今月のおすすめ!

私が最近はまっているCDから特におすすめを紹介いたします。

名称

作曲者

出演者等

ちょっと一言

トロヴァトーレ G・VERDI ルーナ伯爵/ロバート・メリル

レオノーラ/ガブリエッラ・トゥッチ

アズチェーナ/ジュリエッタ・シミオナート

マンリーコ/フランコ・コレッリ

ローマ歌劇場管弦楽団

トーマス・シッパース指揮

トロヴァトーレはテノールにとって難役の一つでもありますが、数々のテノールの中で一際、素晴らしいのはコレッリ。ドラマティックで、しかも輝かしい声を聞かせねばならず、その上「見よあの恐ろしい炎」の中ではハイCを延々と伸ばし続けるという離れ業をやってのけています。
そして、特筆すべきはシッパースの指揮です。
ヴェルディのツボを押さえた、緩急のはっきりしたテンポ感の良さとローマ管の一糸乱れぬ演奏には思わず唸らされてしまいました。
このオペラを全く飽きさせずに最後まで小気味良くきかせるCDは、これだけではないかと思わせられます。
トロヴァトーレなら先ずはこれ。といった感じの一枚でしょうか。
椿姫 G・VERDI ヴィオレッタ/レナータ・スコット

アルフレード/ジャンニ・ライモンディ

ジェルモン/エットーレ・バスティアニーニ

フローラ/ジュリアーナ・タヴォラッチーニ

アンニーナ/アルマンダ・ボナート

グランヴィル/ヴィルジリオマイオニカ

アントニーノ・ヴォットー指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団

椿姫、私にとって初の主役デビューをしたオペラでもあるので、大変思い出深い作品でもあります。
何しろ良い録音が沢山ある作品なので選びきれない所もアルのですが、テノールとして、一番惹かれたのはジャンニ・ライモンディのアルフレードでした。猪突猛進型のアルフレードを描きながらも完璧にコントロールされた声を出されては、脱帽です。もう一つスゴイのは、バスティアニーニ!悪役っぽいイメージの強いバスティアニーニにですが父親の慈悲に満ちたプロヴァンスを聞いた時に思いこみと全く違っていたので、感嘆しました。
椿姫という作品を色々考えさせてくれた一枚でした。
トゥーランドット G・Puccini トゥーランドット/ビルギット・ニルソン

カラフ/フランコ・コレッリ

リュウ/レナータ・スコット

皇帝/アンジェロ・メルクリアーリ

ティムール/ボナルト・ジャイオッティ

プラデルリ指揮・ローマ国立歌劇場管弦楽団

伝説的な超弩級の声の持ち主ビルギット・ニルソン!かたや、60年代に入って、脂の乗り切って黄金の声を聞かせるフランコ・コレッリ!このコンビは歴史上最高のコンビとまで評する人が、当時少なくありませんでした。何しろこの二人はライバル心むきだしだったそうで、実際の舞台上でも「私の栄光は今終わった」という歌詞を「あなたの栄光は今終わった」とニルソンが歌うと「いや違う今から始まるのです」とコレッリがやり返した、というエピソードが残っているほどだったそうです。この録音でもその気迫はビシビシ伝わってきます。有名なアリア「誰も寝てはならぬ」は絶品!やはり剛毅な感じの声が似合うアリアであることを再認識させてくれます。
ジャンニ・スキッキ G・Puccini ジャンニ/フェルナンド・コレナ

ラウレッタ/レナータ・テバルディ

ツィータ/ルチア・ダニエリ

リヌッチオ/アゴスティーノ・ラッザリ

ランベルト・ガルデリ指揮・フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団

プッチーニのIL TRITTICO(3部作)の中の、最後を飾る作品。このCDでは、何と言ってもフェルナンド・コレナ!喜劇をやったらこの人は本当にスゴイ!こんなに張りのある良い声で、歌を聴いてるだけで、笑わせてくれるバスはなかなかいません。また、テバルディのラウレッタも興味深い所です。有名な「私のお父さん」は必聴!愛らしくもスケールの大きな?歌を聴かせます。
リゴレット G.VERDI マントヴァ公爵/マリオ・デル・モナコ

リゴレット/アルド・プロッティ

ジルダ/ヒルデ・ギューデン

スパラフチーレ/チェーザレ・シエピ

マッダレーナ/ジュリエッタ・シミオナート

モンテローネ/フェルナンド・コレナ

アルベルト・エレーデ指揮・ローマ聖チェチーリア管弦楽団

なんとも豪華なキャストです。が・・・、これらを全て押さえて強烈なのは、モナコ!これほど潔いマントヴァは、この人だけかもしれません。決して万人受けするものではないのですが、ある意味気持ちのいい剛毅なマントヴァもいいもの。こういう、リゴレットもありかな、と思わせるちょっと変わり種の一枚です。一度聞けば、はまるか、話の種になる事は、請け合いのCD。
FRANCO CORELLI A PARMA   フランコ・コレッリ コレッリのオペラ・ライブ録音集。凄まじい声の連続!ノルマ・トスカ・トロヴァトーレからの名場面を集めた物ですが、イタリアオペラ黄金期の最たる録音の一つ。あまりのものすごい声に観客が熱狂して、ブラヴォーの嵐となって、演奏が止まったまま、観客が許してくれず?動かなくなってしまうシーンもしばしば。テノールならずとも一度は聞いておきたい一枚です。これでやられてしまう人、急増中です。
アンドレア・シェニエ Unberto Giordano Andrea Chenie/フランコ・コレッリ

Maddalena di coigny/アントニエッタ・ステッラ

Carlo Gerard/マリオ・セレーニ

ローマ歌劇場管弦楽団 

指揮:ガブリエーレ・サンティーニ

 イタリアオペラの黄金期を支えたフランコ・コレッリの絶頂期のCD。すさまじいまでの声を堪能させられます。どうしてあれほどにイタリアの人々が、熱狂したのかを納得させてくれます。 ブルゾンをしてコレッリとカラスとステファノで、イタリア黄金期は終わったと言わしめた、その人。 その他セレーニもそれに負けぬ熱唱を聴かせます。オーケストラも非常にバランスがよく、アンドレア・シェニエはこんなに美しいオペラだったのかと、目を覚まさせられる名演です。
ラ・ボエーム G・Puccini ロドルフォ/ジャンニ・ライモンディ

ミミ/ミレッラ・フレーニ

マルチェッロ/ローランド・パネライ

ショナール/ジュセッペ・タッディ

コルリーネ/イーヴォ・ヴィンコ

ムゼッタ/ヒルデ・ギューデン

カラヤン指揮・ウィーン国立歌劇場管弦楽団

ジャンニ・ライモンディが聞かせます。ライブ録音で音質はそれほど良くありませんが、調子が非常に良く、高音がきらきら輝やき、ロドルフォの詩とあいまって、映像が目に浮かぶような歌唱です。フレーニはとても初々しく可憐なミミを思わせる歌。ひと通りのボエームを聞いた後で、なぜか私が手に取ってしまう一枚なのです。ライブならではの緊張感の漂う?CDです。 
蝶々夫人 G・Puccini 蝶々夫人/マリア・カラス

スズキ/ルチア・ダニエリ

ピンカートン/ニコライゲッダ

シャープレス/マリオ・ボリエルロ

カラヤン指揮・スカラ座管弦楽団

蝶々夫人のカラスが可憐です。15才という役を声であれだけ表現できるとは、思っていなかっただけに、始めて聞いたときは、驚きでした。「蝶々夫人」と言うと、ドラマチックな表現に耳が行きがちになりますが、1幕を聞いたときに、かわいいなあと思わせられる数少ないCDです。ゲッダも透明感のある声を聞かせ、1幕の最後の2重唱は印象的です。オーケストラのバランスも絶妙で聞いていて飽きさせません。始めて「蝶々夫人」て良い曲だなあ、と思わされた1枚でした。