Excelで描くパソコン画<描き方> (このページの記載内容は<描き方>CDの一部です)
   EXCEL'07での描き方補足
A4 基本図形を操る
(Excel2000)(お詫び:図形を縮小したために細線が見えにくくなっています)

A5 基本図形で絵を描く B1 パソコン画種明かし(T)
パソコン画教室・Q&A パソコン画
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道具箱を開けて、中にある道具を覗いて見ました。
今度はこれらを使って図形を描き色を塗る練習をします
「オートシェイプ(U)」の中に「基本図形(B)」と言うメニューがあり、その中に「基本的な図形」のリストがありました。
このリストにある図形を使って、「図形の処理と操作」の手順を覚えます。

1 図形を画面に貼り付ける
「オートシェイプ(U)」「基本図形(B)」そして「描きたい図形」(此処では「□(四角形)」)の順にクリックする。クリックが
終ると下図A402のようにポインタが「+」に変わります。
この「+」印を、マウスを動かして、四角を描きたい位置に持って行き、クリックすると図A403のように四角形が描け
ます。



          図A401            図A402             図A403       図A404

2 図形を移動する
完成した図形を移動したい時には、図形の中にポインタを乗せて、マウスの左側のスイッチをクリックすると、四隅四辺
に小さな四角(編集ハンドル)が表示され、図A404のようにポインタが矢印のついた「+」に変わります。

そこでマウスの左スイッチを押したままでマウスを動かす(ドラッグする)と、図形は移動します。
移動して定位置になったら、クリックすると四隅四辺の四角が消えて図形は固定されます。

3 貼り付けた図形の大きさを変える
出来た図形の大きさを変えるには、図形の上にポインタを乗せて左クリックすると、編集ハンドル(小さな□)が表示さ
れて図形を囲みます。

この編集ハンドルは、小さな□で囲まれている図形が、操作の対象(オブジェクト)であることを示しています。
次に、編集ハンドルにポインタを合わせると、ポインタが「←→」のように変わるので、マウスの左スイッチを抑えたままマ
ウスを動かす(ドラッグする)と、マウスを動かした方向に図形は変形します。クリックすると編集ハンドルは消えて図形は
完成します。

次に 色々な図形を例に、相似形に拡大・縮小したり、縦・横に拡大・縮小する場合の手順を以下に説明します。

@)相似形に拡大・縮小する
相似形に拡大・縮小する時は、編集ハンドルの四隅の□を使います。
此処では楕円を例に説明します。
四隅の□の内、右上隅の□を例に説明しますが、他の隅の□でも同じように出来ます。
図A404−1に示すように右上隅の□を、矢印で示すように右斜め上にドラッグすると、楕円は図A404−2のように拡大
します。
また、右上隅の四角を、図A405−1に矢印で示すように左斜め下にドラッグすると、楕円は図A405−2のように縮小します。

 
    図A404−1          図A404−2        図A405−1           図A405−2

A)横に拡大・縮小する
横に拡大・縮小するには、左右の辺の中央にある□をドラッグします。
図A406−1に示すように、右辺中央の□を→の方向にドラッグすると  楕円は横方向に伸びて、図A406−2に示すように
扁平になります。
また、左辺中央の□を図A407−1に示すように→の方向にドラッグすると、楕円は横方向に縮んで、図A407−2に示すよう
に小さな円に近くなります。


図A406−1         図A406−2           図A407−1              図A407−2

B)縦に拡大・縮小する
縦に拡大・縮小するには、上下の辺の中央にある□をドラッグします。
ーーーー縦に拡大縮小するのは横の場合と同じなので省略ーーーーー


4 貼り付けた図形の「勝手違い(対称)」図形を作る
基本図形の中には、直角三角形や台形のように、勝手違い或は対称の図形がリストの中に無いものがあるので、必要に応じて
「勝手違い」の図形を作ることになります。

「勝手違い」の図形を作るには、「図形の調整(R)」「回転/反転(P)」とクリックすると、回転と反転のメニューが表示されますから
、この中から反転のメニューを選択することで作ることが出来ます。

また、ドラッグするだけでも作ることも出来ます。 場に応じて、使い易い方を使うといいでしょう。

@)「図形の調整」「回転/反転」による方法
正三角形を例に説明します。
基本図形から正三角形を画面に貼り付けます。
貼り付けた図形の中にポインタを乗せて左クリックすると、図形の四隅四辺に編集ハンドルが表示されて図形を囲み、処理操作の
対象(オブジェクト)であることを表示します。

次に、図A410に示すように、道具箱の棒(ツールバー)上の「図形の調整(R)」から、「回転/反転(P)」とクリイクすると、「回転」の
メニューと「反転」のメニューが表示されます。

この中から「左右反転(H)」または「上下反転(V)」を選択してクリックすれば、左右或は上下の「勝手違い」の図形(図A411)が得
られます。



図A410 反転のメニューと正三角形                          図A411 反転図形


A)ドラッグで作る方法
ドラッグで作る方法の基本的手順は、目的の図形の上で左クリックした時に表示される四隅四辺の□を、反対側或は対角側にある
□を越してドラッグすることで、勝手違いの図形を作る方法です。

即ち、左辺にある□を、右辺の□を超えてドラッグすると左右の勝手違い図形が、また底辺の□を、上辺の四角を越えて上側にドラ
ッグすると上下の勝手違い図形が得られます。

勿論、対角についても同じことが出来ます。
直角三角形を例に左右の勝手違い図形を作ります。
図A412−1が元の図で、図A412−4が勝手違いの完成図です。
図A412−1の左辺中央の□を→の方向にドラッグします。
右辺の□は、判りやすいように縦の2点鎖線で結んで示しました。
図A412−2は右辺中央の□をドラッグが超える前、そして図A412−3は超えた後です。この線を越えると図形は左右の「勝手違い」
になります。



図A412−1 →の方向にドラッグ  図A412−2   図A412−3 右辺の□を超える       図A412−4完成

上下の勝手違い図形も同様の手順で作れます。


5 貼り付けた図形を回転して斜めにする
図形を回転することで、任意の位置に斜めにする事が出来ます。
正三角形を例に図形を回転してみましょう。
基本図形から正三角形を画面に貼り付けます。
貼り付けた図形の中にポインタを置いて左クリックすると、図形の編集ハンドルが表示されて図形を囲みます。
そこで、図A414に示すように、ツールバー上の「図形の調整(R)」をクリックし、続いて表示されたメニューの「回転/反転(P)」をクリック
すると、図A414のように3種類の回転メニューが表示されます。
回転/反転メニューをドラッグして切り離し、図A415のように「自由に回転(T)」をクリックすると、四隅四辺の□は消えて、四隅に緑色の
玉が表示され、回転の準備が出来たことを示します。



図A414 回転/反転(P)をクリック メニューを切り離す      図A415    図A416       図A417 

図A416に示すように、緑の玉にポインタを合わせると、緑の玉は矢印のついた円で囲まれます。この状態でドラッグすると図形は回転し
ます。
図A417は下側にドラッグして回転した時の図形です。
尚、「回転/反転(P)」で表示されるメニューの中の「左右反転(H)」をクリックすると、左右の勝手違い図形が得られます。
同様に「上下反転(V)」をクリックすると、上下の勝手違い図形が得られます。

6 形を変える
三角形、平行四辺形、台形など基本図形を貼り付けた時の形と異なる任意の形を作る手順を説明します。

@)三角形
任意の角度構成を持つ三角形を作る時は、二等辺三角形から作ります。基本図形の中から二等辺三角形を選択して貼り付けると、編集
ハンドルの□の外に、図A418に見えるように黄色の菱形が、頂点の近くに表示されています。

この印にポインターを合わせて左右にドラッグすると、角度構成が変わって任意の形の三角形を作ることが出来ます。
左右の端一杯にドラッグすると直角三角形になります。


図A418−1     図A418−2     図A418−3   図A418−4      図A419−1    図A419―2

A)平行四辺形
任意の角度構成を持つ並行四辺形を作るには、基本図形の中から並行四辺形を選択して貼り付け、編集ハンドルの□の外に図A419に
見えるような黄色の菱形をドラッグして作ります。
左端一杯にドラッグすると四角形に、右端一杯にドラッグすると線になります。

B)台形
任意の角度構成を持つ台形を作るには、基本図形の中から台形を選択して貼り付け、編集ハンドルの□の外に見える黄色の菱形をドラッ
グして作ります。

左端一杯にドラッグすると四角形に、右端一杯にドラッグすると二等辺三角形になります。(図は省略します)


7 色を塗る
出来た図形に色を塗ります。
先ず、貼り付けた図形の中にポインタを乗せて左クリックすると、編集ハンドルが表示されて図形を囲み、色を塗る操作の対象であることを
示します。

次に、図A421のように「塗りつぶしの色」をクリックすると色のリストが表示されるので、欲しい色(此処では「赤」)をクリックすると、図A417
のように図形には赤色が塗られます。


図A421           図A422 「赤」を塗る         図A423「赤」を指定     図A424「赤」にポインタがある

もっと他の色が欲しい時には、「その他の色(M)」をクリックして、図A423のように「色の設定」を開き、「標準」(図A423)或は「ユーザー設定」
(図424)から適当な色を選択します。(赤・緑・青を、夫々255を最大値とする数値で指定することも出来ます。)


8 グラデーションを付ける

色にグラデーションを付けるには、色を選択した後で、今一度「塗りつぶしの色」をクリックして色のリストを表示し(図A422)、その下端にある
「塗りつぶし効果(F)」をクリックします。

「塗りつぶしの効果」のページ(図A425)に、「グラデーション」と言うタグがあるのでこれをクリックします。
グラデーションは1色と2色が選択できます。

@)1色のグラデーション
1色のグラデーションでは、白い方向(図A425)と黒い方向(図A426)ができます。


図A425 白い方向              図A426 黒い方向               図A427
グラデーションの形は「グラデーションの種類」を選択することで、上下、左右、対角、中心と周辺などに変えられます。種類を選択する○をク
リックして色々試してみてください。


A)2色のグラデーション(図A427)
2色のグラデーションをする時は、「色」の項目で「2色(T)」をクリックして選択し、「色1」と「色2」の▼を、夫々クリックすると色のリストが
表示されるので、適当な色を選択します。
リストの中に適当な色が無い場合は、リストの下端に表示されている「その他の色(M)」をクリックして、「色の設定」のページを開いて選
択します。