この頃、配偶者さんの育児日記には、ウンチの話しか書いてありません。赤ちゃんの健康状態をチェックするのは、ウンチが一番です。おとがうちにいるときは、おむつ当番はおとだったので、ウンチ・チェックは、おとの仕事でした。ウンチの回数は、生まれてからしばらくは10回ぐらいでしょうか。
ウンチは、母乳の場合と粉ミルクの場合は少し様子が違います。ウンチの写真は、載せません。母乳の場合はわからないのですが、粉ミルクの場合は母乳よりもウンチは固いようで、時々力んだり、ウンチが上手く出ずに愚図ったり、泣いたりしていました。においも、母乳に比べると嫌なにおいがするそうですが、これは粉ミルクのメーカーによっても違います。心配なのは、いつもと全く違うウンチの時です。こんな時は要注意。赤ちゃんの病気について書いてある本を購入しましたか?
緑色のウンチ
母乳の場合は心配ないそうですが、粉ミルクの時で濃い緑色をしているときは少し心配です。赤ちゃんの腸内で異常発酵が起こっている場合があります。病院に行って、診察を受けた方が良いそうです。ただし、粉ミルクの場合でもウンチが出てから時間が経っていると、空気によって緑色になることもあるようです。
白いウンチ
白いウンチで身体が黄色く(黄疸)なっているようなら、肝臓の病気が考えられます。これは、早く専門のお医者さんのいる大病院で精密検査を受けて下さい。
生後6ヶ月〜1歳半くらいの時、米のとぎ汁のような下痢便をすることがあります。これを繰り返し、嘔吐も伴います。脱水症状になると危険です。
ウンチの黄色い色は、肝臓から出てくるビリルビンという物質の色(黄色〜緑)です。これは、肝臓で作られて胆嚢という袋にためられ、胆管という管を通って十二指腸に出てきます。食べ物の消化や吸収を助けたりする働きをして、もう一度腸から吸収されたり、ウンチに出ます。肝臓が病気になって、胆管が詰まったりすると、ビリルビンがウンチに出なくなりその色が無くなるため白いウンチになります。ビリルビンは出ていく場所がないので、仕方なく血液中に出ていき、身体が黄色く(黄疸)なります。大人でも、肝臓が悪い人は黄疸が出るのは、同じ原理です。大酒のみで健康診断で脂肪肝を宣告された人が、大酒をやめなければ、同じようにウンチがだんだん白くなります。肝臓が肥大して、出口の胆管を押さえつけて詰まらせてしまうからです。オシッコがコーラ色になり、黄疸が出ます。お酒は程々に。反省
水の様なウンチ
ほとんど消化不良によるものだそうです。ウンチの回数が増えて、音を立てて出ます。水分がおむつにしみ込み、表面にかすが残ります。つぶつぶや粘液が混じっていて、魚の腐ったような悪臭があります。ほとんど心配はいりませんが、念のため病院で診察を受けると安心です。
黒いウンチと赤いウンチ
黒いウンチは生まれてから2〜3日は胎便なので心配はないのですが、それ以降は消化器からの出血なので注意が必要です。胃潰瘍や十二指腸潰瘍など消化管上部からの出血が疑われます。鼻血を飲み込んだりした場合も、黒いウンチが出る様ですがあまり続くようなら病院で診察を受けて下さい。
赤い血の混じったウンチで、少量なら肛門が切れるなどの出血が考えられます。しかし、イチゴジャムのような赤いウンチで、お腹が痛くて激しく泣いたかと思うと、ケロッとしたりを繰り返すようなら腸重積が疑われます。
いずれにせよ、血便が出たときは直ちに医師の診察を受けて下さい。
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