科学する麻雀の著者・とつげき東北ロングインタビュー
とつげき東北 プロフィール
1976年兵庫県生まれ。2001年東北大学工学部通信工学科卒業。2002年、北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科中退。99年よりネット麻雀「東風荘」にデビュー。自身のウェブサイト「システマティック麻雀研究所」を立ち上げ、ツキや流れを排除した統計学に基づく科学的な麻雀理論を発表する。
2004年には初めての著書「科学する麻雀」を講談社現代新書より発売し、ベストセラーとなる。2007年には2冊目の著書「超・入門 科学する麻雀」を麻雀ライター福地誠氏の編集にて発売。この本は後に「おしえて!科学する麻雀
」と改題再編集されて発売されていた。現在は国家公務員をしながら、麻雀研究をライフワークとしている。
卓越した理論や歯に衣着せぬ物言い、毒舌から多くの賛同者を抱える反面、アンチとよばれる人々も多く存在している。ネット上では「とつさん」「凸」の愛称で親しまれ、時折、ニコニコ生放送やUstremで芸人顔負けの軽快なトークを披露したり、様々な企画に挑戦するなど、コミカルな一面も見られる。
2012年の現在は雑誌などの寄稿を行いながら、活動の場をツイッターに移している。
インタビュー公開:2007年9月
とつげき東北さん著作/関連サイトの紹介
発売は2004年。従来の感覚や体感による戦術を否定して、ネット麻雀東風荘を独自のツールで解析したデータに基づいた新たな戦術書として麻雀界に大きな衝撃を与えた。今もって「名著」としてあげられ「科学する麻雀の以前以後」に分類されるほどターニングポイントとなった画期的な本。「統計学」という従来の麻雀にない要素を取り入れているのも特徴で、一般教養書としても注目を集めた。
発売は2007年。前作『科学する麻雀』はプログラミングコードを掲載するなど、部分的に馴染みがない人には難解な記述もあった。麻雀ライターの福地誠さんを編集に迎え、科学する麻雀をよりわかりやすく書きなしたもの。ギャグエッセイや対談、巻末の麻雀プロからの賛否両論の意見など笑いの要素も取り入れられている。現在は『おしえて!科学する麻雀』に改題され再発売されている。
発売は2009年。「超入門・科学する麻雀」が改装された本なので、特にコレクターでなければ現在はこちらを入手するほうがベター。改装にともないじゃっかんの加筆などが行われている。「科学する麻雀」とどちらを先に読むべきかという問題については、どちらでも大丈夫だと思います。
1999年から公開されているとつげき東北さんのサイト。少し内容が古くなるが「科学する麻雀」のベースとなった戦術論や、ギャグエッセイ、掲示板などを読むことができる。また東風荘のデータ解析ソフト「できすぎくん」を始め、自作のソフトがいま現在もダウンロードすることができる。
こちらでもとつげき東北さんのプロフィールや関連する作品などをまとめています。