福本伸行の作品

ネットでもアカギやカイジはお馴染みですし、今さら説明することもないのですが麻雀漫画、ギャンブル漫画全般の巨匠、福本伸行氏の作品をあらためてご紹介しましょう。

「ざわ…」「ぐにゃ~」みたいな表現や独自の世界観、絵柄もあって今でこそビッグネームですが、経歴を見ると下積み時代も長かったようで苦労人のように見えます。

まあ、麻雀漫画家ってよりもギャンブル全般を描いているような感じがあるな。

初期の人情モノは別として、確かにギャンブルや駆け引き全般を描いた「カイジ」や「賭博覇王伝零」みたいな作品で、その中で麻雀が使われる場合もあれば、あくまで麻雀漫画として「アカギ」「天」といった作品が描かれることもあります。

うちは麻雀サイトなので、麻雀というゲームを中心に福本伸行作品を見て行きましょう。

アカギの「鷲巣麻雀」と天の「二人麻雀」

「天 天和通りの快男児」「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」どちらも麻雀漫画であるのは間違いありません。が、連載の時期も、作品の中の時系列も「天 天和通りの快男児」が先になります。

「天」の中にアカギという強烈なキャラクターが登場して人気を博したので、そのスピンオフとして「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」が始まったってことだよな?

その認識で間違いないと思います。「天」に登場するアカギは、晩年の初老のアカギです。かつて伝説の麻雀打ちだったという描かれ方で、少し人間味がありますし、あくまで作品の主人公は天貴史です。

反対に「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」はまだルールも覚えていない中学生の頃から、鷲巣麻雀に代表される青年期を描いた作品です。

どちらも特殊ルールや条件付きの麻雀が主題になっているのが特徴でしょうか。麻雀牌4枚のうち3枚が透明になっているため相手にも見えてしまう「鷲巣麻雀」が有名でしょうか。ゲームによってはこのルールで打てるものがあります。負けたら血を抜いたりとその他の条件も特殊だったりで緊迫感を生み出しています。

天のほうも、作品の中で特定の条件の役をあがっていく「クリア麻雀」や、二人で条件のついた状態でプレーする「二人麻雀」などが行われました。それから、アカギの最後を描いたシーンでプレーされた、麻雀牌を使ったミニゲーム「9」なども、ある意味、麻雀の一種といってもいいんじゃないでしょうか。

どちらの作品も面白いので読んでください。どっちから読んでも物語は成立しているので、天を先に読まないといけないという話ではないです。

銀と金の「誠京麻雀」

こちらも有名作品で、福本作品のベストにあげる声も聞きます。競馬やポーカー、詐欺といった心理駆け引き、ギャンブル全般を扱うギャンブル漫画でいいと思いますが、その中で「麻雀」をメインに話が展開するシリーズがあります。「誠京麻雀」という特殊なルールで勝負が行われますな。

「誠京麻雀」ってどんな麻雀?

作中の誠京グループの会長が考案したルール、ポーカーと麻雀がミックスしたようなルールでしょうか。掛け金が釣り上がっていくので、金持っている人が有利みたいな感じなんですが。ネタバラシもまずいので、ぜひ読んでいただきたいです。

テイストとしてはカイジをもうちょっとシリアスにした感じでしょうか。私もこの作品が好きなので、おすすめです。

賭博堕天録カイジの「17歩」

カイジはネットでもネタにされる有名漫画ですし、映画化、アニメ化、パチンコ等にもなっておりますのでみなさんご存知かと思います。カードを使った「限定ジャンケン」「Eカード」や、鉄骨渡りが有名ですが、最近の賭博堕天録で麻雀が行われました。

地雷ゲーム17歩か。裏カジノのオーナーと対決したやつだな。

麻雀牌を使った麻雀の役などを使うゲームなので、麻雀のバリエーションの1つとはいえる。が、作中では二人用で対戦したのと、そもそもの条件が特殊なんで普通の麻雀ではないと思ったほうがいい。

簡単にいえば、すでに手役は完成されていて、そこから相手の当たり牌を避けながら捨てていくという感じ。このへんが「地雷」っぽい雰囲気になる。普通の麻雀牌さえあれば遊べるので実際にやってみたい方はやってみるといいかも。

福本伸行が関わった作品

他にも福本氏が直接、作画を行ったわけではないが、キャラクターを貸したりアドバイザー的な関与をした作品も多い。左が「アカギ 入門の闘牌」でアカギの世界観を使った麻雀入門書。本当にパラレルワールドでコミカルな世界観なので、本編とはあまり関係ない。

右が原恵一作画の「ワシズ」アカギに登場する鷲巣巌の若き日を描いたスピンオフ的な作品で、ちょっとギャグの要素が強いのが話題になった。ただし、このスピンオフの設定やエピソードが本編に導入されたりで影響を与えているのは間違いない。

どちらも福本氏が生み出したキャラクターを他の作家やライターが別の世界観を上乗せしているという感じでしょう。こういったものに、どこまで福本氏が関与しているのかは謎です。


アカギ 悪魔の戦術
アカギでの作中での闘牌を実例に麻雀戦術を解説する本。執筆は麻雀ライターの福地誠が行なっている。福本氏の関与は薄いが関連作品は多く出ている。


君がオヤジになる前に
元ライブドア社長のホリエモンこと堀江貴文の人生論。表紙を福本伸行が手がけている他に、巻末に二人の対談などが収録されている。


人生を逆転する名言集
濃い台詞が特徴の福本作品の中から名言と呼ばれる印象的な台詞を収録している。ダイジェスト的な感じで楽しみたい方にはおすすめ。


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