかかえていたが、海と暮すことによって勇気がわき、もう一度
東京でやり直す決心をする。琉球語や琉球民謡などを取りいれ、異国情緒にも
浸れますが、なぜか懐かしい気分になれる作品です。
あの夏、いちばん静かな海:公開1991年 撮影地 千葉県千倉

北野武監督作品第3作目。耳の聞こえない青年と少女の淡い恋をサーフィン
を通して描く。セリフを極力抑えることで、2人の微妙な表情と情景豊かな
映像が生きています。さらに北野映画を影で支える立役者、音楽担当の
久石譲の心地よい旋律は、心の中に染み入り見終わった時に耳にいつまでも
残ります。
いさなの海:公開1997年 撮影地 高知県室戸岬

いさなとは土佐弁でくじらのこと。幼い頃から鯨漁に憧れ、くじらを狩ることしか
興味がなかった少年が不思議な転校生京子と出会うことによって
次第に鯨と共存していくことを考えはじめるようになる。そしてゆくゆくはホエール
ウオッチングという形でその夢を実現させる。灯台からの真っ青な海の眺めと
鯨の取り合わせが見事にマッチしています。
めがね:公開2007年 撮影地 ヨロン島

都会の生活に疲れた主人公が、宿の人たちの影響を受けて次第に自然で自由な
生活を受け入れていくというストーリー。独特の空気感が流れる映画。そして、
とにかく海がきれい。
海を眺めてぼ〜っとすることを「たそがれる」という言葉を使い、キーワードになって
ますが、まさにそれ、私の日常かもしれないです(汗)
気になるとっても素敵な 民宿ハマダのダイニングは与論ビレッジにそのまま残され
ているようなので、私もいつか行ってみたいです。
サウスバウンド:公開2007年 撮影地 古宇利島

もと過激派の父が社会のルールを無視し、自分の生きたいように生きていたが
突然南の島に移住を決意。そこでも嘘や大組織を嫌い戦っていくというストーリー。
演技や内容は置いておいて、ちょうどリフォームトラブルに悩んでいたので
納得いかないことはとことん戦う主人公に背中を押され、業者と戦う勇気を
もらった作品です。
舞台は西表島ということになっていますが、実際は本島の古宇利島で撮影されました。


サーフィンをテーマにした作品
ビッグウエンズディ:公開1978年 撮影地 カリフォルニア
BIG WEDNESDAY
サーフィンを通して硬く結ばれた三人の男達の友情を描いた物語。
はからずもベトナム戦争へ召集され三人は離れ離れになるが、水曜日に
やってくると言われる伝説の大波を前に再会し、最後の挑戦を行う。
サーフィン映画の傑作といわれ、その後のサーフィン映画はこのビッグウエンズディ
の影響を強く受けています。昔の映画なので少しテンポが遅いのが気になりますが
長い間会わなくても、言葉がなくても変らない友情に心打たれます。
インゴッズハンズ:公開1998年 撮影地 バリ ハワイ 他
IN GOD'S HANDS
良い波を求めて世界中を旅する三人の男が最後に行き着いた場所はハワイ。
ここで信じられないような高波に命をかけて挑戦する、こちらも男同士の友情を
描いた作品。アフリカーモルジブーバリーハワイとそれぞれの地域の文化などを
織り交ぜながら美しく、迫力のある映像です。特にラストのハワイの高波はまさしく
”神の手”を想像させるのに足りる迫力です。
ノースショア:公開1987年 撮影地 ノースショアハワイ
NORTH SHORE
アリゾナ育ちリックがプロサーファーを夢見て、サーフィンの本場ノースショアへ。
だが、あまりにも違いすぎる高波に最初はとまどいと挫折の連続。そこへ
サーフィンを教えてくれるサーフボードの職人チャンドラーのおかげで、リックは少しずつ
上達する。波を乗り越える
たびに少しずつ大人になっていく、若者の姿を描いた作品。
友情あり、ラブロマンスありの見ていてもすがすがしい気分のする作品です。


2000年以降の新しい作品
ザ・ビーチ:公開2000年 撮影地 ピーピ−レイ島 タイ

冒険と刺激を求めてタイにやってきたリチャードはバンコクの安ホテルで隣り合わせた男から
秘密のビーチの伝説を聞く。手書きの地図を頼りにたどり着いたのは楽園のような美しい島
のコミュニティだった。レオ様(ディカプリオ)ブームに乗って、公開前からかなり注目を
集めた映画。伝説の美しいビーチを探すという内容はこのHPの主旨と似ているので、
レオ様ファンの私としてはとても嬉しかったのですが、言いたいことはわかるだけに
もっと素直な描写が欲しかったと思います。
わざわざピーピーレイ島の岩礁を破壊して、人工のビーチを作り
タイ政府ともめたという話も有名です。映画を撮る為に自然破壊をしてしまったという
人間のエゴにも首を傾げてしまった作品となってしまいました。
キャストアウェイ:公開2001年 撮影地 モンドリキ島 フィジー
CAST AWAY
輸送会社フェディックスに勤めるチャックは出張中に墜落事故に遭い、無人島にたどり着く。
ある日潮の流れに乗って、帆になりうる板が流れ着いたことから、イカダを作り島を脱出
することに成功。偶然通りかかった船に助けられ、愛するケリーのもとに戻るが彼女には
既に夫と子供が..。フィジーの無人島で撮影され、青い海と黄色く光る砂浜はとても
美しく、野性的でした。彼女を失い、悲しみに暮れながらも、無人島で暮して力強さを得た
チャックが発した言葉「太陽はかならず登り潮が何かを運んでくれる」はとても印象深く
心に残りました。このモンドリキ島へは撮影をきっかけに、マナ島やデナラウ地区から
日帰りオプショナルツアーが出ています。