初心者のためのマージャン講座 ルールと役の解説

TOP > ローカル役とローカルルール>第1話 オープンリーチ
暗闇博士よ、研究の方はすすんおるのか?
ハッ・・・これはこれは 魔 囚人 いや 剣王様。このような、むさ苦しい研究所までおこしいただいて、恐縮でございます。

そろそろ大会の方も近づいてきておる。博士の研究の成果を見せてもらおうと思って、来たのが今日の目的だ。

は、そういうことでございましたか。
私の専門はいちおう「古代史」ですので、文献から得られた、正式には採用されていないマイナー役でも紹介いたしましょう。なかなか、多くの役が発見できております。
ほう、そうかそうか。「マイナー役」とはルールによっては採用されておらんのだろう? だったら覚えておいても しかたないのではないか? 使えない役を覚えてどうするんだ? ボケが!
確かに おっしゃる通りでございます。ただ、本日紹介するのは マイナー役 ローカル役ながらも、全国に普及している役のみをご紹介いたします。つまり、「実用性が高い」役ばかりです。ルールによっては使えるので 覚えておいて 損はないかと…

では、まず始めに、先日 エジプトのクフ王の墓の壁画に書かれていた「オープン リーチ」と呼ばれている役を紹介いたしましょう。

ほう、あの有名なピラミッドの壁画か・・・そんな所に麻雀の役が紹介されているとは 誰も思うまい。
まさか、あのような場所に書かれていようとは。イッヒヒ・・

【オープンリーチ/2ハン】(リーチ分の1ハンを含みます)
これはリーチをする時、自分の牌を倒して、自分が何待ちであるかを宣言してのリーチです。
そんなことをすれば、誰も捨ててはくれんな。相手がリーチしているならまだしも、誰もリーチしていなければ ロンあがりは望めんのではないか?
その通りでございます。これは「ツモあがり」のみに期待するリーチでございます。「5面待ち」「6面待ち」など あたり牌が多い多面待ちの時には 有効ではないかと思われます。

また、ホンイツ・チンイツなどの染めた手の場合など、終盤になると捨て牌から待ちが相当、明らかになるので、ほぼ「ロン」でのあがりは望めません。そんな時に「どうせ誰も捨ててくれないなら、オープンリーチでいいやんか!」という具合に、やけくそのケースもございます。

またオープンリーチのやり方も二種類あるようで
    
このように「待ち」の部分だけを公開する方法と

    
手持ちの牌をすべてをさらけ出すパターンがあるようです。

また 自分がリーチいていない状態で 相手のオープンリーチに振り込んだ場合は相手の手に関係なく「役満払い(親48000点 子32000点)」とするルールもあるようです。まあ、そのような、あたり牌がわかっているのに、わざわざ捨てる物好きはおらんでしょうが・・・

のう、博士よ。ワシらの出番はこのコーナーだけになるのか?
はぁ…おそらく そのように思われます。ワキ役の悲しいさがでしょうか・・・
人気が出る理由もないかと・・・イッヒヒ。
なら もっと多くの役を発見して このコーナーを存続させるのだ。ワシらも、もっと目立たねばならんからな。さあ、次の役を紹介しろ。ローカル役の紹介だけで、WEBのすべてを腐土と化してくれるわ!
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