チュウレンポウトウ(九蓮宝燈)

残りも2つになりました…。がんばってください。私もちょっと疲れてきました。

今回、教えるのは役満の中でもさらに「王様」のような扱いを受ける九蓮宝燈です。漢字ではたまに「九連宝燈」「九蓮宝灯」などと書かれたりしますが正式には九蓮宝燈です。読み方は「チュウレンポウトウ」「チュウレンポートー」などそんな具合になっていますよ。

略してチュウレンです。

九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)

天和(テンホー/テンホウ)

役の特徴

・数牌の「1」と「9」を3枚 + 2~8を1枚ずつ + どれか1枚
・特定の条件を満たした「清一色」の形
・チー ポン カンしては成立しない
・純正九蓮宝燈はダブル役満とするルールもある


言葉で説明すると複雑ですが牌で見るとシンプルです。

+どれかマンズ1枚

「1」と「9」が各3枚+「2」~「8」が各1枚
下の状態ですがこの時点でテンパイしています。

(聴牌/テンパイの状態)

これを「九面待ち」の状態と呼びます。この九面待ちがすごいのは、どの牌が来てもちゃんと麻雀の基本形である「3枚1組のグループが4つ + 2枚1組の雀頭」が成立する点ですね。当たり牌はもちろん9種類あります。


が来た場合はですね
    


が来た場合はですね
    


の場合はですよ
    


の場合はですね
    


あーめんどくさい!!

だとこうか。

    

6からは鏡に写したような形で一緒だな。

この当たり牌が9種類ある状態からあがることを「純正九蓮宝燈」あるいは「九蓮宝燈九面待ち」と呼びダブル役満とするルールもあります。

ただし、純正での九蓮宝燈は滅多に見かけません。チュウレンポウトウそのものを見たとしても、純正ではない以下のようなケースです。

テンパイ状態

当たり牌はです。

この場合、だけ

【数牌「1」「9」を3枚ずつ+2~8を1枚ずつ+どれか1枚】

このチュウレンポウトウの条件を満たしているので結果的に九蓮宝燈になるという話です。実戦では純正より、このような限定された形が圧倒的に多いですね。

なるほどな~ちょっと九面待ちの純正は条件が厳しいから、最終的に九蓮宝燈の形になったら役満になるんだな。難易度に差があるから、純正のほうをダブル役満にしてる場合が多いってことか。

純正・九面待ちの九蓮宝燈はかなり難易度が高いですね。王様的な役満なのでぜひ一度はあがってみたいです。よく九蓮宝燈を紹介する時にはマンズを使った牌姿で紹介されますが、別にピンズでもソーズでもかまいませんよ。

ちなみにチーやポンをするとただの清一色(チンイツ)になってしまうのでご注意ください。

実際にプロの対局で九蓮宝燈が出た場面がyoutubeにあったのでご紹介しておきましょう。さすがに純正の9面待ちではありませんが、結果的に九蓮宝燈がでました。なかなか見ることができませんね。

さあ、いよいよ最後の役紹介です!!





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