咲-saki-麻雀解説 第4話「翻弄」1/4

ねえ、麻雀でお金賭けるのはいいのかしら?

えー、そのへんを言うと非常に長くなるので、これは以前に福地君が解説してくれているので、興味がある人は見たらいいと思う。

カンチャン待ち麻雀人生相談「佐々木寿人をやっつけたい!どおしたらいいですか?

それから実際に弁護士の方に賭け麻雀についてのインタビューをこのサイトで行なっているので興味ある人は専門家の見解を見てみるといいじゃろう。

賭けマージャンはいくらから捕まるのか?津田岳宏弁護士インタビュー

原作で咲ちゃんらがやったのは、フリー雀荘の手伝い。フリー雀荘は一人でいくから、4人そろわないと麻雀できないんじゃが、人数が足りない時に入ってくれるスタッフのことを「メンバー」というんじゃよ。

他にもお茶を出したり、お客さんがトイレに行く間に打ったり、わりと業務は多いが基本的には人数合わせで入るのが仕事になる。麻雀を打つんじゃな。これは原作でも描写があったと思う。

好きな麻雀打って、お給料とかもらえるんでしょ? 楽しそうじゃない?

それが、どうも違うみたいなんじゃよな。どちらかといえば、過酷な職業かもしれん。

お店にもよるが、基本的にゲーム代金を自分で支払わないといけないし、ノーレートではないお店で負けた場合は、負けた分を自分で支払わないといけない。麻雀が強くないとやっていけんじゃろうし、好きなだけではとても続けれるもんではないじゃろう。

おそらく、麻雀を商売にしているという意味では、「プロの雀士」ってのは本来は、この「メンバー」という職業の人々に当てはまる言葉じゃろう。

負けたら自分で払うなら、弱いと大変なことになるわねー。

メンバーに関しては、東京大学を卒業して雀荘のメンバーのアルバイトをしたという異色の経歴を持つ、須田良規プロの体験を綴った「東大を出たけれど」が有名じゃな。

漫画版「東大を出たけれど」の1巻の冒頭に、須田プロが文章を書かれているので紹介しておこう。少し長くなるが引用させていただく。

日本中には二万軒の雀荘があり、各々にメンバーという人種が巣食っている。

彼らは、雀荘での雑務や接客をこなしながら、自腹で客と麻雀を打つ、雀荘従業員である。単に麻雀が好きなだけでは、とても続けられる仕事ではない。皆それぞれの事情を抱えながら、将来も希望もない閉塞した場所で、細々と生きながらえているのである。

~中略~

私は東京大学を卒業してメンバーになった。まともに就職も出来ず、好きな麻雀から離れることができなかったからだ。

東大を出たけれど (近代麻雀コミックス)

一般の人間よりは、多少麻雀のことは分かっているかもしれない。それでも麻雀の真剣勝負で口に糊していくような気概は無いし、店を興したいとか過ぎた野心を持っているわけでもない。

根が、怠惰なのだろう。ただ、雀荘の空気と牌に触れている時間が、水に合っただけなのだ。

これは私が、吹き溜まりで日々垂れ流す心情を綴った、ささやかな記録である。

甚だ僭越ではあるが―― メンバーを代表して、ここに呈することにしよう。

原作:須田良規 作画:井田ヒロト『東大を出たけれど』第1巻より

なんか、咲の世界とぜんぜん違うわね・・・。暗い感じがするし・・・。

東大を出たけれどは、面白いので読んでみるとええよ。派手な打ち方や超能力めいたものはないが、現実に即したリアリティーのある世界じゃと思う。なにしろ、須田プロが実際に経験されたことじゃしな。

須田さん、このアニメのシーンとか原作を見て、どう思ってるのかしらね。

こんな華やかな雰囲気じゃないよーって言ってたりとか。

えー、そう思って実際に須田プロに質問してみたわけじゃよ。

このメイド衣装のスカート具合とか、どうかなと思って。

お忙しい中、どうもありがとうございました!といわざるをえないです。

メンバー経験も豊富な日本プロ麻雀協会、須田良規プロのお伺いします。

「咲-Saki-」の中でメンバーとして働くシーンがあったのですが、原作、アニメ版を踏まえたうえで、この雀荘のシーンを、メンバーとして経験のある須田プロはどう思われたでしょうか? 何か感じられた部分があれば教えてください。

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原作では確かノーレート雀荘のメンバーをメイドコスで二人がするんですよね?

以前「お年玉をまきあげられる」という咲の台詞も変えられていましたし、制作側は極力賭け事のイメージを払拭したいんでしょう。

実際は放送倫理の問題だったと思うんですけど、それが結果このアニメの主題(=萌)を守っているとも言えますね。

まあ可愛い子がちょっとアウトローな世界に迷い込んでピンチに遭うという展開も、あればあったでいいんでしょうけど!

同じ麻雀というフィールドで原作をされる須田プロならではのコメントじゃな。

メイドコスって・・・。

続きます!


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