幼児のスキー教室

プルーク・ボーゲンで滑ってみよう編

冬は家に閉じこもってないでスキーしょうぜ!!イェーイ
夏は暑いので、家に閉じこもってMIDIしようぜ・・・・カチカチ

もも5歳になる冬・の続き
 桃子5歳は、とっても臆病者で恐がりです。まず、ゲームセンターとかにある幼児向けの乗り物は、いっさい乗れません。その場で動くのも、ミニ電車みたいに動くのも、全て恐くて乗れないのです。
 運動神経は???。これもちょっと?そんな、モモがスキーに挑戦します。
もも5歳になる冬
 スキーの手助け用品その1

Jr. GLIDE SUPPORTER

 スノービーJrグライドサポーターは御覧の通り、スキーウエアの上からベストみたいなのを着て(下の写真も参照)、フックにベルトを掛けて、スピードとターンをコントロールするものです。
 ベルトをコントロールする事で、ターンのきっかけが掴めるのだそうだが、それよりも後ろに人(おと)がいる安心感が絶大な効果だと思います。はじめてリフトに乗って、長い斜面を滑る。その時、我々は「たいした斜度じゃない」とか「たいしたスピードじゃない」と思っていても、初心者にとってはとっても恐いことがあるのです。これは、幼児だけでなく大人でも同じことです。今回は、スピード・コントロールの目的だけに使いました。気持ちに余裕がでてくれば、ベルトが弛んだ状態でスイスイ滑れるようになります。

スキー場選び

 はじめてのリフトなので、スキー場選びは慎重に。おとは次の3つの基準で選んでいます。
  ・高速クワッドリフトがあること
  ・長い緩斜面があること
  ・寒くないこと
 はじめてリフトに乗る場合は、高速リフト(=乗り降りする場所で低速になる)が比較的乗りやすいと思います。最近は、何処のスキー場でもあるのですが、これが他のリフトを乗り継がずに乗れる場所にあることが肝心です。

撮影は尾瀬岩鞍スキー場
今シーズンは3月以降 未就学児はリフト無料だった

スキーの手助け用品その2

トライスキー

 これは、本当に威力を発揮しました。この写真ではグライドサポーターのベストは付けていますが、ベルトを付けていない。何とリフト3本目である程度自分で、スピード・コントロールが出来るようになったのです。
 トライスキーはトップを固定(半固定)して、強制的にプルークのポジションを作らせるものです。最近では、スキーのほとんどがカービング・タイプなので、プルーク・ボーゲンの時期が短く、または直接パラレル・ターンを練習することも可能なのですが、幼児スキーの場合、まだレンタルでカービング・スキーは少ない。それに、スピード・コントロールに、ズレを使うことを覚えるのはプルーク・ボーゲンが手っ取り早いと思います。
 トライスキーの特徴は、見てわかるとおりトップが強制的に固定されているのでプルークのポジションが作りやすい。スキーの操作になれていない段階では、どうしてもトップが開いてしまって、それを閉じようとするとスキーが並行になって、スピードがでて恐くなる。これを繰りかえすのですが、トライスキーを使うと、これが無くなるので上達が早い(ももの場合、まだわからないが)と思います。
 最後に欠点ですが、斜行プルークは苦手です。というか出来ないのかな?。どうしても、フォール・ラインに向かってしまいます。急な斜面とかを斜めプルークで降ろそうと思ったのですが、やっぱりフォール・ラインに向かってしまいました。
 トライスキーについては、おとがあれこれ書くより「とても便利なトライスキーって、な〜あに」を読んでみましょう。

プルーク・ボーゲンが出来た!

 この時期、スキーは教える(教わる)のではない。自然と覚えるのだ。ももには何も教えていないのに、左の写真のように踵をうまく押しずらしてプルーク・ボーゲンを行っています。恐らく、小学生高学年から中学生以上になると、「スキーをハの字にして、両スキーを一緒に踵で押しずらして」から、「交互にやってみよう」などでプルーク・ボーゲンを組み立てていくのでしょうが、幼稚園〜小学生低学年までは、感覚で滑れてしまう。無理に教えようとすると、それじゃなくても硬い靴を履かされ長い板を付けられ、滑る斜面の上に立たされている恐怖があるので、「そんなこと出来ない、止めた!」となる可能性が高いと思います。なに、放っておけばそのうち滑れるようになる。(全く、「スキー教室」を書いているページとしては、全く面目ない表現ではあるが)
 ここまで書いて、気づいたこと、普段スキーの時「スキーをハの字にして」と何気なく使っている言葉ですが、ももにはわかるのだろうか。以前、小学校の先生(今やスキー準指導員の腕前)とリフトでご一緒したとき、ゲレンデでは何やらお父さんが息子にスキーを教えているらしく、「ハの字、ハの字、ハの字にしろ!」を連発していました。小学先生曰く「カタカナは、小学1年生ではちょっと難しいのよね」っと。「では何と言えば」と聞くと「スキーをお山にして」とか「スキーでお山を作って」とか言えばよいとのこと。なるほど。それで、ももに教えるときは「スキーでお山にして」から始めました。「踵を押しずらして、テールを開いて」は、「大股にして」で十分わかりました。スピードがでてくると、「お山にして」もっとスピードがでちゃうと「大股!」で十分通じましたよ。
 さあ、リフトに乗れるようになって、ゲレンデが滑れるようになったら、難しい事は考えずガンガン滑りましょう。ここで、体のむきがとか、左右のバランスがとか、全然気にしなくて良いのです。とにかく、いっぱい滑って楽しむことが先決ですよ。

撮影は戸隠スキー場
広くて楽しいスキー場ですよ



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