基本役としての平和(ピンフ)

ジャンナビ麻雀

ひとまず入門編で教えることはこれで最後じゃ。復習とまとめの意味もかねて、今までに出た知識を総動員して基本役である「平和(ピンフ)」を教える。基本的で重要な役じゃが、なんで最後に教えるかといえば、ちょっと条件がややこしいんじゃ。

今までの知識を総動員しているので、書いていることがさっぱりわからん場合は最初にもどって復習してみるといいじゃろう。

では、はじめようか!覚悟をきめるんじゃぁぁぁぁ!
でぃぃぃぃぃっ !!

まずは基本的な「ピンフ」の形を見ていこう。ピンフは1ハンの役になる。特に点数が高いわけではないんじゃが、登場頻度が高い、つまり作りやすい役という意味では基本になるんじゃな。


(平和(ピンフ)=1ハン)

「3枚1組のグループ(面子/メンツ)が4つ+2枚1組(対子)の雀頭」という麻雀の基本型は変わりないぞ。

ピンフの基本条件は『「3枚1組のグループ(面子/メンツ)」がすべて「順子/ジュンツ(数字の三連続)」でないといけない』という条件がある。「刻子(コーツ/同じ牌3枚)」が混じってはいけないんじゃな。

遅刻したからいきなり何を言っているかわからねえ。

こういう数字の3つ連続が「順子」よね。

  同じ牌3つのグループは「刻子」ね

条件1:全部のグループが「順子/ジュンツ」でないといけない。刻子/コーツが混じってはいけない。

ただし、チーをしてはいけない。メンゼン状態であることが条件じゃ。「鳴く」という行為での平和は認められない。

     チー!
(チーをしてのピンフは不可)

条件2:全部のグループが順子でも「チー」をしてはいけない

全部「順子」なんで、ポンやカンをするのはそもそも論外ですね。

それから「雀頭(あたま)」にも制約があるぞ。

条件3:平和(ピンフ)の雀頭には「役牌(1ハン)」が付く字牌を使ってはいけない。


(白・発・中の三元牌をアタマにしてのピンフは不可!)

の「風牌」を使う時は、「ピンフ」が成立する時と「成立しない時」がある。それは自分の風牌との状況によって変わるわけじゃ。自分が3枚集めた時に役牌がついてしまうものは、アタマにしてはダメなんじゃな。数字の牌ならばなんでもOKじゃよ。


(アタマが東・南・西・北の場合は成立する場合としない場合がある)

風牌については、「第10回  ゲームの流れ」でやりましたね。「ピンフ」の条件はかなり厳しいですね

その上で最後に「待ち方」にも制約がある。

「ピンフ」成立条件には、テンパイした後「最後の待ちが両面待ち(リャンメン待ち)でないとダメ」という規定がある。

条件4:最後の待ちが両面待ち(リャンメン待ち)

この場合はの両面待ちなのでピンフが成立する。

他にはこういう待ち方があるのは覚えているかな?

 ペンチャン待ち(片面待ち)

 カンチャン待ち(真ん中待ち)

 タンキ待ち(アタマ待ち)

 シャンポン待ち(通称シャボ待ち)

シャンポン待ちは「シャボ待ち」ともいうんだったわよねー。

いまいちよくわからねえが…

●全部のグループが「順子/ジュンツ」でないといけない
●「ピンフ」は最後が「両面待ち」であがらないとダメ
●メンゼン状態でないといけない。チーしてはいけない
●役牌がつく字牌は雀頭に使ってはいけない

けっこう制約があるんだな。本当に基本なのかよ?

なんで「ピンフ」が基本なのかといえば、確率の問題から、かなり頻度が高い役なわけじゃ。つまり「ピンフ」は作りやすい役ともいえるなぁ。「タンヤオ(数牌の2~8で作る役)」と共に、頻度が非常に高いわけじゃな。

「ピンフ+タンヤオ」は「タンピン」としてセットになることも多い。ここに門前(メンゼン/鳴かない状態)」のメンゼンを加えて、リーチをした場合は「メンゼン・タンヤオ・ピンフ」で「メンタンピン」と呼ばれワンセットになるケースがけっこう多いんじゃよ。かつての阪神のウイリアムス・藤川・久保田の「JFK」みたいなもんじゃな。

さあ、これで入門編で教えるべき麻雀の項目は終わったぞ。まあ、まだまだ教えたりんことはあったが、「麻雀」というものが漠然とでもわかれば、それでよしじゃ。

博士、みなさん、オハヨウゴザイマス!

ピンフやってるんですね。いいですネ! ちなみに「平和(ピンフ)」は「戦争がなくって平和だなー」の「PEACE」という意味ではなく、「平らな和了(あがり)」という意味で「ピンフ」という意味です。確率論でいえば、最もあがりやすい役で、点数が高くなる要素のない最低限のあがりという意味ですね。

いきなり登場して知識自慢しちゃいましたね。私の記憶回路にはあらゆるデータが貯蔵されていますので、それを元にすすめていきましょう。私が来たからには安心です。AMAZONで発売されている1000円ぐらいの麻雀入門書など私がいれば買う必要はなくなりました。おめでとうございます。

バカタレ!このポンコツロボット!入門編はとっくに終わってるわい!昼すぎまでグースカと寝ておって! そもそも、ロボットが睡眠をとるとは何事か?!エイ、エイ!

イタイ、イタイ…博士、叩くのはやめてください。昨日 遅くまで「アカギ」という麻雀漫画を読んでいたもので…。やばいですね。シゲル・アカギ。「くくく…圧力を背景にした取引は俺には通用しねんだ!」ですって。だから、叩くのをやめてください。

それはともかく、国際郵便が届いていました。この紙です。

ククク…じゃないだろう。アカギの風の笑い方はどうでもいい。 その荷物かせ!このポンコツロボット!





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