MIDIについての基礎知識(少し上級編)

第3幕

ユニバーサル・システム・エクスクルーシブ・メッセージ
 システム・エクスクルーシブ・メッセージは、前のページにも書いたように統一できないメーカー固有のデータを送るためのメッセージとして登場した。しかし、中身を良く検討すると、かなりの部分を共通化できることがわかった。そこで、共通化できるものは、してしまおうという流れから登場したのがユニバーサル・システム・エクスクルーシブ・メッセージである。これも前のページの復習になるが、エクスクルーシブ・メッセージは、ステータス"F0"に続き、メーカーIDが用意されている。このメーカーIDのうち"7D〜7F"の3つがユニバーサル・エクスクルーシブに割り当てられた。ただし、通常使えるのは"7E"と"7F"で主にサンプル・ダンプ・スタンダードとMIDIタイムコードの関係の機能が定義されている。最近ではRP(後述)の追加にともない、ユニバーサル・エクスクルーシブも追加されている。"7D"は、非営利目的の研究等で使える特殊なものだ。
ユニバーサル・システム・エクスクルーシブ・メッセージ F0 ID 7D〜F7
 ユニバーサル・システム・エクスクルーシブ・メッセージは、エクスクルーシブ・メッセージのステータス"F0"に続くメーカーIDが"7D〜7F"の場合で、非営利目的用の"7D"を除く"7E"と"7F"がMIDI機器に使用されている。そして"7E"がノンリアルタイム、"7F"がリアルタイムのユニバーサル・システム・エクスクルーシブが定義されている。その違いは、ノンリアルタイムとリアルタイムの違いである。何のこっちゃ?
 IDに続きデバイスID(デバイス・ナンバー)があるが、これはかつてはMIDIチャンネルとも呼ばれていたことがある。つまり、同じMIDIライン上に接続されている複数の楽器を区別してコントロールするためである。ただし、MIDIチャンネルとは違い、0〜127まで区別することができる。
 機能の割り当ては、JMSCとMMAの協議によって決められている。各機能にはサブID#1が与えられさらにサブID#2によって内容が細分化されている。その後に、機能によって決められたデータ・バイト数のデータ続き、最後は通常のエクスクルーシブ・メッセージと同じでEOX"F7"で終了する。サブIDの"00"は拡張用としてキープされている。
ノンリアルタイム・ユニバーサル・システム・エクスクルーシブ・メッセージ
  F0 7E ID subID#1 subID#2 〜data〜 F7
 ノンリアルタイム・ユニバーサルを示すヘッダー"F0 7E"に続きデバイスID、そして各機能に割り当てられるサブID#1、#2と続き、EOXで終了する。ノンリアルタイムのシステム・エクスクルーシブにはサンプル・ダンプやMIDIタイムコードなどが定義されている。
リアルタイム・ユニバーサル・システム・エクスクルーシブ・メッセージ
  F0 7F ID subID#1 subID#2 〜data〜 F7
 ノンリアルタイム・ユニバーサル・システム・エクスクルーシブと同様、リアルタイム・ユニバーサルを示すヘッダー"F0 7F"に続きデバイスID、サブID#1、#2と続く。リアルタイムのシステム・エクスクルーシブにもMIDIタイムコードの一部が定義されている。



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