SOUTH PACIFIC    
REPORT NUMBER8   マニヒパールビーチリゾート・マニヒ環礁 タヒチ
リゾートデータ:
 マニヒパールビーチリゾート

 行き方:パペーテから飛行機で1時間15分    
 リコメンドシーズン:乾季である7月から9月。
 リコメンドポイント:水上コテージからはダイナミックで青く深い海が見下ろせます。
           魚の大きさも数も半端ではない、マニヒならではの海の世界を
           堪能できるでしょう。
 訪れた時期:2002年7月


バスの待合所?と思わず目を疑ってしまうような、萱葺き屋根と椰子の木2本しかない空港を
降り立つと、ホテルのスタッフがウエルカムレイを持って待っていてくれました。
私達の泊まるパールビーチリゾートは空港のすぐ裏側にあり、ホテルの電動カードで
5分ほどで到着です。じゃり道を砂ぼこりを撒き散らしながら、ごとごとと走る電動カートが
リゾートの内に入ると、真っ青な海へと続くプールとその先にある水上コテージが目に飛びこんで
きます。いつか行きたいと思っていた、日本からとても遠いツアモツ諸島のマニヒ。夢が現実に
代わる瞬間です。
プールサイドの横にある、バー兼コーヒーショップ
で簡単な説明とチェックインをすませると、
まだ午前中だというのに、すぐにお部屋に案内して
くれました。
マニヒでは飛行機は基本的に1日1便のため、
ゲストの到着時間を完全に把握しているせいか、
チェックアウトの時間もフライトに合わせてくれて
いました。午後のフライトだったのですが、
チェックアウトが2時だったので、お昼までゆっくりと
海に入ってシャワーを浴びてからチェックアウト
できるので、とても親切だなと思いました。


パールビーチの水上コテージは全部で
19室。そのすべてが海に向かって開けて
いるので、さえぎるものはなにもありません。

部屋の中には海の中が見えるガラス
テーブルの他にベッドの両脇にある
サイドテーブルもガラス張りになっている
ので、ベッドに寝そべりながらも魚の
泳ぐ姿が見られます。
そして何より私が1番気に入ったのは
洗面台の一部もガラス張りになっている
ことろでした。ちょうど目線の先が


太陽に反射してエメラルドグリーンにきらきらと
輝いてて、清潔感と清涼感を演出していました。

残念ながらバスタブはなく、シャワーのみなのですが、
ベッドルームとの間のしきりを開けると、シャワー
ルームからも海が眺められるように設計されていて
開放感のある作りになっています。
部屋自体はさほど広くないのですが、ガラスの
はめ込まれていない木枠の窓が左右にもあり、
その窓を開け放つと、4方を海に囲まれている
ということが実感でき、部屋の広さが何倍にも
思えてくるから不思議です。

テラスに面した大きな窓以外はすべてこの
木枠の窓なので、1年中吹きつける
マニヒの強い風がビュービューと音をたて
それが波の音と重なり合い、夜はかなり
うるさく感じるかもしれません。
心配していた、NONOと呼ばれる強力な
蚊は私達が訪れた時期が乾季だった
せいか、水上コテージには全くいません
でした。ただ、レストランなど草木のある
日陰などには潜んでいましたので出掛け
に虫除けスプレーは必須です。


お部屋は木とパンダナスの葉など天然素材を
ふんだんにつかったナチュラルな雰囲気。

タオルハンガーやランプシェイドなど、細かい
ところにも木を使っていて、心からくつろげる
ように
配慮されています。


洗面台。右奥がシャワーブースになっています。



貝で作られたベッドサイドランプと、木で作られた照明カバー






テラスはあまり広くはありません。また午後に

なるとそのほとんどが日陰になってしまうので
日焼けをするのにはあまり向かないかも。
でも階段を降りるとすぐそこには海があって、
そのままシュノーケリングができるという環境
はやはり言葉には尽くせないほどの素晴らしさ
があります。特にマニヒでは、なかなか見ることの
できないような大きな魚がコテージの周りをうようよ
していますので、ジャポンと海に入るだけで
何十メートルも海の中に潜ったような錯覚になる
ような、ダイナミックな海の世界に浸れると
思います。私が行った時はちょうど満月で、
月が海から上がってくるときは海全体がきらきらと
月の明かりで輝いて、とても幻想的でした。
テラス横にあるイスに寝そべって光り続ける
大海原を見ながらかなり長時間物思いに
ふけっていたのでした。





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