Steve Bodinさん撮影の二重星
"Spirit of 33"のメンバーであるSteve Bodinさんが「C8+テレコンバータ
+PC164C(高感度ビデオカメラ)」で撮影した画像を紹介します。
本HPに掲載することに快諾して下さったSteve Bodinさんに感謝します。
<Steve Bodinさんの近況>
最近は、カラーの高感度ビデオカメラによる二重星の撮影にも挑戦されている
そうです。
1.乙女座γ(Porrima)
最近、ニ星が接近していて話題となっている二重星。最近3カ年の動きが
よく分ります。03年は分離には15cmが必要なようです。軌道はこちら。

広島の中井健二さんのHPによれば2003年5月は0.76秒、2005年5月には0.35秒
まで接近するそうです。
2.牛飼座ζ(Zeta Bootis)

3.回折リングの撮影
回折リングがこれほど明瞭に撮影されているのを見たのはこれがはじめてです。
私はこれまで回折リングはエアリーディクスとの光度差が極めて大きく撮影は
難しいと思っていましたのでこの画像を見た時は驚きとともに脱帽しました。
(1)λ Cyg (2)72 Peg
伴星が第一回折リング上に エアリーディスクの濃淡が
あるのがわかります。 わかります。
3.シリウス伴星

位置角、離角から見て左下の淡いのが伴星と考えられるそうです。(Pupの上の所)
緯度が北海道より北の米国ワシントン州(北緯47度)での撮影だそうです。
(2003年1月始め撮影)
Bodinさんのコメント「日付を変えて2回撮ったがどちらにもシリウスBの位置に像
が写っている。デジタルデータの何らかの理由による人工像の可能性も全く否定で
きないが、画像からの位置の測定結果は離角5.26sec,位置角124.9deg(測定データ
のvarianceは、各々0.28sec,3.8deg)。一方、WDSの軌道では2003年1月7日は、
5.86sec,122.9degとなっている。」
<雑談>
回折リングのエアリーディスクからの離角は決まっているので回折リングが撮影出来
れば二重星の離角測定は非常に精度が上がると思います。この意味では、アナログ式
の測定器(例:ファイラーマイクロメータ)の時代は終わったと云えます。