奥日光湯川とフライフィッシング
 奥日光湯川は、現在ではブルックトラウト(川鱒)の生息する川として、釣り人には認識されていますが、一般の方々には、まだあまり認識されておりません。釣りをしていると、ハイカーの方や観光客の方からよく声を掛けられます。「イワナですか?」、「ニジマス(虹鱒)ですか?」と…。以前は、「川鱒ですよ」と答えておりましたが、最近は、「ブルックトラウトです」と答えるようにしております。
 ところで、奥日光での釣りの歴史を探ると、日本での西洋式鱒釣り(フライフィッシング)の発祥の地であり、ハンス・ハンターに代表される「東京アングリング・エンド・カンツリー倶楽部」が初めてフライフィッシングを試みたように語られておりますが、実際は、どうだったのでしょうか?
 それは、実際、誰が最初に創めたかはわかりません。しかし、明治以後に西洋式鱒釣り(フライフィッシング)を楽しんでいた一人が、トップページにも書いている外国人「トーマス・B・グラバー」だったということがわかっています。
 1902年、コロラド州からブルックトラウトの卵25,000粒が到着して、奥日光湯川へ放たれました。それから、100年以上の歴史を重ねて現在に至っています。現在も奥日光湯川には、ブルックトラウトが自然産卵を繰り返しながら、生息しております。

参考文献 : 日光鱒釣紳士物語 福田和美著 山と渓谷社
         日光避暑地物語 福田和美著 平凡社
参考サイト : 環境省:自然環境・自然公園:自然公園の今後のあり方について:                       日光国立公園 奥日光地区事例紹介PDFファイル

奥日光湯川のレギュレーション
 一般河川の多くが釣り(遊魚目的)をする為には、釣り券(遊魚券)が必要となります。通常は、その河川の管理区域の漁業組合等が管理者となって販売しておりますが、奥日光湯川は、ちょっと複雑です。 奥日光湯川は、水産庁が行政財産として所有し、「独立行政法人水産総合研究センター  増養殖研究所」が研究水面として利用していることから漁業権は設定されておりません。釣魚として全国内水面漁業協同組合連合会」が、水研センター 養殖研究所からの委託を受け研究協力業務の一環として管理しています。100年目を迎えて、奥日光湯川でもC&R(キャッチ・アンド・リリース)が導入されました。より良い釣り場の維持・管理の一つ方策として、ここ数年多くの河川に導入されています。これが最終手段では無く、あくまで一つの方策であり、一時期の過程段階であると考えたいと思います。
◆解禁日(5月1日)のみ¥3,000 5月2日から9月30日まで¥2,000
 午後券¥1,500(午後券は、当日の正午から販売)
◆小学生券は、湯の湖及び湯川共通で1人\500、6枚綴りの回数券もありま
 す。現地売り\500加算(小学生券は、\300加算)
◆釣魚時間 :午前7時から午後5時まで(日の出から日没まで可)
◆釣魚期間 :5月1日から9月30日まで
◆釣券発売所 :湯の湖釣り事務所、湯滝レストハウス、赤沼茶屋

参考資料 : 奥日光湯川の場所奥日光湯川マップGoogle奥日光湯川マップ
参考サイト : 独立行政法人水産総合研究センター  増養殖研究所
       全国内水面漁業協同組合連合会
         湯の湖・湯川における遊漁研究 北村章二氏
         アンケート調査からみた湯川における遊漁の実態PDFファイル
         奥日光湯川におけるキャッチアンドリリース(C&R)制の導入効果

現在の奥日光湯川とその楽しみ方
 現在の奥日光湯川は、残念ながら嘗ての姿を知る人からすれば、良い状況にあるとは言えません。川底は、一見すると砂地のように思われますが、硬い川底になっています。ブルックトラウトが産卵床を作るには、充分ではありません。バイカモの生息はごく僅かです。代りに再生力の強いコカナダモが多く生息するようになっています。しかし、いつかきっと再生してくれるものと信じて、現在の奥日光湯川を楽しみたいと思います。
 さて、その楽しみ方ですが、それは人それぞれだと思います。「数釣りを楽しむ」、「大物釣りを楽しむ」、「マッチ・ザ・ハッチに拘る」等いろいろです。私の場合は、「奥日光湯川(戦場ヶ原)をまるごと含めて自然とふれあう事」を楽しみにして、通っております。でもやっぱり一番は、お気に入りのタックルでブルックを釣ることですね。またシーズン当初だと「漁獲調査協力章(数量限定)」を目当てに訪れる方もおります。楽しみ方はまだまだ見つかる筈です。

参考サイト : 奥日光 湯の湖・湯川トラウトフィッシング
参考資料  : 漁獲調査協力章

サンクス湯川・リバークリーン&ブルックトラウト・産卵ウォッチング
 祭りのあとは、サンクス湯川・リバークリーンとブルックトラウト・産卵ウォッチングですね。次の100年先も奥日光湯川が健在であってほしいものです。

奥日光湯川フライ(Flies for Yukawa)
 普段湯川で使っているフライです。手軽に巻けて、量産できるフライがほとんどですが…。あまりお役に立たないでしょうが、参考までに!

 
  ◇ Flyfishing ◇

画像リンク(文中のリンク文字と一部重複しています。)








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Last Update:2011.5.5