U砂の女

 

作品紹介

目的を誰にも告げず、休暇を利用し、昆虫採集に出かけた

高校教師。

海辺の、砂丘に埋もれる集落の外れに、一夜の宿を求

めた彼は翌朝、自分が「囚われの身」となったことに気づく。

あらゆる手段を駆使して、脱出を試みる、彼。

とうとう手にした、不条理との決別。

ところが、彼が選択した道は・・・。

ぬぐってもぬぐっても、身体の隅々に湿度を求め入りこむ、砂。

現実を超えた虚構の創造に成功し、安部文学を‘世界文学’

に押し上げた記念碑的作品。

 

作品の性質

1.副詞を削る、試み。

2.時代は反映している。

3.状況表現=生理への還元という方向性の確立。