MIDI打ち込み講座

E.Guitar(音を厚くする/その1)編

Drum編を見るに当たって
タイムベース いろいろなMIDIシーケンサーに対応するため、タイムベースは「48」(四分音符=48)
ステップタイム 題材(加工前)サンプルは全てジャストのタイミングで入力している。
ゲートタイム 適当に変えている。
ベロシティ 題材(加工前)サンプルは全て「100」前後で入力している。
エフェクト 最初は、リバーブ(コントロール番号の1のみ)
 聞いていて何の面白味にも欠けるデータからスタートする。つまり、楽譜を入力した直後の状態からどのように修正していくか、おとなりの方法を紹介する。

 自分の音源で聞いてみたいという方は左のボタンをクリックしてください。DOWNLOAD出来ます。大したデーターではないですけど。
 Wonderful.sit(8k)Norton AntiVirusでチェック済み   Wonderful.lzh(12k)もあります。

音を厚くする方法(1)
 E. Guitar(チョーキング)編のデータにバックを付けてみましょう。

 まずはこのデータを聞いてみてください。かなりバックに埋もれてしまいますね。

 コーラス(コントロール番号 93)を60かけてみました。
ディレイ、コーラス、リバーブなどがわからない方はこちらへ → →
注 ブラウザと音源(プラグイン)の関係かわかりませんが、コーラスがかからない場合があります。

 さらにディレイ(コントロール番号 94)を30かけてみましょう。これで、ほぼ完成です。
注 ブラウザと音源(プラグイン)の関係かわかりませんが、ディレイがかからない場合があります。

 ディレイの別法です。トラックと音源(同時発音数)が許すのなら、こちらの方をお勧めします。

 ディレイトラックの方にディレイ(コントロール番号 94)を30をかけて完成です。
 GM/GS音源もXG音源も、オーバードライブやディストーション系のギターの音色は薄くて、このままではバックに埋もれてしまう。今回のサンプル曲のような、どちらかというと艶っぽい音色(オーバー・ドライブ系のギター)の場合は、コントロール番号 93のコーラスをかけてあげると、音が前に出る。もっと、厚くしたいならコントロール番号 94のディレイをかけると良いだろう。
 ただし、このデータをQuick Timeで聞いた人は、効果を感じられただろうか。作っている時、聞いてみたらディレイの効果が思ったほど感じられなかった。そこで、ディレイの別法をおとはお勧めする。作ったトラックを別のトラックにコピーして、曲の一番頭に休符を挿入。これで、元のトラックから休符分だけ発音が遅れるディレイ・トラックが出来る。ディレイ・トラックに挿入する休符の長さは、その曲やテンポによって様々なので色々工夫してみるしかない。
 最終的に、ディレイ・トラックにディレイ(コントロール番号 94)をかけて完成。この方法だと、ディレイをかけただけより、音が厚くなる。ただし、同時発音数が許す場合のみ。

サンプル曲紹介

WONDERFUL TONIGHT

ERIC CRAPTON
WORD & MUSIC by Eric Clapton

「SLOW HAND」 ポリドール1977

 ヤードバーズ時代のあだ名を、そのままアルバムのタイトルにした作品。この曲の他、コカインやレイ・ダウン・サリーなどの名曲もある。何故、ジャケットがないか?それはベスト・アルバムしか持っていないのと、ベストアルバムが何処かに行っちゃったから。
 この曲は、今ではカラオケに入っているが、実は(誰かの結婚式の時に)自分で歌おうと思ってMIDIで打ち込んだもの。打ち込み講座のために、ギターのフレーズをきっちり打ち込み直したので、少し(かなり)ギクシャクした仕上がりになってしまった。もう少し、チョーキング・アップの頂点を早めにして、音程を修正すると良くなると思う。Eric Claptonは、最近のライブでも良く演奏しており、この頃よりももっとスロー・ハンドになったような気がする。素敵な曲です。




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