Home | はじめに | JIS コード外漢字の表記方法 | 考察


JIS コード外漢字の表記方法

古代史をテーマにして、HPを作る際、困ってしまうのが、JIS コード外の漢字。
そこで、当HPでは、特殊な表記方法で、JIS コード外の文字をあらわしたいと思います。
(他のHPでも、似たようなことは行われていますが)

サンプル1

表したい文字=「松」
この場合、[木公]とあらわします。
このように、偏(へん)と旁(つくり)に分割できて、それぞれが JIS コードで表記可能であれば、[]でくくって、表記します。
また、「にんべん」は「イ」、「さんずい」は「シ」などのように、視覚的に似通った文字を使って表現する場合もあります。

サンプル2

表したい文字=「空」
この場合、[穴/工]とあらわします。”/”は、両側の2文字が上下に並ぶことを意味しています。
このような、冠(かんむり)(垂(たれ)を含む)と脚(あし)(遶(にょう)を含む)に分割できる場合は、”/”を使って表記します。

サンプル3

表したい文字=「問」
このような、構(かまえ)を持つ漢字の場合、[門+口]というように、”+”を使って、表現することにします。

サンプル4

表したい文字=「品」
こういう構成の場合、[口x3]と表現する場合もあります。「森」は[木x3]です。
なんとなく、わかるでしょ?
[雷x3]なんて字や、[馬x3]なんて字もあるので、大きな漢字辞典で調べてみてください(笑)。

サンプル5

表したい文字=インド・カシミール地方を表わすケイヒン国のケイ。 Unicode: 0x7f7d
こんなのは、辛いところですが、[[四/厂]/[炎リ]]と表現します。[]が二重に為ることもあるということです。

以上で、大抵の字は表現できるでしょう。これでも無理な文字があったら、その時考えます。

参考資料-部首と表記文字の対応表

画数 部首 部分 表記
1 いち -
ぼう・たてぼう -
てん -
-
おつにょう
れ・つりばり -
はねぼう -
2 -
なべぶた・けいさんかんむり
ひと -
にんべん
ひとがしら・やね
にんにょう・ひとあし
いりがしら
はち・はちがしら 冠・脚
けいがまえ・わきがまえ
わかんむり
にすい 冫・ン
きにょう・つくえ
かぜかんむり
かんにょう・うけばこ 遶・構
かたな
りっとう
ちから 力・カ
つつみがまえ
さじ -
はこがまえ
かくしがまえ
じゅう -
と・ぼくのと -
ふしづくり
がんだれ
- 厶・ム
また -
3 くち・くちへん
くにがまえ
つち・つちへん
ふゆがしら
すいにょう
ゆうべ - 夕・タ
だい -
おんな・おんなへん
こ・こへん 子・孑
うかんむり
すん -
しょう・しょうがしら -
おうにょう・だいのまげあし - 尢・尤・兀
しかばね
くさのめ -
やまかんむり・やまへん 冠・偏
まがりがわ -
さんぼんがわ -
たくみ・たくみへん -
おのれ - 己・巳・已
はば・はばへん
かん -
いとがしら -
まだれ 广
えんにょう
にじゅうあし
しきがまえ
ゆみへん
よ・けいがしら・いのこがしら 彑・ヨ
さんづくり
ぎょうにんべん
4 こころ・したごころ
りっしんべん
ほこづくり・ほこがまえ 旁・構
とだれ
-
てへん
しにょう・えだにょう -
とまた・のぶん・ぼくにょう・ぼくづくり 攴・攵
ぶん -
とます
おのづくり
ほうへん
むにょう -
にち・ひへん
ひらび
つき
きへん
あくび・けんづくり
とめる -
かばねへん
るまた・ほこづくり
なかれ -
くらべ -
-
うじ - 氏・民
きがまえ
みず -
さんずい
したみず -
ひ・ひへん
れっか (火)
つめ・そうにょう・つめがしら・つめかんむり -
ちち -
めめ・こう -
しょうへん
かた・かたへん
きばへん -
うし・うしへん
いぬ
けものへん (犬)
5 げん -
おうへん・たまへん
うり -
かわら -
あまい -
いきる -
もちいる -
た・たへん 田・申
ひき・ひきへん
やまいだれ (病)
はつがしら
しろ・しろへん
けがわ -
さら
めへん
むほこ・ほこへん
やへん
いしへん
しめすへん 示・ネ
ぐうのあし (禺)
のぎへん
あなかんむり
たつ・たつへん
6 たけかんむり
こめへん
いとへん
ほとぎへん
あみがしら 网・四
ひつじ・ひつじへん 偏・冠
はね -
おい
おいかんむり (老)
しかして -
らいすき・すきへん
みみ・みみへん
ふでづくり -
にく -
にくづき
みずから -
いたる -
うす -
した・したへん -
ますあし
ふねへん
こん・うしとら -
いろ
くさかんむり
とらがしら
むしへん
-
ぎょうがまえ・ゆきがまえ
ころも 構・脚
ころもへん (衣)
にし・かなめのかしら 襾・西
7 しん -
みる -
つのへん
ごんべん
たに・たにへん -
まめ・まめへん -
いのこ・ぶた
むじなへん
かい・かいへん 脚・偏
あか・あかへん
そうにょう
あし・あしへん 脚・偏
み・みへん
くるまへん
からい -
たつ -
しんにゅう・しんにょう (辷)
むら -
おおざと (邑)
とりへん
のごめへん
さと -
8 かねへん
ながい -
もんがまえ
こざとへん (阜)
れい -
ふるとり -
あめかんむり
あお・あおへん
あらず -
9 めん -
かわへん
なめしがわ
にら -
おとへん
おおがい
かぜ -
とぶ -
しょく・しょくへん
くび -
かおり -
10 うまへん
ほねへん
たかい -
かみがしら
とうがまえ
においざけ -
れきのかなえ -
おに・きにょう -
11 うおへん・さかなへん
とり・とりへん 旁・脚
ろ・しお -
しか - 鹿
むぎ・むぎへん ばくにょう -
あさかんむり
12 きいろ -
きび -
くろ・くろへん -
ふつ・ぬいとり -
13 おおがえる
かなえ
つづみ -
ねずみ・ねずみへん
14 はな・はなへん
せい
15 は・はへん -
16 りゅう -
かめ -
17 やく -

Home | はじめに | JIS コード外漢字の表記方法 | 考察


This is Historical. Japanese only.
Author: KAWANISHI Yoshihiro
Created: April 7, 2001
Revision: $Id: rules.htm,v 1.3 2005/04/03 07:36:11 yokawa Exp $

Valid XHTML 1.1! Valid CSS!