津田弁護士と麻雀
ここらでもう少し軽い話題にしてみよう。
弁護士をやっておられる津田くんの麻雀観についてもお聞きしてみたい。麻雀をはじめられたきっかけや、学生時代は雀荘でメンバーをされておられた経験もあるみたいじゃが、何か印象に残っているようなエピソードがあれば教えてほしい。
メンバーとは従業員のことですね。人数が足りない場合にはお客さんにまじって打ったりします。
麻雀をはじめたきっかけは、友達に誘われて、ですね。学生時代は、ホント雀荘に入り浸りでした。
麻雀で一生忘れないのは
というリーチに一発で打ち込んだことです。
これ、メンゼンの緑一色ですよね…。
とのシャボ待ちです。
関西地方のサンマなら、チートイツにも取れるかも…。
ヒントの少ない6巡目くらいの早いリーチで、このとき僕は、を打つかを打つかで悩んだんです。
で、悩んだあげくを切ったのですが、結局どっちも当りだったという…漫画みたいな本当の話です。
どっち切っても役満のあたり牌(笑)
見かけるだけでも一生に一度あるかないかって感じよねぇ。
メンバーのバイトしているときに思ったのは、「麻雀の腕だけでは勝ち続けられない」ってことです。たとえば、同じように勝っている客でも、喋りとか人あしらいが上手い人と下手な人がいるんです。これが下手な人は、他の客に嫌われて狙い打ちされて、最初勝っていてもそのうち大負けしてしまう。上手い人は,勝っても嫌われないからずっと勝ち続けられる。
同じように勝っても、嫌われる人とそうでない人がいるんです。これって実社会にも通じるようなところがある気がして、印象深かったですね。
処世術みたいな感じなのかしら…。
接客業である以上は対人スキルみたいなことは必要なんじゃろうな。不必要な摩擦を起こさなかったり、荒れたお客さんをうまくあしらったり。営業の仕事でもそうじゃが、もちろん商品が良いから買うという前提はあるが、担当者の人柄なんかも含めて1つの商品を形成し購買動機につながっとるわけじゃし。
肝心の麻雀の腕前のほうはどうなんだ?
弁護士さんだから、すごく理詰めで冷静な感じそうですね…。
もちろん「腕に覚えあり」です!って言っておきます(笑)
牌効率などの理屈は嫌いではないですが、打ち筋はデジタル一辺倒というわけではないです。けっこう“手をこねる”のも好きなので。
じっくり手役を作るのとかもわりと楽しいですよね。
他にギャンブルをやったりとかはないのか?
パチンコ・パチスロはたまにはやりますが、やっぱり麻雀の方が断然面白いですね。
競馬はすごく面白いと思うんですが、僕の場合、全く当たらないので(苦笑)あまりやらないようにしています。
やっぱり弁護士なら性格的に熱くなりやすいタイプじゃなさそうだよな。
性格的に熱くなりやすい方ではないですが、やっぱ、麻雀のときは熱くなりますね。普段仕事のときは冷静でいないといけないので、麻雀で熱くなって仕事のストレスを発散させている感じです。
なんかあれだな、話を聞いていると本当に麻雀好きなんだな…
麻雀漫画とか麻雀の戦術本を読んだりしますか? 好きな麻雀漫画とか、おすすめの本とかあれば教えてください
戦術本はあまり読まないのですが、やはり「科学する麻雀 (講談社現代新書) 」は読みました。ベタな感想になりますが、画期的な内容で非常に興味深かったです。まだ読んでいないという人にはお薦めです。
「科学する麻雀」の著者である、とつげき東北さんにもインタビューにお越しいただいたことがあります。「とつげき東北インタビュー」
麻雀漫画は、大量に読みますね 。片山まさゆきさんや福本伸行さんは、ほとんど全部読んでます。
押川雲太朗さんも大好きです。押川さんの「リスキーエッジ」は、超名作なので絶対お薦めです。
福本、片山の両名の作品については漫画喫茶に行けばほぼあるじゃろう。実際に漫画のようなことをやったら捕まるというか、福本作品は命が危なそうな感じじゃよな。
リスキーエッジは一匹狼の主人公が高レートで活躍する麻雀漫画で、わりと麻雀漫画読み込んでいるような玄人筋から評価高い作品じゃよ。手に入りにくかったんじゃが、コンビニで復刻版のような形で発売されるようになったので随分と手に入りやすくなったと思う。ぜひともおすすめしておきたい。
咲とかも面白いですよね。まだまだ続きます!