来賀友志の作品

続いては麻雀漫画の原作者として有名な来賀友志氏の作品をご紹介しましょう。経歴としては麻雀漫画・雑誌として有名な「月刊近代麻雀」の編集長をされた後に麻雀原作者になられたという話です。読み方は「くがともし」なんでお間違えなきように。

これって天牌の原作者だな?

代表作をあげろといわれれば、おそらくは「天牌」になるかと思います。麻雀漫画というよりも、麻雀劇画と呼ばれる作風の濃い作風などが特徴です。ご本人が漫画を書かれるわけではないので、天牌の嶺岸信明氏をはじめ、数多くの漫画家とタッグを組まれるという感じですな。

ケーブルテレビの麻雀番組の解説などをつとめたりと、メディアにもけっこう露出されているので見かけることもあるかもしれませぬ。

長期連載の麻雀漫画「麻雀飛竜伝説 天牌」

来賀氏の代表作になる「天牌」のご紹介です。漫画ゴラクに非常に長期間にわたって連載されている人気の麻雀漫画です。本編だけでも60巻を越え、外伝もあわせるとかなりの巻数になります。1999年から連載ということで、かなり長く続いております。

そもそも、どういう話なんだ?

大学生だった主人公が退学して、雀ゴロっぽい生活をしていく中で、いろんな人と出会って裏社会の抗争とかに巻き込まれていくみたいな…。ハードボイルドというか劇画の雰囲気が強い展開ですな。そのわりに牌を食べたりなどの無茶をやったり、微妙に真剣なギャグ漫画の扱いをされるえぐいセンスも魅力でしょう。

主人公の師匠格にあたる「麻雀職人」黒沢義明は、外伝の主人公になっております。そういった意味で周辺を彩るキャラクターの魅力と麻雀の描写、濃いストーリーなどあわさった本格麻雀漫画といった趣があります。

長いのでいきなり一気に買うかどうかといえば微妙になりますが、漫画喫茶などにもかなりの高確率で置いてありますので、お試し感覚で読んでみるといいかもしれませぬ…。

天牌 1 (ニチブンコミックス)

麻雀群狼記ゴロ

こちらもつい最近まで麻雀漫画雑誌「近代麻雀」で連載をされていたので、知っている人にはおなじみの作品かもしれませんな。ストーリーを来賀氏が担当して、漫画は嶺岸信明氏なので、天牌と同じタッグチームといえます。こちらも劇画タッチというか、濃い世界観が特徴で実写のDVDにもなっております。

読んでないけど面白いか?

麻雀群狼記と題名が付いているように、来賀氏の描く作風がわりと色濃く「昭和」の世界観を反映しているので、そのへんを若い世代はどう受け止めるのかって話になるかもしれませぬ。

ゴロってのはどういう意味だ?

「雀ゴロ」とは麻雀のゴロツキみたいな話で、賭けマージャンをしながら生活をしている、生活をしのいでいるといった人種の総称です。街の雀荘がまだまだ怪しい雰囲気を持っていてた時代で、時には高レートの違法な勝負に出かけたりしながら、裏社会と表の社会の間で生きるみたいな、まさに昭和後期の時代です。

最近の雀荘はチェーン店も増えて明るいお店も多いですし、初心者でも安心していくこともができます。ネット麻雀から入った人にはかなり縁遠い世界かもしれません。そういった古き時代を覗いてみるという視点で読んでみると面白いかもしれませんな。

麻雀群狼記 ゴロ 1 (近代麻雀コミックス)

『来賀友志 六万字インタビュー』

来賀友志 六万字インタビュー正式な出版物ではないといえば語弊がありますが、同人誌というかコミケなどで販売するように作られた『来賀友志 六万字インタビュー』という書籍がネットで購入可能なので、ファンの方や興味を持った方は読んでみてはいかがでしょうか。TOKYO巡礼歌さんというファンサイトを通して購入が可能みたいです。実際にインタビューを申し込まれて文字に起こしたという力作でしょう。数がどれほどあるかと、いつまで販売しているのかなど、ちょっとこちらではわからないのでご購入を希望される方はサイトに直接問い合わせてください。

『来賀友志 六万字インタビュー』(TOKYO巡礼歌 )

その他の来賀友志作品の紹介

来賀氏は数多くの作品を、さまざまな漫画家と組んで残しているので書いている点数は非常に多いです。また「来賀友志」以外にも注連木賢(しめのぎ けん)、五條敏(ごじょう びん)といった別のペンネームも持たれているので、マニアはチェックしてみるといいかもしれません。

来賀氏は辛辣なプロ批判などを雑誌でおこない、ちょっと怒られたり喧嘩になったりとそういったオピニオンも主張されているので、興味のある方はぜひお調べになられてほしいです。

その他の代表作、名作としてあげられるものをピックアップいたします。

あぶれもん 第1巻―麻雀流浪記 (近代麻雀コミックス)

天牌と同じく嶺岸信明とのコンビによる作品。主人公・啓一が雑草を食べるシーンが麻雀漫画のカルトな名シーンとして有名になっている。比較的、入手しやすい。

麻雀蜃気楼 1 (近代麻雀コミックス)

麻雀劇画としての古臭さを感じさせるものの名作として有名。「天牌」の原点となる作風などが特徴。30代、40代の世代にはファンも多い作品である。作画は甲良幹二郎。


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