鼻歌にコードを付けよう

ダイアトニック・コードからの脱出編(1)

コード構成音の関係

 実は、偉そうにコードについて書いているが、おとのオリジナルって大半はダイアトニック・コードで出来ている。つまりここからは、おとの勉強もかねて書いて行こうということだ。

 コードの基本は、トライアドだがこれにもう1音加えて4声にしたものを”付加和音”と呼ぶ。ダイアトニック・コードで作った7thの他に長6度も使うことが出来る。図16を見てもらうとわかりやすい。付加された音の音程を少し変えるだけで、様々なコードが作れる。また、メジャー/マイナー・トライアドの5度の音程を上下するだけでも、まったく違った響きに変わる。

図16

コードをこうやって見ると、「何だ、簡単じゃん」って気になりませんか?

 

トライアド

長6度を足す

短7度を足す

長7度を足す

5










Caug
(オーギュメント)

→  →  →

C7 (#5)
(オーギュメンティド7th)

 

 
 

 

 






(メジャー・トライアド)

 
C6
(シックス)


C7
(ドミナント7th)

Cmaj7
(メジャー7th)

3








Cm
(マイナー・トライアド)


Cm6
(マイナー・シックス)


Cm7
(マイナー7th)


Cm maj7
(マイナー・メジャー7th)

  

5











Cm (b5)
(ディミニッシュ・トライアド) 


Cdim
(ディミニッシュ)

 


Cm 7(b5)
(ハーフ・ディミニッシュ)

 
 



4








 
Csus4
(サス・フォー)

 

→  →  →


C7sus4
(ドミナント7thサス・フォー)
 


 まず、基本となる4つのトライアドについて説明しよう。メジャー・トライアドの5度を半音上げると、オーギュメント(オーギュメンティド・トライアド)になる。このコードは、ルートの上に長3度をふたつ重ねた形になっている。augの記号で表し、特徴的な響きになる。
 マイナー・トライアドの5度を半音下げると、逆に短3度をふたつ重ねた形の、ディミニッシュド・トライアドになる。普通ディミニッシュはこれに減7度を付加したディミニッシュド7thコードを指す。また、ディミニッシュド・トライアドに短7度を付加したマイナー7thフラット・フィフス(ハーフ・ディミニッシュ)は、ディミニッシュの延長線上にあるコードよりも、マイナー7thコードの5度が変化したものと解釈されている。

 4つのトライアドに付加和音を付けて4声にしてみよう。
 5度を変化させると響きが劇的な変化をするが、長6度や長7度を足しても、コードの機能はあまり変わらない。しかし、短7度を付加すると、以前説明したトライトーンがコードの中に出来るため、性質はガラリと変わる。ドミナントとして使われるコードとなるのだ。
 少し変わったコードとして、サス・フォー(サスペンディド4th)コードがある。メジャー・トライアドから見ると、3度を完全4度にした形なので、メジャーともマイナーとも言えない特徴的な響きを持つ事になる。これに短7度を付加したドミナント7thサス・フォーは、ドミナント7thのトライトーンが消えた形なので、ドミナントとサブドミナントの中間的色合いを持つ。

テンション

図17

こうやって見ると、「テンションって恐くない」って気になりませんか?

テンション
   

Cmaj7     13th
     #11th
      9th

Dm7   11th

      9th

ドミナント7thのテンション
    13th                  b13th
     9th     b9th #9th #11th

 コードの基本は、トライアドだがこれにもう1音加えて4声にしたものを図16で説明した。では、さらに積み重ねるとどうなるかである。

 4声にしたものにさらに音を積み重ねると、もっとコードに広がりとか緊張感が生まれてくる。テンションを日本語に訳すと「緊張」である。そして、そのノートを”テンション・ノート”と呼ぶ。
 Cmajorコードを例に取ると、ルートから数えて9、11、13度の音がテンション・ノートとなる。ただし、そのコードが使われる場所のコード進行やメロディー・ラインによって使えるテンションは制限される。例えば、ダイアトニック・コードのマイナー7th(例ではDm7)では9thと11thがよく使われる。
 また、ドミナント7thコードでは、9thと13thが基本のテンションになる。しかし、時と場合、曲の流れ等によって#11th、9thを変化させたb9thや#9th、13thを変化させたb13thも使われることがある。

  



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