MIDI打ち込み講座

どうやって打ち込むの?
A. Guitarのハンマリング・オン編

ハンマリング・オンを打ち込む方法
プリング・オフも基本的に同じ方法

 A. Guitarの入力時には、ピッチ・ベンド・センシビティは1音半(DATA ENTRY MSB[6]=3)にセットしておこう。
このデータは、1音(DATA ENTRY MSB[6]=2)にセットした場合です。

Step

Note

K#

ST

GT

VEL

1

E4

64

 

24

101

 

D3

50

24

183

110

 2

F#4

66

24

94

101

3

A3

57

24

89

101

4

D4

62

24

111

101

5

A2

45

24

87

110

6

F#4

66

24

63

101

7

A3

57

48

39

101
 この譜面は、実音で書いたが、実際のギターは1オクターブ高く記譜してある。
 最初の音をハンマリング・オンでE4からF#4につなげたい。ハンマリング・オンやプリング・オフは、ピッチ・ベンド・データを使う。しかし、Step1と2の間にベンド・データを入力すると、そのとき鳴っているノート(ここではD3)にもベンドがかかってしまう。さてどうするか?

サブ・トラック

Step

Note

K#

ST

GT

VEL

1

E4

64

 

118

101

 

PITCH

22

0

 2

PITCH

26

8191

3

 

64

143

0

0

4

PITCH

1

0

 ベンド・データを別トラックに入力する。最初のE4音をハンマリング・オンでF#4につなげたいのだから、E4を入力する。GTは上の表で、E4とF#4の長さ24+94=118を入力しよう。
 ベンド・データは、8分音符後に1音上げるために、左のように入力する。ここでは、少し短めの22ステップでハンマリング・オンになるように入力した。

メイン・トラック

Step

Note

K#

ST

GT

VEL

1

D3

50

48

183

110

 2

F#4

66

24

94

101

3

A3

57

24

89

101

4

D4

62

24

111

101

5

A2

45

24

87

110

6

F#4

66

24

63

101

7

A3

57

48

39

101
 最後に、元トラックからベンドデータで入力したノートだけ削除する。


ピッチ・ベンドの入力についてよくわからないときは、MIDIの基礎知識(プログラム・チェンジとピッチ・ベンド)の項を参考にしよう。



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