file no 05 時の狭間に消える!?

1966年、一人の男が行方不明になった。
彼の名は、ジョン・クレイン。当時36歳。

地元の名門高校の数学教師。
独身ではあったが、周囲からは一目置かれる温厚で優秀な男だった。
彼には行方を眩ませる動機が考えられず、
又周囲の人間関係にも一切トラブルらしいトラブルは見られなかった。
彼が行方を眩ませる直前、親しい友人の元に相談に来ていたのだが
その内容の特異性が、その後大きな話題を呼んだ。
彼の友人が、後に詳細に語った記録の中に残された彼の言葉

『突然、ある一定の時間が繰り返される様になり
その繰り返される時間の間隔は、徐々に短くなっている』

もしもこの事が事実であれば、彼は時空の狭間に消えたのであろうか?
彼は『もうすぐゼロになってしまう』と言う言葉を残して
この世界から忽然と姿を消した…
そもそも何故、彼はその様な現象に巻き込まれてしまったのだろうか?
彼は『大きな地震の後に光に包まれ、意識を失った』と語った言う。


気がつくと、彼の傍らには奇妙に光る物体があったと言い、
彼はその物体を人々に見せたと言うが、その物体を確認出来た
者はおらず、何故彼がその様な事を言い出したのかを
人々は理解出来なかった。
この事から、頭部への強い衝撃による「記憶や認識の障害では
なかったのか?」と推測されるが、それだけでは説明出来ない
奇妙な現象が起こったのだ。

彼の意識はしっかりしていた上、言動や行動に異常は見られず
彼が言う「時間が繰り返す」と言う状況に混乱はしていたが
極めて冷静に問題を解決しようとしていたと言う。
そして驚くべき事に、彼は「時間が繰り返している」と言う証拠に
「数時間先までに起こる出来事」を正確に言い当てたと言うのだ。

一体彼に何が起こったのであろうか?
今も彼はどこかの空間に存在しているのだろうか?
【2005/09/10記】