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ドラミングのノリの出し方は、ビートによって違います。8ビートには8ビートの、16ビートには16ビートのノリの出し方がありますが、今回はどんなビートでも使える一般的な方法を解説します。 | |
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刻みのスネア・ドラムのタイミングを少し遅らせました。 |
最初にやることは、スネア・ドラムのタイミングを少し後ろにずらします。今回は、タイム・ベース四分音符=48で入力していますから1〜2ステップ後ろにずらします。タイム・ベース四分音符=480なら5〜20位の間でずらします。当然、タイム・ベースが大きい方が微調整が出来ます。 この時、ずらすスネアは、ビートを刻んでいる箇所のみです。フィル・インやおかずは、ジャストのままにしておくのが味噌です。 |
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スネア・ドラムのジャストの位置に、聞こえないくらいのベロシティーで音を入れます。 |
次に、ずらしたスネアのジャストの位置に聞こえないくらいの小さなベロシティーで音を入れておきます。SAMPLEでは、ベロシティ=30で入力してあります。スネア・ドラムはこれで完成です。 | |
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バス・ドラムのバック・ビートのベロシティーを小さくします。 |
バス・ドラムを考えましょう。基本的な8ビートは、オン・ビート(1拍と3拍)にボトムを支えるキック、バック・ビート(2拍4拍)にスネアがあって、その上に8分音符でハイハットが刻んでいるのです。つまり一番、耳に入ってくるのはキックとスネアです。これが1拍と3拍に来る場合は、ベロシティーは大きめに、裏に来る場合は小さめに修正します。 | |
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クローズ・ハイハットにベロシティー変化を付けます。 |
ドラミングの最後はハイハットです。このベロシティー変化だけでもかなりノリは変わってきます。今回は、四分音符の頭にアクセントが来るようにベロシティーを入力しました。「> ・ > ・ > ・ > ・ 」の感じです。タイトな感じになります。8ビートでも16ビートでもアクセントの位置を色々変えるだけでノリが変わってきます。 | |
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スネア・ドラムのタイミングとベースのタイミングを合わせます。 |
最後にベースを修正してみましょう。ベースのリズムは「ターンタ・タン・タン」です。頭の「ターン」は付点四分音符でレガートに音を伸ばしましたが(初心者打ち込み講座・その2. ノート・オフのタイミングを変化させてみよう参照)、この音をスネアの位置でノート・オフにします。つまり、バックビートをスネアドラムだけでなく、ベースでも感じられるようにするわけです。 これで、リズム隊は完成ですが如何でしょうか。 次回は、主旋律メロディをどのように聴かせるか、ピッチ・ベンドの入力方法などを中心に説明をします。おたのしみに。 |
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自分の音源で聞いてみたいという方は左のボタンをクリックしてください。 September.sit(8k)Norton AntiVirusでチェック済み。 September.lzh(8k)もあります。 |
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ドラムを除くほとんどの楽器がMIDIの基本的なメッセージであるノート・オン、ノート・オフ、ベロシティーに反応するのに対して、ドラムだけはノート・オフ・メッセージには反応しない。つまり、ゲート・タイムは数値さえ入力していれば何でも良いことになり、音の長さに気を遣う必要は無い。それで他の楽器より打ち込みが簡単?・・いいえ 逆にノート・オンとベロシティーがノリに直接関係してくるので、逆に難しいとも考えられる。DTMとかを扱った雑誌などに、ドラムの打ち込み特集が多く見られるのはそのためかも知れない。 ドラムの打ち込みに関しては、楽器別打ち込み講座ページの「MIDI打ち込み講座Drum編」に色々と書いてあるので参考にしてください。 |
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