MIDI打ち込み講座

E.Guitar(音を厚くする/その2)編

Drum編を見るに当たって
タイムベース いろいろなMIDIシーケンサーに対応するため、タイムベースは「48」(四分音符=48)
ステップタイム 題材(加工前)サンプルは全てジャストのタイミングで入力している。
ゲートタイム 適当に変えている。
ベロシティ 題材(加工前)サンプルは全て「100」前後で入力している。
エフェクト 最初は、リバーブ(コントロール番号の1のみ)
 聞いていて何の面白味にも欠けるデータからスタートする。つまり、楽譜を入力した直後の状態からどのように修正していくか、おとなりの方法を紹介する。

 自分の音源で聞いてみたいという方は左のボタンをクリックしてください。DOWNLOAD出来ます。大したデーターではないですけど。
 Smoke.sit(8k)Norton AntiVirusでチェック済み   Smoke.lzh(8k)もあります。

音を厚くする方法(2)
 ディストーション・ギターの音を使いたいとき、「音を厚くする方法(1)」で行うととんでも無いこと?になる。まずは、その、とんでも無いことをやった上でどうするか、考えてみよう。

 まずはこのデータを聞いてみてください。なにもエフェクトをかけていないので、音が薄く感じます。このままでも十分といえばそれまでですが。

 コーラス(コントロール番号 93)を60かけてみました。しかし、この演奏にコーラスのエフェクトは少し似合わないようです。
注 ブラウザと音源(プラグイン)の関係かわかりませんが、コーラスがかからない場合があります。
これに、ディレイ・トラックを追加すると・・・・、ほとんど曲調に合いません。

 それでは、リバーブを厚めに、コントロール番号 91を100かけてみました。ほとんどお風呂状態です。

 「音を厚くする方法(1)」のディレイの別法です。"一発遅れのエコー"の方法で音を厚くしましょう。ソロにも効果的です。
 GM/GS音源もXG音源も、オーバードライブやディストーション系のギターの音色は薄くて、このままではバックに埋もれてしまう。ここまでは、前回の「音を厚くする(1)」と同じであるが、今回のサンプル曲のようなヘビーな音色(ディストーション系のギター)の場合は、コントロール番号 93のコーラスをかけると、少しイメージが変わってくる。コーラスとディレイのエフェクトで音を厚くする方法が似合わないディストーションギターの場合、リバーブをたっぷり乗せることで、音を厚くしたい。
 そこで、リバーブを多めにかけてみたが、どうだろうか。ほとんどお風呂状態で、音像がハッキリしない。こんな場合、一発遅れのエコーが効果的である。MIDIでリバーブのパラメータを調節できる方や、調節できる内蔵または外部エフェクターを使っている人は、直接音から残響音までの時間を長めに設定すると、たっぷりリバーブが乗ったまま音がハッキリしてくる。MIDIのみでやりたい人やWeb上でMIDIを発信し誰でも同じ様な演奏にしたい方は、ディレイ・トラックを使う方法がお勧めである。
 前回の「音を厚くする(1)」と同じ方法で、まず打ち込んだトラックのコピーを別トラックに作る。元トラックのリバーブはかけない(コントロール番号91=0)。コピーしたディレイ・トラックの発音タイミングを適当に後ろにずらし(データは曲の最初に3ステップ分休符が入れてある)、全体のベロシティーを適当に下げ(データでは下げていない)、リバーブ(コントロール番号91)をかけて完成。ただし、同時発音数が許す場合のみだが。
サンプル曲紹介は、この次に。




早弾きフレーズ
 もう、お気づきの方も多いのではないかな?。前のページのグリッサンドは、ノート・データで入力し、ベロシティーで調節した。グリッサンドは、ピッチベンドで入力?と思われた方もいただろう。それでは、早弾きは?どうする。
注 E. Guitarでも1音半以上の連続した音の入力時には、ピッチ・ベンド・センシビティは1オクターブ(DATA ENTRY MSB[6]=12)にセットしておこう。

 まずはこのデータを聞いてみてください。これは上の「音を厚くする方法(2)」は行っていません。カウントを入れて4小節目が早弾きのフレーズです。

 早弾きフレーズは、ピッチベンドを使うと効果的です。ノート・オフのタイミングにベロシティー調節を使った方法と、ピッチ・ベンドを使った方法を上手く使い分けましょう。
 早弾きフレーズは、それをどのように捕らえるかによってピッチ・ベンドの入力方法が変わってくる。おとは、通常E.Guitarの入力にはピッチ・ベンド・センシビティを1音半にセットしてるが、このような早弾きのときには、1オクターブにセットする。つまり、1オクターブにセットして、「MIDIの基礎知識/どうやって打ち込むの/ピッチベンド編 その2」に書いたピッチ・ベンド・データの音程を使用し入力するとよい。
 せっかく作ったのだから、「音を厚くする方法(2)」を使ってみよう。

 "一発遅れのエコー"の方法で音を厚くしましょう。ソロにも効果的です。
 音を厚くする"一発遅れのエコー"、ハンマリング・オンのテクニック、スライド奏法、早弾き、にアーミングを加えて完成だ。アーミングのデータは、もう少し修正の余地があるが、このくらいで許してもらおう。アーミング・ダウンやソロの最後のビブラートの箇所で気づいた方もいるだろうが、"一発遅れのエコー"ではモジュレーションがかかってしまう。エフェクトのページのモジュレーションを読んでもらえればわかることだが、今回のサンプル曲でこれが良い悪いは別として、こんな使い方もあるということだ。また、ディストーション系に限らずオーバードライブ系でもE.Guitarのカッティングは、ゲートタイムを短くすることでそれなりのニュアンスが出せる。
 ドラムのフィルインをもう少し修正すると、もっと良くなると思う。

サンプル曲紹介

SMOKE ON THE WATER

DEEP PURPLE
WORD & MUSIC by Blackmore, Gillan, Glover, Lord, Paice

「LIVE IN JAPAN」 ワーナー・パイオニア 20P2-2606(1972?)

 ブリティッシュ・ハード・ロックの大者 ディープ・パープルの曲だ。ディープ・パープル?知らない!!と言う世代も増えてきたと思う。おとの世代では、ロック・ギターリストを目指す者の登竜門てき存在で、高校の学園祭とも為れば、必ず演奏されたバンドである。
 パープルは1968年に結成され、3度のメンバー・チェンジがあり1975年に解散した。メンバー・チェンジを境として、第1期〜第4期と呼ばれる。この中で、ブリティッシュ・ハード・ロックの頂点を極めたのが、第2期で今回の「スモーク・オン・ざ・ウォーター」や「ハイウェイ・スター」など数々の名曲を送り出した。今回のサンプル曲は、「ライブ・イン・ジャパン」からの参照とした。スタジオ盤「マシン・ヘッド」にも同曲が収録されているが、「ライブ・イン・ジャパン」は実によい。残念ながら、ジャケットどころかテープに録音が残っているだけである。買い直そうかと思っているしだいであるが、やはり最近のアルバムが欲しいもんね。

MIDIでギターって難しいと思う。



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