麻雀牌の名称 牌の呼び方

最初に言っておくが、無理に詰め込むような暗記をする必要はない。
まずは基本となる牌の名称からみていこうか。

それとスマホ版のレイアウトが完成しているので、スマホからアクセスしている人は「麻雀牌の名称 牌の呼び方」にアクセスするといいじゃろう。書いている内容は同じなんで好きにしてもらってかまわんよ。

確か、大きく分けて数字を現している数牌/スーハイ・シューハイと漢字が書かれている字牌/ツーハイに別れるのよね。

数牌(スーハイ・シューハイ)

字牌(ツーハイ)

そうなんじゃが、わしの経験では正式名称のツーパイとかシューパと呼ぶ人の方が少ないなぁ みんな、日本語の読み方をそのままに「じはい」とか「すうはい」「かずはい」とかよんどるよ。 なので、「牌」の発音も「ぱい」でも「はい」でも、どっちでもええよ。

基本的に数の数え方は
1(イー) 2(リャン) 3(サン) 4(スー) 5(ウー)
6(ロー) 7(チー) 8(パー) 9(キュウ・チュウ・クー)

微妙に中国風だけども、日本語も混じってるわね。
北京語? 普通話?

えー、中国から伝わったことに異論はないんじゃが、もう日本での歴史も長いので、けっこう日本語も混ざっておる。「餃子の王将は中華料理なのか?」という問題と一緒で、あんまり気にしなくていいと思うぞぃ・・・。

順番に見ていこうか。


萬子 万子 / マンズ ワンズ
これはお金の単位である「萬」を現しているらしいぞい。

(イーワン/イーマン) (リャンワン/リャンマン) (サンワン/サンマン)
(スーワン/スーマン) (ウーワン/ウーマン) (ローワン/ローマン)
(チーワン/チーマン) (パーワン/パーマン) (キューワン/キューマン)

これに関しては「マンズ派」と「ワンズ派」の2種類あるので、好きなほうでいいと思うぞぃ。漢字で書く場合は「万」「萬」の字が当てられる場合がある。古い世代は「ワンズ」と呼ぶかもしれん。

牌の画像が使えないネット環境では 1m2m3m もしくは 漢字で 一二三
などと書いて表現されるケースが多いぞぃ。

なおは「チュウワン」「チュウマン」のように「チュウ」となる場合もあるわな。


筒子 / ピンズ
これはお金のそのものを現しているんじゃな。

イーピン リャンピン サンピン
スーピン ウーピン ローピン
チーピン パーピン キュウピン/チュウピン

まれに古いマンガや小説では「トンズ」と呼んでいるものもあるかと思うが、最近はあんまり「トンズ」とはいわんなぁ。

ネット環境では(5)(6)(7)のように()の中に入れられたりするし
(556677888)のように、()に全部入れられて表記されるぞぃ。


索子 竹子 / ソーズ
これは穴あき硬貨を通す竹がモチーフらしいぞぃ。

イッソー/イソコ リャンソー サンソー
スッソー/スーソウ ウッソー/ウーソウ ロッソー/ローソウ
チーソウ/チャッソウ パーソウ/パッソウ クーソウ/クッソウ

これも人よっては「リャンゾウ」「サンゾウ」などのように濁音になる場合もあったりする。

ネット環境では 123 456 などのように数字で表される。


ネット環境での麻雀牌の表記をあらためて見るとじゃな

    

これを書き直すと

111234(567888)九九
1s1s1s2s3s4s5p6p7p8p8p8p9m9m

こういう風に書かれるわけじゃよ。慣れないうちは、ちょっとわかりにくいかもしれんな。正直、わしもこういう書き方はわかりずらくて好きになれん。

そして、この数牌の中でも1と9を特に

老頭牌(ロウトウハイ) と呼んだりする。

この老頭牌だけで完成させると

    

役満 清老頭(チンロウトウ)になるぞぃ。

まあ、ちょっとやそっとではお目にかかれん難易度じゃな。使える牌が6種類しかないので、難易度はかなり高いといっていい。


逆に、1と9をのぞいた数牌2~8を中張牌/チュウチャンハイと呼ぶわけじゃ。

    

中張牌だけで完成させると麻雀の基本役となるタンヤオになる。


続いて字牌じゃな。

字牌は「風牌」と「三元牌」にわかれるのよね。

三元牌/サンゲンパイ

ハク/シロ/パイパン/白板
ハツ/ミドリ/アオ/リューハ/緑發
チュン/ナカ/アカ/フォンチュン/紅中

基本的に「ハク・ハツ・チュン」で良いと思う。

この三元牌を3つ集める と
    
役満の大三元/ダイサンゲン となるわけじゃよ。


続いて「風牌」じゃな。正確には「フォンパイ」もしくは「四風牌/スーフォンハイ」とよぶんじゃ。別に覚えなくてもよいぞぃ。「カゼハイ」で十分じゃよ。

風牌/フォンパイ

トン ナン シャー ペイ/ペキ

こちらは、3枚集めても「役牌/1ハン」がつく場合とつかない場合がある。
こちらも、全部集めると役満「四喜和/スーシーホー」になるわけじゃよ。

    

ネットの環境ではそのまま、白発中東南西北と書かれるんじゃな。

席との関係で自分に関係ある風牌や無関係な風牌ができることになる。
ゲーム進行の流れ」でちょっと話したように、もう一度、説明しておこう。
事前にこれを読んでくれたものとして説明するので、未読の人は注意しておくれよ。

はっきり言って「正式名称」はあんまり使ってないので、覚えなくてもいいぞぃ。

東場における 南場におけるなど全員に役牌(1ハン)が付く風牌の
ことを正式には圏風牌(チャンフォンパイ)とか荘風牌、場風牌と呼ぶらしいぞぃ。

ただ、多くの人は全員の場の風牌なので「場風(ばかぜ)」とか呼ぶなあ。

逆に自分の風を「自風(じかぜ)」と呼ぶ。これも正式には「門風牌(メンフォンパイ)」らしい。

それと、自分が3枚集めても無関係な風牌を通称「オタ風」という。
これも正式には「客風牌(コーフォンパイ・オタカゼパイ)」というらしい。

えっと、確か平和/ピンフを作る時の雀頭にも関係あるんだったわね。
どの役満も難しそうね…

役に関しては「麻雀役を覚える講座」をやっておるのでそちらを見ておくれ。
そして、この「字牌(風牌+三元牌)+老頭牌」のことを

ヤオチュウ牌/ヤオチュウハイ

と呼ぶわけじゃよ。
これは漢字では表示できんが「公九牌」のヤオは「公」の右上が書けた字じゃよ。

(ヤオチュウ牌)

このヤオチュウ牌を集めて完成するのが国士無双ね。

確かにそうじゃが、それは役についてのところでやろうか。





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