西南学院コンサート
ルネサンスのフルートとリュート

2012年11月23日(金祝)15:00開演
福岡市西南学院大学チャペル

佐藤豊彦(ルネサンス・リュート)
前田りり子(ルネサンス・フルート)

 福岡でのルネサンス・フルートのコンサートが終わりました。リュートとたった二人だけというまるでリサイタルのようなコンサートで、ここ2か月ほどその準備に必死でした。マショーの単旋律歌「婦人のレー」など、初めは五里霧中の四苦八苦でしたが、真剣に取り組んでやっていくと面白いもので、次第にあるべき姿が見えるようになってきました。
 ルネサンス・フルートの良さはなんといっても自然で美しい音とどこまでも小さくできるニュアンスの幅の広さだと思うのですが、リュートの特質もまさに同じ所にあり、二人で心ゆくまでラメントを堪能できたのが楽しかったです。
プログラム

作者不詳:イスタンピータ「トリスターノの嘆き」Anonymous : Istampita 'Lamento di Tristano' 

作者不詳:イスタンピー  Anonymous : Istampie

G.マショー(c.1300-1377):「婦人のレー」Guillaume de Machaut : Le Lay des dames 

アグリコラ(c.1445-1506):「落胆した女性のように」Alexander Agricola : 'Comme  Gaudeamus'

A.アグリコラ / ノイジードラー編曲:「チェコス」
    Alexander Agricola - Hans Newsidler (1536) : "Caecox"

C.セルミジ (c.1490- 1562):「あなたへの想い」 Claudin de Sermisy : 'Au pres de vous' 

P.サンドラン(c.1490?c.1561)/オルティスによる装飾:「甘い思い出」
    Pierre Sandrin / arr. Diego Ortiz : 'Douce memoire'

D. オルティス: レセルカーダ 第1番 Diego Ortiz : Recercada Primera

P.サンドラン(c.1490?c.1561)/P.ファレーズ出版(1563):リュート・ソロのための 「甘い思い出」
    Pierre Sandrin / Edited by Pierre Phalese : 'Douce memoire' for Lute solo

D. オルティス:レセルカーダ 第2番 Diego Ortiz : Recercada Segvnda

           休 憩

C.F.ダ・ミラノ(1497?1543):二つのリチェルカーレ Francesco Canova da Milano : 2 Ricercari

C.デ=ローレ(1515/16-1565)/ G.B.ボヴィチェッリによる装飾 :「別れの時は」
    Cipriano de Rore (arr. Giovanni Battista Bovicelli )Ancor che col partire

J.ダウランド(1563-1626)John Dowland
 「ダウランドは常に悲しむ」 : 'Dowland Semper Dowland, Semper Dolens'
 「もっとも神聖なるエリザベス女王のガリアード」'The most sacred Queen Elizabeth, her Galliard'
 「夢」'A dream'
 「靴屋の女房」'The Shoemaker's Wife'
 「涙のパヴァーナ」
"Lachrimae"

作者不詳:イングランド民謡「グリーンスリーヴス」 変奏曲 Anonymous : Greensleeves 

アンコール   Morley : Lamento

 会場の西南学院大学チャペルは大型のパイプオルガン付きのホールで、2階まで入れると、約700席もあります。当日は約400名の方々においでいただきました。1階の奥や左右など、会場の一部の席の入場を制限しましたが、響きの良いホールで、気持ちよく演奏することが出来ました。

 プログラムには中世から、ルネサンス後期のダウランドまで含まれています。通常のルネサンスフルートに加えて、中世時代のフルート(左)や、大型のバスフルート(下)なども演奏してみました。

 

チラシ(クリックすると拡大します)

主催:学校法人西南学院