東京文化会館

レクチャーコンサート・シリーズ

  

東京文化会館 「音楽に秘めた愛」シリーズ
 ロココの愛

2007年3月3日
東京文化会館小ホール

ナビゲーター&フルート:前田りり子
ソプラノ:懸田奈緒子、宮内夕佳里   テノール:水越 啓
オーボエ:三宮正満   ヴァイオリン:荒木優子、佐藤 泉
ヴィオラ:深沢美奈   ヴィオラ・ダ・ガンバ:福沢 宏
ヴィオローネ:諸岡典経  チェンバロ&ミュゼット:上尾直毅

  クープラン:新しいコンセール第9番「愛人の肖像」
  モンテクレール:カンタータ「羊飼いの娘」
  マリー・アントワネット:それは私の恋人
  ラモー:歌劇「イッポリーとアリシ」抜粋ほか

詳しくは演奏会の時配布したプログラムノートをご覧下さい。

 このコンサートは東京文化会館で2006年から07年にかけて企画された5回の「音楽に秘めた愛」シリーズの最終回コンサートとして開催されたものです。東京文化会館小ホールのレクチャーコンサートへの参加はこれが4回目ですが、今回のプロジェクトが一番規模が大きく、準備も大変でした。

 前半はクープランやモンテクレールなどの室内楽が中心でしたが、後半はラモーのオペラ 「イッポリートとアリシ」を抜粋で劇場風に上演しました。出演者は全部で11名。どのオペラのどの曲をするかの選定に始まり、11名分の楽譜のコピー、 パート譜の製作と楽器が足りないところの編曲、出演者全員のスケージュール調整とリハーサルの進行表作り、衣装や照明、歌詞翻訳などの手配、プログラムの 解説書き、当日のレクチャーでスクーリーンに投影するための40ページを超える資料の作成などなど、やるべきことが山積みで、毎日一人で右往左往している状態でした。

 当日も、フルートとピッコロを演奏しながら、その合間には「ロココの愛」について語りまくって大忙しだったのですが、さらに今回、私にとって一番大変だったのは、レチタティーヴォをなんとチェンバロで伴奏したことです!チェンバロ兼ミュゼット奏者の上尾直毅氏がミュゼットを装着し、演奏している間、どうしてももう一人チェンバロ奏者が必要だったのですが、チェンバロ奏者をさらに雇うほどの予算はなく、やむをえず私が演奏を引き受けることになりました。しかも、レチの途中で演奏しながら奏者が交代するという神業付き。もう、ドキドキでした!

 音楽以外にも考えなければいけないことが多くて、私にとっては大変なことだらけだったのですが、それだけに終わってみれば非常に大きな達成感を感じることができたコンサートでした。でも、そう感じたのは私だけではなかったようで、一緒に演奏したメンバーからはやりがいのあるコンサートだったと、そして聞きに来てくださった方々からは内容が充実した本当に楽しいコンサートだったと言っていただくことができ、ほっとしているところです。
(前田りり子)チラシはクリックで拡大

東京文化会館レクチャーコンサート「楽器の可能性」シリーズ
 無伴奏フルートのファンタジー

2005年9月30日
東京文化会館小ホール

バルトルド・クイケン(フルートとお話)
有田正広(フルート)、前田りり子(フルートと通訳)

  ボワモルティエ:トリオソナタ ニ短調
  F.クープラン:コンセールから
  ドヴィエンヌ:トリオ他

詳しくは演奏会の時配布したプログラムノートをご覧下さい。

 今年の福岡古楽音楽祭には、私のオランダでの恩師バルトルド・クイケン先生がゲストとして来日されました。せっかくだからということで、音楽祭後、佐賀県の唐津「隆太窯」でフルートデュエットのコンサート(これは残念ながら非公開)を、東京と群馬の榛名では、日本での恩師有田正広先生も一緒にフルートトリオのコンサートを行いました。これぞまさにフルートのフルートによるフルートのためのコンサート。二人の恩師に挟まれて、私にとってはまるで夢の様に幸せなコンサートでした。
 魂に直接語りかけてくるような有田先生の熱い演奏と、気品あふれるクイケン先生の繊細な演奏の間で、私は一体どうなっちゃうんだろう・・・とリハーサル前はちょっとドキドキしていましたが、いざやってみれば、結局のところ、私は私以外の何者にもなれないのですね。3つの違った個性が反発しあい、共鳴しあい、絡み合いながら、創造される新しい世界。演奏するたびに全く違った世界ができあがっていくので、私自身一瞬一瞬わくわくしながら演奏しました。生きた演奏「ライブ」の意味を二人の巨匠にあらためて教えていただいた気がします。
(前田りり子)チラシはクリックで拡大


前日、榛名で行ったコンサートのリハーサル中の写真です。

東京文化会館レクチャーコンサート「音楽と都市」シリーズ
 
音楽都市ベルサイユ 踊るベルサイユ「王の踊り」

2005年3月13日
東京文化会館小ホール

ナビゲーター&フルート:前田りり子
バロックダンス:市瀬陽子、鶴見未穂子、井上陽集
ソプラノ:原 雅巳
ヴァイオリン:桐山建志、大西律子   ヴィオラ:深沢美奈
ヴィオラ・ダ・ガンバ:平尾雅子、品川 聖   チェンバロ:平井み帆

  リュリ:「町人貴族」から、「アルミード」から
  マレ:「ヴィオール曲集」第2巻から
  ルベル:「四大元素」から
  ランベール:愛する人の影


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市瀬陽子さん(ダンス)

バレエの原点とでもいうべき17世紀〜18世紀フランスのルイ王朝の宮廷音楽を3人の踊り手によるバロックダンスを交え、リュリ、マレをはじめとするヴェルサイユ音楽を豪華ピリオド楽器楽団で振り返る!一昨年話題になった映画「王は踊る」の世界さながらに、その音楽と舞踏の世界を典雅に完全再現!!


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レクチャーコンサート
《音楽と絵画》 バロック・・・光と陰のスペクタクル

2003年9月26日
東京文化会館小ホール

ナビゲーター・フルート:前田りり子
ソプラノ:原 雅巳
ヴァイオリン:桐山建志
ヴィオラ・ダ・ガンバ:平尾雅子
チェンバロ:平井み帆

  G.P.テレマン:パリ四重奏曲ニ長調から
  ジョスカン・デ・プレ:千々の後悔
  R.ロニョーニ :「またも旅立つことを」
  C.モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き
  G.B.フォンターナ:ヴァイオリンソナタ
  G.フレスコバルディ:パッサカリア風アリア
  J.P.スヴェーリンク: 涙のパヴァーヌ
  F.クープラン:王宮のコンセール第3番より 
  M.ブラヴェ:デユエット集より
  M.P.モンテクレール:カンタータ「ディドーの死」

詳しくは演奏会の時配布したプログラムノートをご覧下さい。

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 今回のレクチャーコンサート「音楽と絵画」は、会場の大スクリーンに西洋の名画を投影しながら、それにちなんだ曲を聴いていただくという試みをいたします。私は「ナビゲーター」ということで、全曲に渡ってその背景を説明することになっています。
 ヨーロッパにおいて、音楽、思想、絵画、建築、文学などのあらゆる文化は、お互い密接に絡み合いながら、その時々の社会情勢や国民性に合わせて発展を続けてきました。そのため、音楽をより深く理解したいと思ったとき、私たちは音楽と他の文化との関連性や当時の社会状況なども視野に入れる必要があります。ルネッサンス・マニエリズムも含め、バロック様式を中心にして、絵画と音楽の関連性を様々な側面から探ってみたいと思います。(前田りり子)