熊延鉄道お別れの日
昭和39/1964年3月31日

熊本市にお住まいの中村弘之氏が撮影された写真を提供していただきました。
(一切の権利は撮影されたご本人に属します。無断で使用することを固くおことわりします)

熊延鉄道は、昭和39/1964年3月31日付で廃止されました。通常の運行は前日の3月30日で終了、3月31日は、南熊本〜砥用間に1往復の記念列車を走らせ、途中の主要な駅で記念式典がとりおこなわれたそうです。




5号蒸気機関車が社有の木造貨車ワフ22を牽引して砥用駅を発車するところ。
招待客を乗せた特別旅客列車に先立ち運転されたので旅客列車の露払いといったところ。
【砥用駅】
<鉄道ファン誌1964年6月号(bR6)51頁に掲載>



DC251を先頭にヂハ102−ヂハ101−ヂハ103−ヂハ202による特別旅客列車
この列車の後には、線路の上をお客を乗せた列車が走ることはない。
【砥用駅】



特別旅客列車が砥用駅を発車するところ。
飾り付けられたプラットホームや駅前から特別旅客列車を見送る人々と車内から振られる小旗。
地元の小学生による鼓笛隊の音楽は「蛍の光」だったのだろうか?
【砥用駅】



国旗と社旗を駅の玄関に飾り、来賓の方々への記念品が並べられている。
地元の人々が特別旅客列車を見に駅に集まってくる。
【御船駅】(背後の山容から推定)



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