MIDI打ち込み講座

A. Guitar編

A. ギター編を見るに当たって
タイムベース いろいろなMIDIシーケンサーに対応するため、タイムベースは「48」(四分音符=48)
プログラム 25のSteel-str.Gtを使用しました。
ステップタイム 題材(加工前)サンプルは全てジャストのタイミングで入力している。
ゲートタイム 最初はステップタイムの80%位の数値を入力している。
ベロシティ 題材(加工前)サンプルは、全て「100前後」で入力している。
エフェクト リバーブを適当にかけています。

 自分の音源で聞いてみたいという方は左のボタンをクリックしてください。DOWNLOAD出来ます。大したデーターではないですけど。
 AGuitar.sit(8k)Norton AntiVirusでチェック済み   AGuitar.lzh(6k)もあります。
 アコースティック・ギターのみのデーターで、他の楽器は使用していません。聞いていて何の面白味にも欠けるデータからスタートする。つまり、楽譜を入力した直後の状態からどのように修正していくか、おとなりの方法を紹介する。
 注意事項は、実音は楽譜の記譜より1オクターブ低いので、記譜どおりに打ち込んだ時は、1オクターブ下にトランスポーズしておくことを忘れずに。

アルペジオ
 コード進行は、G Em C D7の基本的なアルペジオパターン。キーボードが12キーを使ってボイシング(コード)を作るのに対して、ギターは6弦しかない。つまり最大6音でしかボイシングが作れない。また、同じ弦の上で演奏されるボイスは同時には絶対演奏できないし、手の大きさ以上のポジションは出来ない。ギターを入力する場合、一番気を付けなくてはならないのは、弦が6本しか無くピアノなどの鍵盤楽器とボイシングが異なることだ。鍵盤奏者でギターのボイシングがわからない人は、ギター・コード・ブックを購入してボイシングを作ることをお勧めします。

 8分音符を単純に打ち込んだだけのデータです。このままでは、使えませんね。

 ステージとかで使うのに便利な方法です。小節の頭でダンパー・ペダルをオン、小節の終わりには必ずオフを入れておきます。ギター・アルペジオに聞こえるようになったでしょう。ついでに、ベロシティーに強弱を付けておきました。強 弱 中 弱の繰り返しにしてみました。

 おとは、ギターの弦を想像(ギターを見ながら)して、どの弦でどの音を鳴らすのか考えながら、音の長さをゲート・タイムで決めています。
 ダンパー・ペダルを使う方法では、同時発音数が把握しにくくなる。データ上は、ゲート・タイムで発音は終了しているのだが、音源はペダルがオンされている間は音を使用している。ギターの弦を想像して打ち込む方法は、一つの弦で2音が鳴っているという、ギターらしくない表現も回避できる。
 たとえば、Cのコード(ドミソ)で、ベース音だけ半音ずつ下がるようなアルペジオを使いたいとき、ダンパー・ペダルの方法では、2弦のドとシが同時に鳴っているが、ギターの弦を想像して打ち込む方法はその現象が回避され、ハーモニーがクリアになる。


ストローク
 ピアノなどの鍵盤楽器はほぼ同時に音が鳴り始めるが、ギターの場合ピックを使った場合はどんなに早く弾いても発音タイミングにズレが生じる。ジャラーンという感じである。そしてジャラーンは、必ず低い音から高い音、または高い音から低い音の順番がある。

 8分音符を単純に打ち込んだだけのデータです。コードは低い音から高い音の順番に入れておきます。このままでは、使えませんね。

 ジャラーンの感じを出すために、コードの音を分割して1ステップずつ後ろにずらします。コードの音を、すべて1ステップずつずらすと、6音では6ステップつまり32分音符分もずれてしまいますので、テンポに合わせて、2音または3音で1ステップとか適当に変えます。ギター・ストロークらしくなってきたでしょう。

 ギター・ストロークには、ダウン・ストロークつまり上から下へ引き下ろす、低音から高音へジャラーンと、その逆のアップ・ストロークがあります。その辺を表現してみましょう。

 最後に、アルペジオのときと同様に、ゲート・タイムで音の長さを決めます。それから、アップ・ダウン・ストロークにあわせて、ベロシティーの調整と音抜きを行います。どうですか?
 ジャラーンを表現するときは、テンポが大事で、そのテンポにあったずらしにしよう。タイムベースを大きくできるシーケンサーではもっと多彩な表現が出来るが、四分音符=48でもこのくらいの表現は出来る。データでは、ジャランを1ステップか2ステップずらして入力してある。その後、アップ・ダウン・ストロークを表現してみよう。
 8分音符の8ビートの場合、アップ・ダウン・ストロークは1小節に、「ダウン・アップ|ダウン・アップ|ダウン・アップ|ダウン・アップ」の順になる。今回のサンプルの演奏では、空ピック(弦を弾かないストローク)を使用して単純に「ダウン・   |ダウン・アップ|   ・アップ|ダウン・アップ」となる。まず、アップ・ストロークの箇所だけ、データが高音から低音側へジャラーンと鳴るように修正してみる。音は、ジャラーンと鳴り始めるが、終わりは一緒だから、ゲートタームを調整しておく。
 最後に、ダウン・ストロークは低音弦のベロシティーを大きめに、アップストロークは高音弦のベロシティーを大きめに設定しよう。音抜きは、ダウン・ストロークはギターで1弦(時には2弦も一緒に)の音(高い音の方から)、アップストロークは6弦と5弦の音(低い音から)を抜いてみよう。かなり近くなったと思いませんか?




ストローク+カッティング
 カッティングとは、弾いた直後に音を切るテクニックで、実際に演奏する場合には右手と左手それぞれのやり方がある。カッティングのときに発生するピッキング・ノイズを、コード・ストロークの中で使うことで歯切れの良いリズムになる。サンプラーなどには、ピッキング・ノイズが用意されている場合があるが、こんな方法もありかな。

 8分音符を単純に打ち込んだだけのデータです。1小節目の2拍目と4拍目の頭の音、2小節目の2拍目の頭の音をカッティングしたいと思います。

 ストロークの手法で、ギターらしくしておきます。これでも十分ですが。

 
 カッティングを表現してみましょう。
 単純に、ゲートタイムを小さくするだけす。テンポによっても異なるが、四分音符=48で1〜3ステップくらいのゲートタイムにすると雰囲気がでる。A. Guitar系の音色ではこんな感じだが、E. Guitar系の音色ではもっとそれらしく聞こえる。この講座のDrum編の8ビートのサンプルのような感じですか。E. Guitar編でもう一度解説します。覚えていたら。



ハンマリング・オンとプリング・オフ
 ハンマリング・オンとは、左指を素早く、力を込めて弦を押さえ(ハンマーのように叩いて)音を出すテクニックで、同一弦上で滑らかに音程を上げることが出来る(というか上げる)。譜面に二つの音がスラーでつながっていて「H」の記号があればハンマリング・オンを使いなさいという印。プリング・オフとは逆に、押さえている左指を弦から(ひっかくように)離して音を出すテクニック。同一弦上で滑らかに音程を上げることが出来、ハンマリング・オンとの併用も多用される。譜面には「P」の記号で書いてある。

 8分音符を単純に打ち込んだだけのデータです。1と2小節目の1拍目の頭の音(高い方の音)をハンマリング・オンで、3小節目の1拍目の頭の音(高い方の音)をプリング・オフで表現したいと思います。

 アルペジオのときの手法で、弾いている弦が次に弾かれるまでゲートタイムを調整して、ギターらしくしておきます。これでも十分ですが。

 ハンマリング・オンとプリング・オフを表現してみましょう。音源のベンド・レンジは、ベンダーを最大に動かしたとき+2(1音)になるようにしておいてください。それ以外では、とんでもない音になります。
 おとの場合は、ピッチ・ベンド情報を使用する。ゲート・タイム中に一気にベンド・アップまたはダウンさせる方法だ。手弾きやステージではとても出来ないが、打ち込みならでわのテクニック。ゆっくりベンドを動かすとチョーキングになってしまうが、一瞬で動かすとこんな風になる。ベンド情報を入れるのは、8分音符=24で22くらいの少し早めのタイミングが良いんではないだろうか。曲のテンポによっても色々だが。
 ベンド情報を入れる場合、今回のサンプルのように同じトラック(チャンネル)で同時に2つのノートが鳴っている場合は、そのまま入れるとどちらのノートにも同じ情報が送られて2音同時にハンマリング・オンやプリング・オフに鳴ってしまう。そう言う演奏の場合は良いのだが、どちらかのノートだけハンマリング・オンしたい場合は、別のトラックにそのノートだけ移してベンド情報を入れよう。そのとき使用チャンネルも、必ず違うチャンネルを使うことを忘れないで。

以下です。



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