MIDI打ち込み講座

どうやって打ち込むの?
チョーキング編

チョーキングを打ち込む方法

(Note No.は記譜音で書いてあるが、Guitarの場合、実際音は1オクターブ下になるのでご了承下さい)

 E. Guitarの入力時には、ピッチ・ベンド・センシビティは1音半(DATA ENTRY MSB[6]=3)にセットしておこう。

Step

Note

K#

ST

GT

VEL

1

A#5

82

5

5

110

2

B5

83

20

20

110

3

A5

81

24

20

110

 単純な楽譜で書くと、頭の2音は8分音符でB5とA5である。実際の演奏では、クラプトンは3弦の14フレットのチョーキングで演奏している。どの弦を使うかは、時代によって違っていると思われるが。A5の音をチョーキング・アップしてB5の音を出して、チョーキング・ダウンしてA5の音に戻る。
 この入力は、A5のチョーキングアップを不安定なところから始めた。A#5から32分音符(データではST=5になっている。32分音符はST=6)から、B5の音を出して、A5の8分音符で終了である。Step1と2で最初の8分音符であるが、5+20=25でステップが合わない。実はこの前の休符で調整して、1Step分早めに発音している。

Step

Note

K#

ST

GT

VEL

1

PITCH

 

+2730

 

A5

81

5

26

110

2

PITCH

20

+5461

3

A5

81
 

20

110

 

PITCH

24

0

 音符で入力したデータを、ベンド情報で入力する。上のデータで、まずStep1のA#5をA5にしてその前に(後でも良い)半音上げるピッチ・ベンド情報の+2730を入力する。2Step目のB5をA5に変えてそのの前に、1音上がる+5461のベンド情報を入力する。最後に、3Step目の前(データでは後ろ)にベンダーを戻した情報0を入力する。色づけしない元の音は、8分音符でB5とA5なので、音を整理する。
 左のデータのようになる。Step1とStep2が最初の8分音符でB5のノートを表現している。ST=5なのでこのまま楽譜にすると、32分音符になってしまうが、GT=26なのでちゃんと8分音符以上は発音する。1Step目のGT=26でST=25、3Step目のNoteが1ステップと同じと言うことは、タイでつながっている。
 ダウンロードしたファイルのデータはスタンダード・MIDI・ファイルに変換してあるので、左のデータとは少し違っているのはこのためだ。

Step

Note

K#

ST

GT

VEL

1(1)

PITCH

 

+2730

 

A5

81

2

26

110

2

PITCH

3

+4095

3(2)

PITCH

20

+5461

4(3)

A5

81
 

20

110

 

PITCH

12

+2730

5

PITCH

12

0

 上のデータで、STはNoteに入力しても、ピッチ・ベンド情報に入力してもかまわない。Step1は、「ベンドを+2730上げた状態でA5の音を5Step分発音しなさい」と書いてある。しかし、GTが26なのでノート・オフ・メッセージが送信されない。その間に、「Step2のベンドを+5461まで上げなさい」のメッセージが来るので、A5より1音上がったB5の音が発音される。この中間に音が滑らかに繋がるように、ピッチ・ベンド情報を入力する。
 +2730から+5461まで変化したのだから、5461-2730=2731で3731/2=1365よって2730と5461の真ん中は2730+1365=4095。このピッチ・ベンド情報を上のStep1と2の間に入力する。Step1のGTは5なので2で割り切れないから、取りあえずSTを2と3に分けて入力する。
 チョーキング・ダウンを表現したいStep3の箇所も同様である。上のデータのStep2から3、つまりベンドを+5461から0まで戻すのでその真ん中は、5461-0=5461で5461/2=2730となり、Step3のGT=24の真ん中12の位置にピッチ情報+2730を入力する。

Step

Note

K#

ST

GT

VEL

1

PITCH

 

+2730

 

A5

81

1

26

110

2

PITCH

1

+3412

3(2)

PITCH

1

+4095

4

PITCH

2

+4778

5(3)

PITCH

20

+5461

6(4)

A5

81
 

20

110

 

PITCH

6

+4095

7

PITCH

6

+2730

8

PITCH

6

+1365

9(5)

PITCH

6

0

 方法は上と同じである。上のデータで、Step1から2は「ベンドを+2730上げた状態でA5の音を2Step分発音してStep2のベンドを+4095まで上げなさい」と書いてあるので、この中間に音を滑らかにつなげるように(4095-2730)/2+2730=3412.5(3412)を入力する。Step2と3の間も同様、ステップが割り切れないときは適当に割り振る。(なんて無責任な!!。実は、速く変化させたい方のステップを小さくするのが正解。ちょっとわかりにくい?)
 ベンド・ダウンの入力も同じ。計算方法をもう一度繰りかえすと、ピッチ・ベンドの大きい方から小さい方を引いて2で割る。その答えに小さい方を足して、STの真ん中に入力する。
 何で?計算しなくてはならないの?・・・・これがおと流のやり方だから。

Step

Note

K#

ST

GT

VEL

1

PITCH

 

+2730

 

A5

81

1

26

110

2

PITCH

1

+3412

3

PITCH

1

+4095

4

PITCH

2

+4778

5

PITCH

20

+5461

6

A5

81
 

20

110

 

PITCH

3

+4778

7

PITCH

3

+4095

8

PITCH

3

+3415

9(7)

PITCH

3

+2730

10

PITCH

3

+2047

11(8)

PITCH

3

+1365

12

PITCH

3

+682

13(9)

PITCH

3

0

 上のデータで、チョーキング・アップの箇所は、ほぼ入力できない状態になった。
 チョーキング・ダウンのところが、まだギザギザの音がしているので、その中間にピッチ・ベンド情報を入力する。
 かなり、それっぽくなったでしょう。
 計算は、電卓で!!。Macのユーザーさんは、アップルメニュウーを見てください。「計算機」というソフトがあるはずです。たぶん、恐らく、ほとんど使ったことがない、その存在すらすらなかったと思いますが、おとはこの計算に多用し、重宝しています。(おとのMacでは、実は計算機は"あまり使わない項目"に入ってるのだが)
 データの記述は長くなったが、説明はこれだけ。要するに真ん中、真ん中と入力するだけ。

Step

Note

K#

ST

GT

VEL

1

PITCH

 

+2730

 

A5

81

1

26

110

2

PITCH

1

+3412

3

PITCH

1

+4095

4

PITCH

2

+4778

5

PITCH

17

+5461

6

A5

81
 

20

110

 

PITCH

1

+4778

7

PITCH

1

+4095

8

PITCH

2

+3415

9(7)

PITCH

2

+2730

10

PITCH

3

+2047

11(8)

PITCH

4

+1365

12

PITCH

6

+682

13(9)

PITCH

8

0

 上のデータで、真ん中、真ん中と入力しただけでは、直線的なベンド情報になってしまう。そこで、ベンダーを速く動かしたい箇所では、STを短く。ベンダーをゆっくり動かしたい箇所ではSTを長くして調整する。
 また、実際にバッキングの演奏を入れてみて、STを調節してしっくりくる所を選ぼう。このデータも、ベンド情報が荒いので発音はギザギザしているが、バッキングが入るとたぶん目立たなくなると思う。気になる人はまた、真ん中、真ん中と入力すればいい。


Cho_MIDI.sit(4k)Norton AntiVirusでチェック済み
Cho_MIDI.lzh(4k)もあります。
 自分の音源で聞いてみたいという方は左のボタンをクリックしてください。DOWNLOAD出来ます。大したデーターではないですけど。
 なお、スタンダード・MIDI・ファイルのフォーマット0に変換してあるので、ノート・メッセージが記載したデータと少し変わっていることをご了承ください。
 
   



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