MIDI打ち込み講座

Drum編(その2)

Drum編を見るに当たって
タイムベース いろいろなMIDIシーケンサーに対応するため、タイムベースは「48」(四分音符=48)
ステップタイム 題材(加工前)サンプルは全てジャストのタイミングで入力している。
ゲートタイム Drumは「1」、他の楽器はステップタイムの80%位の数値を入力している。ただし、あまりにもみっともないところは、適当に変えている。
ベロシティ 題材(加工前)サンプルは全て「100」前後で入力している。

16ビートの揺れ
 16ビートのノリの表現法である。16ビートは揺れる。3連系のはねたビートだけでなく、まったくスクエアに聞こえるフュージョンなどでも、実際には完全なスクエアではない。このノリを、理解して打ち込むのが至難の業である。下の表のような感じになるが、あくまで感じなので、タイムベースをもっと大きくできるシーケンサーでは、微妙な揺れを表現してください。
 ここで注意しなくてはいけない点は、8分音符当たるところはスイングさせずに、16分音符に当たるところだけタイムを変える。スネアを遅らせて打つと共に、フィルインはジャストの所からスタートさせる。


ロック系


フュージョン、ユーロビート
ラテン系


ハウス、シェイグ
ダンスビート


ダンスビート、4ビート
 HHのベロシティをベッタリ打ってみました。ベースの見本が悪かったですね。
 実際には、HHは8分音符はそのまま、16分音符に当たる所は少しベロシティーを下げた方がいいと思います。
 なかなか、かっこいいんではないでしょうか。少し揺らしただけでこんな風になります。ベースは、ほとんど揺らしてませんが。
 このデータは、HHにベロシティを付けてあります。
 基本がフォークソングのべたべた8ビート好きのおとには、実はハウスとかダンスビートとかわかりませんが。こんな感じはどうでしょうか。
このデータは左よりもHHのベロシティをもう少しいじってあります。
 「こうなると、もはやおとの音楽の範疇外か」と思いきや、昔まだ太鼓たたきだった頃、疲れたときこんなドラムをよく叩きました。
 4つのデーターともBDのベロシティが一定ですが、実際には裏の音は低めに打ってあげるといいでしょう。


16ビートのハイハット(HH)
 16ビートのハイハットやバスドラは、ベロシティを一定に打つようなことは避けてください。「ではどう打つか」と言うと、
<ダンスビート系>
 全体的に、4分音符か8分音符のシンプルなものに揃える。16分音符は、ベロシティを低くして使う。もしくはまったく使わずにパーカッションなどに任せるのも良いだろう。少し後ろ目のスネアと、オフを上手く利用した少な目のバスドラでどうだ。明らかにビートは16なのに、ドラムのハイハットは8ビートで叩いている演奏をよく耳にする。
<フュージョン系>
 ハイハットを逆にいろいろと動かしてみよう。四分音符=48分割で16ビートなら12(16分音符)が基本となるが、6(32分音符)や8(16分3連)などを組み合わせると効果的である。そのとき、コピーを重ねるのではなくて、ランダムに散りばめたり、ベロシティを変えてみたりすると効果的である。

<ダンスビート系>
 上のダンスビートのデータを変えてみました。音を揺らす、それからスネアを少し後ろ目にするのは一緒です。

<フュージョン系>
 1小節目は普通に、2と3小節に6(32分音符)や8(8分3連)を組み合わせてみました。1小節と4小節は普通です。動きがでてくると思います。


ゴースト・ノートと16ビートの仕上げ
 ビートをつなぐための細かいスネアの音を入れてみる。特に16分のウラに入れると効果的でスピード感がでる。

 上の<フュージョン系>のドラムに、ゴースト・ノートを入れてみました。かなりスピード感がアップします。

 HHの工夫をしてみます。ベースとの組み合わせによって表現が変わります。

 原曲は、こんな感じでしょうか。テンポを遅くしても、SDのゴースト・ノートを入れることでスピード感が保てます。3フレーズの内、真ん中はゴースト・ノートをカットしてみました。違いがわかるでしょうか。
 8ビートはシンプルですが奥が深いのに対し、16ビートバリエーションが多く幅が広い気がします。8ビートのHHは、ほとんどの場合8分音符の刻みであり、SDも一発、バリエーションと言えばBDのパターンくらいでしょう。それに比べて16ビートは、HH、SD、BD共に動かしてノリを付けていきます。また、独特の揺れがあります。
 まず、作りたい音楽はどんな感じかしっかりと決めて、ノリを出していくしかありません。何度か作っていると、自分のパターンみたいなものが見つかってきます。とにかく感覚を大事にしましょう。また、16ビートは音数が多いので、パターンをコピー/ペーストしがちですが、16ビートに限ってはパターンの張り付けではなく、小節ずついろいろと変えて打ち込んだ方が良いようです。
 また、パーカッションで表情やノリを変えていくのも一つの手段だと思います。

サンプル曲紹介

TOOI TAIKO

T-SQUARE
MUSIC by H. NORITAKE

「BLUE IN RER」 Sony Music Entertainment (Japan) Inc.

 T-SQUAREのBLUE IN REDのアルバムから、TOOI TAIKOを使わせていただきました。おとのセンスがないので原曲とはすっかり様子が変わってしまいました。
 この曲は、ほとんど同じパターンのドラミングで、シンバルやバスドラが少し動いている程度です。全体にパーカッションが使ってありますが、サンプルでは打ち込んでいません。HHやゴースト・ノートの使い方の参考になると思います。




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