途中流局

麻雀は絶対にドラの表示牌を含めた14枚を残して終了とするんじゃな。これは誰もツモすることができない。

最後に残す14枚を王牌(ワンパイ)って言うんだったわよね。

このワンパイを残して誰もあがらなかった場合、勝負が流れるという意味で流局(りゅうきょく)というんじゃな。

流局した場合、ノーテンの人は点数を支払うし、テンパイの人は点数をもらえる。これについて「ノーテン罰符」のページを見ておいてほしい。

今回説明するのは、それ以外のケースで勝負が終わってしまうケースじゃな「途中流局」というが、文字通り、途中で勝負が終わってしまうケースがある。
ルールによっては採用していない場合もあるので、事前確認が必要じゃな。


九種九牌(キュウシュキュウハイ)

正式には「九種ヤオチュウ牌荒牌」と呼ばれるんじゃが
これは親の場合は配られた時点、子どもの場合は第1回目のツモの時点で「ヤオチュウ牌」が「9種類以上」あれば、そのゲームを終わらせることができるぞぃ。配りなおして再スタートじゃな。

ヤオチュウ牌13種類

この中の9種類があればいいんじゃな。ただし、子の場合は純粋な第1ツモに限られるので、自分の順番が来るまでにポン・チー・カンがあると成立しない。

けど、これって国士無双の役満を狙うには絶好の機会じゃない?

うーん、まあそうともいえるわな。

別に絶対に流局をしないといけないってわけでもないので、このまま続行でもいいんじゃな。どちらを選択するかは自由じゃし。元々は、あまりにあがりに遠いので、その救済措置として作られたみたいじゃよ。

ちなみに「9種類以上」であって「9枚以上」ではないので間違えないように。


四風連打(スーフォンレンタ)

これも「四風子連打」などと呼ばれたりする。言葉で説明すると1巡目で同じ風牌が4枚捨てられるとその局が流れてしまうんじゃな。

その1局がスタートする。
を捨てる。
を捨てる。
を捨てる。

そして最後にを捨てると「四風連打(スーフォンレンタ)」が成立するんじゃな。

最後に捨てる私に選択権があるのね。

別にでなくてもならどれでもええわけじゃな。

四風子連打も、中国語の発音で「死風子連打」に通じるものがあるので、縁起悪いからやめようとか、そういうゲンかつぎの要素があるといわれておる。

なので、別にゲーム性にさほど影響するわけでもないし、「なんだかわからないけど、昔からそういうルールだから」という理由ぐらいしかない場合もあるんじゃな。そういう意味で、採用していないケースもあるので、そのへんは事前に確認しておくれよ。配りなおすのがめんどくさいって感じで、途中流局を採用しないケースもけっこうあるんじゃな。

どんどん行くぞぃ。


四開槓/スーカイカン

これは以前に少し説明したかもしれんが「カン」を4回やると、流局になってしまう。

ただし、1人で4回カンをすると、それは役満の「四槓子」のテンパイになるので問題ない。

2人以上の合計が4回に達すると、流局になるんじゃな。これは状況を見て、カンをすることによって流局になることが自分に有利なら、やってみるのもいいじゃろう。


四家立直(スーチャリーチ)

これも漢字みたらわかるが、4人がリーチするとその局が流局になってしまう。

3人リーチしている状態で、最後にリーチするのね。

もちろん、最後の人がリーチした牌がロンされずに、通ればの話じゃな。
これもルールによっては採用していない場合もあるので注意が必要じゃな。


最後に
三家和/サンチャホー
と呼ばれるものがある。

これは自分の捨てた牌で、残り3人に同時に「ロン!」といわれた場合に流局扱いになる。が、これは次回のページまわしてみよう。





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