プリンスエドワード島にて
(世界で一番美しい島 P.E.I.)
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赤毛のアン |
6日目 (1997.8.15/Canada 8.14) 妻の夢にまで見た島、プリンスエドワード島での一夜が明け、今日は待ちに待った「Anne Tour(アン・ツアー)」(9:30〜16:00)に朝から出かける。我々の宿泊したスリフト・ロッジはプリンスエドワード島の州都シャーロットタウンの郊外の閑静な場所にあり、そこまでツアー・バスに迎えに来てもらう。シャーロットタウンは1864年に連邦会議が開かれたカナダ連邦発祥の地である。 これから訪れるキャベンディッシュは、ここから北西へ約38km、半島の岬の小さな村だ。 「赤毛のアン」の舞台となったところで、物語ではアボンリー村という名前で登場する。・・・ ケンジントン駅舎・・・グリーンゲイブルズ博物館(Park Corner)・・・輝く湖水・・・モンゴメリーの生家(New London)・・・グリーンゲイブルズ郵便局・・・キャベンディッシュ教会・・・モンゴメリーの墓・・・グリーンゲイブルズ・ハウス・・・恋人の小径・・・お化けの森・・・等々を見て回る。 当日は雨が降ったりやんだりで、"輝く湖水"の時にはザーザー降りになり輝くどころか写真も撮れなかったのは残念だった。 また、妻は子供の頃からグリーンゲイブルズに来るのが夢だったことをガイドさんに話したところ、ツアーバスに取材のため同乗していたナショナル ジオグラフィクの記者イアン・ダラッグ (Ian Darragh)氏からインタビューを申し込まれた。そのときの内容がNATIONAL GEOGRAPHIC 1998年5月号(MAY 1998)の『赤毛のアンの故郷』(Prince Edward Island/A World Apart No More)という記事の中で『「赤毛のアン」にひかれる日本人女性』として紹介されている。 ツアー終了後、遅くまでシャーロットタウンの街を散策する。宿泊するスリフト・ロッジまではタクシーを利用して帰る。タクシーは日本のように流してはおらず、タクシー乗り場(呼出所?)へ行って空きタクシーが来るのを待たなければならない。ただ、日本の駅前タクシー乗り場のように目立つところにはなく、裏通りにあり探すのに苦労した。 カナダでは車は昼間でも常時ライトオンが義務づけられている。これによって、事故が可成り減ったとのこと。(日本でも最近(2002年春頃より)、「D.L.D(デイタイム・ライティング・ドライブ)運動」とかで営業車両で常時ライトオンする車が増えてきた。)また日本とは違って右側通行である。日本の習慣で道路を渡るとき右を見てから左を見る癖がついているため、歩いていてもつい錯覚を起こしてしまう。しかし、交通マナーは大変良く、道路に立ってうろうろしていると、大概の車は止まってくれる。申し訳なくて渡るつもりでなくても、つい渡ってしまう。 7日目 (1997.8.16/Canada 8.15) 今日は一日自由行動、とは言っても我々だけでは不安なので、前日参加したツアー会社(PRINCE EDWARD TOURS)のオプショナルツアーに参加することにした。 午前中は、「South Shore(南海岸ツアー)」(9:30〜13:30)である。 前日同様ロッジまでツアー・バスに迎えに来てもらう。南海岸のブルーへロンドライブを巡り、コンフェデレーション・ブリッジや漁村ビクトリアを訪ねる。 コンフェデレーションブリッジはこの年('97)これまでフェリー航路だったボーデン・カールトンと ノブァ・スコシア州ケープ・トーメンタイン間に開通した全長12.9kmの橋である。 今まで島から本土まではフェリーで45分、とくに夏場だと乗船するのに数時間待たされることもあったが、車だと12分で行けてしまう。しかし島の中には、この橋ができたことによって島ののどかな雰囲気が失われつつあるあることを懸念する人たちもいるようだ。 昼食は、ツアー参加者全員でヒルズボロー湾を眺めながら、公園の赤いテーブルベンチでピクニックランチを楽しんだ。これもよい想い出になった。 午後からは、島の家庭を訪問する「Home Visit(ホームビジット)」ツアー(14:00〜16:00)に参加。元ダイアナ妃も訪れたことのあるオードリーさんの素敵なカナディアンの家と自慢の庭を案内してもらう。バスルームにも絨毯が引き詰められていたのには驚いた。最後に昔ながらのストロベリーショートケーキの作り方を教わり、それぞれ自分で盛り合わせたケーキを味わいながら、優雅なお茶会を楽しんだ。これもまたよい想い出になった。 ツアー終了後、またシャーロットタウンの街を散策する。スリフト・ロッジに戻った後は、近くのディスカウント・ストアーで遅くまで買い物をする。プリンスエドワード島最後の夜を惜しみなく有効に使う。 8日目 (1997.8.17/Canada 8.16) 今日はプリンスエドワード島滞在最後の日である。午後5時30分シャーロットタウン空港出発のため、それまで自由行動。もう二度と来られないかも知れないという妻の希望により、もう一度グリーンゲイブルズに行くことにする。ツアー参加ではなく、シャーロットタウン発キャベンディッシュ行きのビーチシャトルを利用する。これは6月から9月までの期間のみ運行される15人乗りのシャトルバスである。片道料金$9.00、同日往復切符だと料金$14.00だ。思い残すことなくモンゴメリーの墓・・・グリーンゲイブルズ・ハウス・・・恋人の小径・・・等を再見学しシャーロットタウンへと戻って来る。 この日も朝のうちは晴れていたが、グリーンゲイブルズについたら雨が降り出した。肝心なところで降り出すとはよくよく運が悪い。 だが二度訪れたことで妻も満足 したようだ。 スリフト・ロッジをチェックアウトし、迎えのバスで空港へ向かう。 午後5時30分 シャーロットタウンを出発、午後6時5分 ハリファックス着。 午後7時5分 ハリファックスで飛行機を乗り換えてトロントへと向かう。 午後8時23分 トロント着。 その晩は、空港そばのホリディ イン トロント エアポート ホテル(HOLIDAY INN TORONT AIRPORT)に宿泊する。カナダ最後の夜である。 9日目 (1997.8.18/Canada 8.17) ホテルチェックアウト後、空港へ向かう。 午前10時5分 トロントを出発・・・約13時間の帰国の途へ。 日付変更線を通過・・・その日は機中泊となる。 最終日 (1997.8.19) 日本時間の午後12時 東京(成田)着。日本の土地を踏み、想い出の深い長い旅もやっと終わりを迎えた。旅行中は病気や怪我もなく、後は我が家につくまでの約2時間 何事もないことを願うだけである。 |
アンの部屋へ |
恋人の小径を歩く |
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P.E.I.はサマータイムのため日本との時差は−12時間です。 写真は日本日付のままです。 |
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