初心者向けMIDI打ち込み講座

ノート・オフのタイミングを考えよう編

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ノート・オフのタイミング
 ノート・オフのタイミングと言っても、良くわからない人もいるかも知れません。例えば、ピアノの鍵盤を叩いて離すタイミングとか、笛を吹いて息を止めるタイミングとかがそれに当たります。演奏者の意識として、鍵盤から手を離すとか息を止めて音を切る、このタイミングはレガートとかスタッカートとか指定されていない限り、余り意識していないかもしれません。しかし、MIDIではこのタイミングを1音1音指定してあげる必要があります。
 逆に、ドラムのバスドラとかスネア・ドラムは皮を触らない限りノート・オフはありませ。ただし、触るという行為は出来るので、シンバルの音をあるタイミングで止めたり出来ます。しかし、木琴や鉄琴の音をあるタイミングで止めたりということは、あまりしないですよね。


SAMPLE11.MID

 そんなベーシストになりきって修正しました。どんなベーシストかというと、そんなベーシストです。

  「音楽のノリを良くする」といえば、どんな事を考えますか?。やはり、ドラムとベースといったリズム隊が大切です。上にも書いたように、ドラムは意識的に音を止めない限り鳴り続ける楽器です。ただし、余韻が少ないのでほとんどインパクトだけと考えても良さそうな楽器です。ベースは、これは演奏者の意識で音の長さをコントロールできます。まずは、ベースを考えましょう。
 余談ですが、バンドを組んだことがありますか。さあ練習しようとスタジオに集まるとギターは出来ないフレーズを黙々練習している。ドラムは何かわからないが、クッチャベリながら8ビートを刻んでいる。ハッキリ言ってうるさい!。キーボードは自分だけが楽譜が読めるんだとばかりに、合わせるのを待っている。ベースは?、ほとんど連れてきた友達と話していたり、他の楽器にちょっかいを出してギターの練習なんかしていたり、ジュースを飲んでタバコを吸っている。こんな感じです。ベースって言うのはこんな楽器なんです。そんなベーシストになりきって修正したのがSAMPLE11です。

 低音楽器は、ベースに限らず音を切る行為は苦手です。それは、ベースという楽器が、音を切るために弦を押さえている指をゆるめてミュートをかけますが、これがかなり苦手なようです。そのために、ほとんどの場合、レガートで演奏します。そう、こういう風に弾いてくれと言わない限り。別にベーシストが優柔不断であるからというわけではないのですが、苦手なものはしかたがない。そこで、ベースに限っては、基本的に音符の目一杯、ゲート・タイムを伸ばします。これでベースっぽい。


SAMPLE12.MID

 ついでに、ピアノも修正したデータです。

 ついでに、ピアノも伸ばしてみましょう。おとの感じではこの方が良いような気がします。
 リズム隊だけではなくて、バッキングでもノリはコントロールできます。今回のピアノのバッキングは単純な8ビートの裏のコード演奏ですが、これも8分音符目一杯伸ばしてしまいましょう。音が、裏から始まるのですが、実際は表のところでノート・オフになるので8ビートが強調されます。ダンパー・ペダルなどは使わず、スタンディング・プレイの感じです。


SAMPLE13.MID

 ピアノのオフのタイミングでノリが変わる例です。

 ピアノのオフのタイミングでノリが変わる例です。ノート・オフのタイミングを8分音符の半分にしてみました。SAMPLE12では、8ビートが強調された雰囲気になっていますがこれで、16のニュアンスが出てきます。最終的にSAMPLE12が良いのか、SAMPLE13が良いのか?これは、この曲をどのように捕らえるかです。
 SAMPLE13では、ドラムとベースを少し変えたいような雰囲気もあります。やはりSAMPLE12の方が良い感じがしますが、あえてSAMPLE13を採用して次に進みます。


SAMPLE14.MID

 減衰の短いチャイムなどの音は、ノートオフは関係ないのでカットしてしまいましょう。

 減衰の短いチャイムなどの音は、これはノート・オフのタイミングは、余り重要ではありません。むしろノート・オンのタイミングが重要になります。しかし、音が終わってしまってもまだデータが残っている、つまりノートオンのままでは、もったいない。早めにノートオフしてしまいましょう。従って、音楽的には何も変化はありません。

 ノート・オフのタイミング、つまり音が実際に出ている長さが結構重要なことがわかりました?。次は、発音タイミングつまりノート・オンのタイミングについて解説します。

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ノート・オフについて(だいぶ脱線)
 音を出すタイミング(つまりノート・オン)ではなくて、音を切るタイミングから解説を始めたのか?。それは、おとも含めてMIDI初心者は、恐らくノート・オフの大切さをあまり意識していないだろうと思い、ここから始めてみました。ここでは、ノート・オフと楽器についておとが普段から考えていることについて説明します。
 楽器には、様々な種類があります。これから、電気(子)楽器で音楽をやりたいと思ったら、本物の楽器を十分理解する事が必要です。それもMIDI的に電気的にですが。その辺をふまえ、脱線の解説です。
音量が減衰しないタイプ
 電子楽器でまず思い浮かべるのがシンセサイザーです。これは色々な音が出せる楽器としての総称と考えて下さい。みなさんのシンセサイザーには実際の楽器の音色名で音がプリセットされているはずです。まずは音色にはどんなプリセット音色がありますか。電子楽器でまず思い浮かべるのがオルガンです。違う楽器を思った方も、オルガンを思ってください。オルガンて言う楽器は、鍵盤を押さえると音が出ます。鍵盤を離すと音が消えます。押して離す間の音量変化は基本的にありません。押して離すまで「ずう〜と」同じ大きさの音です。それで、鍵盤を離すとスパッと音が消えます。こんな性質を持った楽器です。何かの細工、オルガンにはほとんどの場合ボリュームを調整するペダルが付いていますが、これを操作しない限りは同じ音(音量)が永遠に続きます。
 このような楽器は、音を切るタイミングがモロにノリに効いてきます。何処で音を切るかが勝負です。何せ、鍵盤を離した瞬間音が切れるのですから。この切るタイミングを使ってノリを変化させることが出来ます。「どうしてもノリが悪いな?」何て時は、バッキング・オルガンなどの音を切るタイミングをビートに揃えてあげる。これでよい結果が得られることがあります。全部音色、つまりオルガン/ギター/ベースのバッキングを揃えても、音質に違いがあるのでそこでスパッと全ての音が切れることはありません。それから、気に入らないところを修正していく方法が考えられます。
 オルガンの他にどんな楽器があるのかは、色々考えてください。ほとんどの楽器がこのタイプだと思います。
音量が減衰し、リリースが無いタイプ
 次は、ピアノやギターなどです。これらは、鍵盤を押した瞬間から音の減衰が始まっていきます。つまり、オルガンとかとは違って鍵盤を押している間にも音が小さくなっていくわけです。それで、鍵盤から指を離した瞬間に音がスパッと切れます。
 音を切るタイミングについては、基本的には上記のオルガンなどと同じと考えて良いと思います。ただし、実際の楽器では高音は早く音が減衰していくのに対し、低音は音が長く持続するという性質を持っています。シンセサイザーなどの音色も、そのように作ってある場合があります。つまり、高音よりも低音の音を切るタイミングが重要となります。
 注意事項として、このような楽器は、記譜どおりに音符分伸ばすのでは対応できない場合があります。つまり、楽譜上は8分音符で書いてあったとしても、演奏者は全音符で1小節、鍵盤を離さないで弾いている場合もあるからです。
特にギターの譜面のアルペジオなどが良い例です。この対処法は、2種類あります。1つは、ダンパー・ペダルを使う方法。もう一つは、演奏者になりきる方法です。「MIDIの基礎知識」アコスティック・ギターの入力例を参考にしてください。
ドラムなど、自然減衰するタイプ
 最後に打楽器などです。もし、これらの楽器のMIDIデータのゲート・タイムを1にしてみてください。音は全然変わらないですよね。「タ〜ン」が「タ」になったり、「ジャ〜ン」が「ジャ」になったりはしません。つまり、このような楽器は、音を出すタイミングだけで、音を切るタイミングは必要ないのです。その他の音色で、ゲート・タイムを1にしてみて試してください。マリンバとかベルとか鐘とかのたぐいでこのタイプの音があります。お寺の鐘を考えると良くわかると思いますが、突いた瞬間が音を出すタイミングで、離れた瞬間が音を切るタイミングです。音を切っても、実際には音が自然に減衰して無くなるまで、鳴っているのです。必要ないからといって、切るタイミングを入力しなくて良い訳ではありません。ゲートタイムを入力しないと発音されないので、必然的に入力します。しかし、必要以上に長くしても、しかたないですし、思い切ってゲート・タイム=1を入力しておくと良いと思います。しかし、音源側では、音は鳴っているので同時発音数の節約にはなりません。つまり、このタイプの音でリリースの長いものは、MIDIのデータ上では発音していないに関わらず、音源の発音数を気が付かない内に越えてしまっている事に対する注意が必要です。ピアノやギターでダンパー・ペダルを使った場合も同じ危険性があります。
 これらは、説明のとおり音を切るタイミングについては、なにも考えなくて良い音の種類です。しかし、シンバルなどで突然ブレイクするようなとき、音のリリースを突然止めたいときにはゲート・タイムの修正ではなにも変化はありません。どうしても必要な場合は、以下の方法があります。
1. エクスプレッションで音を強制的にオフする
 この方法は、複数の音がコードとかで鳴っている場合にブレークするとき便利です。
2. ドラムの場合のみオープン・ハイハットの音を強制的に止める場合は、止めたい位置にクローズド・ハイハットを打ち込む
 
お持ちの音源のドラムセット表に「同じ番号の打楽器音は同時にならない」などの記載の楽器に有効
3. ベロシティーの小さい(0だと休符になってしまう)同じノートを打ち込む
 
全ての楽器に応用できます。



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