初心者のためのマージャン講座 ルールと役の解説

TOP > 勝つための麻雀講座 >第9話 リスクの計算
さあ、いよいよ終盤じゃ!気合を入れていくぞぃ!
今回教えるのは、「リスクの計算」じゃ。これは、なかなか重要なんじゃ。

今まで教えてきた「スジ」や「壁」を使っても、どうしても相手のあたり牌を完全には予測できないわけじゃな。つまりロンされる可能性のある「危険牌」を捨てなければいけない状況も訪れるわけじゃ。お宝を手に入れようと思えば、危険もおかさないといけないわけじゃ。

わしはその「危険牌」を「勝負牌」と呼んでいるぞぃ。
これは、その危険牌がロンされなければ、自分にもあがるチャンスが訪れる。

勝つか負けるかの分岐点となる牌のことですね。

そして「勝負牌」、危険牌をすてるのは1回の勝負で1回か2回程度じゃよな。
何度も何度も危険な牌を捨てているようじゃ、いずれはロンされる運命じゃよ。まあ、これは個人の好き勝手じゃから、何回勝負しようがかまわんのじゃが。

じゃあ、博士、その勝負牌を5回、6回捨てないといけない場合に直面したら、どうしたら良いのですか?

まず、「スジ」や「カベ」を使い、相手の捨牌をよく見て何が危険牌で何が安全牌なのか?を確認するのが先じゃな。「スジ」や「カベ」といったことを知らなければ、せっかく「安全である」というサインがでているのに、見落としていることになる。情報を大切に扱うのが先じゃよ。

その上で、4回も5回も勝負しないといけない場合に直面したらじゃなぁ…

麻雀は4人でやるゲームじゃから、一局の勝負であがることができるのは、4人のうち1人だけじゃ。だから、毎回毎回、自分が勝つことは不可能なことなのじゃよ。

時に勝負を捨てて逃げることも大切じゃ。「おりる」というぞぃ。

初心者の人にしてみたら、安全牌を捨て続け、ゲームを逃げることに抵抗があるかもしれん。しかし、麻雀はその場かぎりで勝負が決定するわけではない。最終的に1位になった奴が勝者じゃよ。局地戦に勝ったからといって、勝負が決まるわけではないじゃ。目先の勝利におぼれるようではダメじゃ。

こんな話がある。

昔、中国のえらいさんに劉邦という人物がおった。このおっさんはライバルである項羽にたびたび負けたり、勝負を捨てて逃げておったんじゃ。じゃが、天下分け目の戦いで劉邦は項羽を打ち破った。その天下分け目の戦いに勝った劉邦は皇帝になり「漢」という国を作った。たびたび勝っていた項羽は惨めな死をむかえる。

まあ、余談じゃ。あんまり関係ないかもしらん。
ただいえるのは、麻雀は1ハンチャンの間に何回あがったか、何回完成の形にもっていけたのか、その回数を競い合うゲームではないんじゃよ。

もっと別の例をあげるなら、日給8000円の給料をくれる会社に、一日7000円の交通費を払って通う必要があるのか? って部分じゃ。日給10万円をくれる会社なら、交通費7000円も意味があるじゃろう。

初心者の多くは、麻雀になれていないため、つい自分の手を作ることに必死になってしまう。周りの状況と自分の手の大きさを考えなければいかんぞぃ。

おりずに「危険牌」を捨てると決めた場合に「リスクの計算」が必要じゃ。ここは勝たなければいけない!と決心した時こそ、勝負牌を捨てるんじゃ。

ところが、今、自分の手がこんな感じじゃったとしよう。
    

ここでを捨てればリーチをかけれる。
自分にもあがりのチャンスが訪れる。しかし、今、親であるに「リーチ」がかかっておる。「スジ」や「壁」をつかってもが安全であるという保証はないとする。
ひょっとしたらロンされるかもしれない状況じゃ







【劉邦と項羽のたとえ話】

横山光輝の三国志の中で、赤壁の戦いに消極的だった呉の重臣達を説得するために孔明先生が用いた話。さすがの張昭もだんまり…
この場合、が勝つか負けるかの分岐点になる「勝負牌」ですね。
ここで、リスクの計算をしないといけないわけじゃ。
自分が仮にリーチをしてあがるとすると点数は
リーチ(1ハン)+役牌(1ハン)=合計2ハン 子の2ハン(2000点)じゃ。

仮にロンされた場合、相手が親であるから満ガンでもあれば「親/4ハン・満ガン12000点」を払わないといけないわけじゃ。

勝って2000点 負ければ12000点 じゃ、ちょっとつりあわないですね。
そうじゃ、それが「リスクの計算」じゃよ。特に親を相手に勝負をふっかける時は十分な注意が必要じゃな。2000点を得るために、12000点や18000点も払うようじゃ、ちょっと厳しいぞぃ。

また「テンパイ」にもっていこうとして、終盤に欲張ったりすると、ロンされる危険性もある。たしかに「ノーテン」でゲームを終えると1000点なりを払わないといけないのじゃが、ロンされて12000点ほど払うのと、ノーテンで1000点払うのはどっちが得か?という部分をよく考えないといけないわけじゃな。

運にまかせて祈るしかない状況、チャレンジしないといけない状況もあるんじゃが、やろうとしてることが本当に意味のあることなのか、ちゃんと考えないといかんぞぃ。

あまり、あがりに目がくらみすぎるな!ということですね。

博士、けど序盤戦にそんな状況になったら、早々と勝負を捨てないといけないのですか?

そんなことはないぞぃ。それは次に説明する。
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