1.APQ対物レンズ説明


                     色補正では、約460nm〜約670nmの範囲で収差0



 APQレンズの波面分析とストレール強度(ストレールレシオとも言います)のテスト結果。→こちら参照
 (RMS値、ストレール強度の意味については、「光学精度のこと」を参照。)

<雑談1>APQシリーズはどのくらい製造された?
   海外のWebサイトを見たりMLで聞いた内容をまとめると下記です;
   (1)APQ100/640は、APQ100/1000の製造数の1/4で約50台。
      →APQ100/1000は約200台。
   (2)APQ130/1000は、約140台。
<雑談2>APQの中古価格は?めったに中古市場にはでませんが、目にした範囲では、
   (1)海外のWeb(APM-telescopesのsecond-hand)でAPQ100/1000が$6000近くで出ていま
     した(2002年10月)。
   (2)Zeiss APQ150/1200のオークション→http://www.millenniummount.de/apq-offer.htm
      鏡筒と赤道儀(三脚なし)でUS$16,500(日本円で約220万位)で終了したようです(2002年
      3月)。
<雑談3>AS,APQは何の略称?
    →AS:Astro-Spezialobjectiv(天文用スペシャル対物レンズ)。また、他の説明では
     AS(semi- apochromatic) and APQ(apochromatic) objectives.

<雑談4>Zeissの歴代カタログ表紙→ここを参照。(APQ100/1000の古いタイプの鏡筒が見られます)
<雑談5>APQレンズの品質保証について(08年8月のCloudy Nightsに書かれていた内容より)
「APQは非常に高い(品質)規格(ツァイスは優れた2枚玉も同様に作った)で作られたフローライト
 トリプレットである。さらに、最先端の科学的テスト手法を使用して、各光学品はリリースする前に厳格
 にテストされた。
 実際、品質管理は非常に高いレベルを維持していた。Tom Backは彼が長い期間ツァイスの従業員だった
 人から聞いた話を私にしてくれた。それによれば、APQは、全ての望遠鏡を実際の空でその性能をチェック
 する上級光学技術者の最終テストを受けていた。もし光学系が品質基準に達しなかったら、準備のテスト
 レポートに関わらず、それはベンチに置いてハンマーで粉々に打ち割るような最も断固とした方法で拒絶
 された!ツァイスは、ツァイスの名において品質に達しないものは1個たりとも工場から出るようなこと
 があってはならないとしていた(私はこれと同じような話を他の人から聞いたことがありので、本当の
 ように思われる)。」

2.アッベアイピース説明(アッベアイピースQ&Aより)

      
<補足>
(1)「アッベアイピース」の名前の由来:ツァイス創業者の一人のエルンスト・アッベ博士(注)
   を偲んで名付けられたということです。
(注)イエナ大学教授からツァイスの共同経営者になる。正弦条件、解像力、色消し条件等の光学理論
   や社会思想家として有名。オルソスコピック(アッベ式)アイピースの考案者でもある。また、
   螢石を装着したアポクロマートを顕微鏡用に製品化、今日のフローライトの先駆けとなった。
(2)アッベアイピースの設計基準は口径比F8クラスということだそうです。(従来のツアイスオルソ
   アイピースはF10クラス)

 上のグラフで実線は、アッベアイピースの透過率。破線は従来のツアイスオルソアイピース
 の透過率。

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