福地誠の作品

結局のところ、麻雀界隈で見かける「福地誠」っておっさんは有名なのか? そんなに有名じゃないのか? どっちなんだ。

有名といえば有名だし、別にそんなメジャーではないよといえばそうかもしれん。このおっさんが何者かという部分を紹介しよう。

現在の職業が何かといえば、麻雀ライターでありフリーランスの編集者になる。経歴でいえば東京大学を卒業後、麻雀漫画で有名な「竹書房」に入社をして麻雀漫画編集者としてのキャリアを積む。退職後はフリーランスのライター・編集者として活躍しているという感じ。

こうやって見るとまともなキャリアだな。しいていうなら、ネット以前の紙媒体、旧メディア側の人物といえる。今でも近代麻雀で記事を見かけるわけだし。

福地氏のすごい部分をあげるとすれば、紙媒体の麻雀ライターといえばともすれば旧メディアの「なんだか偉い作家の先生」「昔、雑誌で記事を書いて有名だった人」というポジションで埋没してしまうのですが、福地氏は尊大な部分もなく、わりとネットの活用に積極的だった点でしょうか。この意味でネットでの知名度も高いというのが特徴です。

具体的に何をネットでやった?

実際に何をネットでやったかといえば、まずはブログの公開に積極的です。高レートの麻雀の記録などは麻雀プロは公開しませんが福地氏は大胆にいくら勝った負けたという話を書きます。また旧世代の人々はネット麻雀などお遊びだといって真剣には打ちませんが、福地氏は数千試合という単位で取り組み天鳳八段という結果を残しました。また2chの大会参加や動画配信サイトの配信にも積極的。いろんな意味で、若いネットユーザーと同じ土俵に立てる人という部分もあるかもしれません。

ネット麻雀と福地誠との関わり

福地氏の功績としてあげられるのが、とつげき東北氏の「科学する麻雀」が少し難解な要素を含んでいたので、編者として福地氏が参加することでより一般の読者にわかりやすい形に変化させた。それが「おしえて!科学する麻雀(旧題:超入門・科学する麻雀」)です。

ネット麻雀の申し子ともいうべき、とつげき東北と科学する麻雀。旧世代にはアレルギーを示す人が多い中で、とつげき東北に接近し共著に近い形で本を出版したのは先見の明があるといえるな。

もう1冊が黄色い表紙の通称ドヤ顔本「ネット麻雀ロジカル戦術入門」です。こちらは近代麻雀の連載コラムをまとめたものですが、ここに書かれている戦術はオンライン麻雀「天鳳」でのプレー記録に基づいているものが多いです。

上にも書いたように、ネット麻雀はプレーしても1円にもならないので趣味で打っているレベルの人が多いのですが、あえてそこに飛び込んで上位の麻雀マニアとしのぎを削ることでネット流の技術を学びリアルにフィードバックするという手段をとられました。

最近はダンスにもはまっていてブログでよく書いていますが、何事もやりだしたらムキになってのめり込むという性格なんでしょう。

ネット麻雀・ロジカル戦術入門

麻雀テクニック

現時点での福地氏の最新刊でこちらも雑誌の連載をまとめた形ものとして出版されました。また自らを雀ゴロと称して、いくら勝った負けたという金額のやり取りなども含めて赤裸々に書かれている点が特徴でしょうか。フリー雀荘での記録、セット麻雀での記録など読んでてい面白いですな。コンビニで配本されていました。

そういう金額とかおおっぴらに書いていいものなの? いろいろ法律とかまずいんでない。

そこを心配する声も少なからずあります。

福地氏はプロ雀士ではないので、麻雀のタイトルを取るとか、人を魅了する麻雀を打つなどに興味はなく『いかに麻雀でお金を残すのか?』という点に集約した麻雀観がある点もまた彼の特徴ですね。

フリー雀荘でいくら稼げるのか? 麻雀を通していくらお金を残したのか? わりと一般人の感覚に近いものを持っているので、そういう全体的なスタンスも魅力になっているんじゃないでしょうか。

麻雀プロなどは「プロらしく打て」とか「いかに自分をPRするのか」など一般人とかけ離れた価値観が目に付く場合もありますが、福地氏の場合はあくまで一般人の延長してお金に集約されています。この意味ではピュアな価値観、わかりやすい麻雀に対する態度かもしれません。

麻雀テクニック―今日から勝率アップ!!

教育ライターとしての顔

福地氏のもう1つの顔が教育関係のライターです。麻雀でいくら勝った負けたという人が教育を語るという点では微妙な感じもするかもしれません。ライターとしてのルポルタージュなど、語るというよりもレポートしてまとめて本にしているという感じです。

なんで麻雀好きのおっさんが教育に突っ込む?

これは本人の経歴に由来する部分も大きいかもしれない。

東大合格者数NO.1の進学校「開成高校」に入学するも成績が悪くて追い出される。錦城高校に転校してそこで同校初の東大合格者になる。東大を卒業して華々しくという感じではなく、麻雀にはまり卒業に8年もかかってしまう。ふらふらとしているところでできちゃった結婚をしてしまい、かろうじて竹書房に拾われて麻雀ライターとしてのキャリアをスタートするという経歴がベースにある。

東大の教育学部を卒業してるってことは、もともと教育論みたいなものを大学で専攻してたわけか。

もともと麻雀にはまってしまうような人間としてのダメな部分も色濃いのと、自身が開成高校という超難関校に入学して追い出された体験、それから東大に入ったこと。二人の娘さんがいるのと、ご両親が教育関係者だったなどの体験が、この「教育ライター」という側面に導いたといえるのではないでしょうか。

普段のブログや配信でのおちゃらけた態度とは違う、かなりプロのルポとしての意味が濃い真剣な内容です。

教育格差絶望社会 (洋泉社ペーパーブックス)

その他の福地誠作品の紹介

ブログの記事が原因で日本プロ麻雀連盟と喧嘩をしたり、なぜか突然ダンスにはまってのめり込み、ダンス教室の奥様方から「キモ男」と罵倒されながらもダンスに取り組んでみたり、たまに近代麻雀の記事を執筆したりと、わりといろんなことに積極的です。

福地氏の代表になるような情報などをピックアップします。

福地誠ブログ

麻雀の記事を中心に、ダンスや教育、雑記なども含めて多彩なブログ。たまに炎上ぎみになったり、2chっぽい書き込みでコメント欄が埋まる。

カンチャン待ち人生相談

このサイトで公開されている人気のコーナー。麻雀関係のお悩みに福地氏が答えています。

アカギ悪魔の戦術 (近代麻雀コミックス)

福地氏の作品の中で最も売れたもの。ただし本人曰く「俺のおかげで売れたという要素はまったくない」という代物。漫画「アカギ」を題材にした戦術論。

有名麻雀ライターと日本プロ麻雀連盟が激しいバトル

ロケットニュースに掲載された日本プロ麻雀連盟との喧嘩の模様。結果的にこの事件が切っ掛けで連載を切られることになった。

人気麻雀ブログを作るには?

月刊ネット麻雀の掲載記事。ブロガーとしても人気の福地誠氏が麻雀ライターとしての視点でブログを語る。


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