星見雑記帳 2002年11月3日〜


12月23日 
今年もあと一週間余り。今年星を見た回数を雑記帳で振り返って見ると、自宅で見た回数は
7回、遠出は3回の計10回でした。月1回にも満たないので低調でした。要因としては、
今年は特に週末の天気が悪かったように思います。
自宅:1月3日(二重星アンドロメダγを見た)、4月28日(早期退職した人に星を見せた)
   5月2日(二重星おとめ座γ、牛飼座εを見た)、5月22日(二重星おとめ座γを見た)
   7月16日(月を撮影)、7月21日(二重星アンタレスを見た)、
   7月27日(二重星アンタレスを見た)、8月9日(親類の子に星を見せた)
遠出:7月12日(里美牧場)、10月5日(石川町SLF)、11月9日(日立市きららの里)
中止となった観望会:1月14日江戸崎、6月2日八方が原(八方が原は何回か計画しましたが
          すべて天候不良でだめでした)、12月7日つくば


12月22日
HECHTのOPTICSを読み直してみると、エアリーディスクの理論式導出の最短コースは、
(1)予備知識として、球面波(Harmonic spherical wave)の関数表現
(2)円形の開口のフラウンフォーファー回折
のように思われます。(シングルスリットや矩形の開口など飛ばして一気に円形の開口
に行くことができるように思います)
但し、(2)は、式の羅列になる(二重積分計算とベッセル関数表現等)のでこれをわかり
易く説明するにはどうしたらよいか模索中です。


12月17日
最近発見された工藤ー藤川彗星の軌道予測がIAU(国際天文連合)のHPに載っています。→こちら。


12月15日
週末星見の予定がないのでHECHTのOPTICSを読んでいました。この本の回折理論の説明は非常に
わかり易いと思いました。フラウンフォーファーの回折理論といえば非常に面倒な数式の羅列で
難しいという印象がありますが、HECHTのOPTICSは導入がうまいのか最小限の知識で理解でき
るように書かれています。この本では、エアリーディスクや回折リングの理論式へ到達するまで
の道筋は下記となります;
(1)予備知識
   波の関数表現とその複素表現→これは高校生の数学レベル。
(2)コへレント・オシレイター
   この説明が非常にわかり易いのであとのフラウンフォーファー回折が理解しやすい。
(3)フラウンフォーファー回折
   シングルスリット→ダブルスリット→矩形の開口→円形の開口の順に回折パターンの式を
   導出。円形の開口でエアリーディスクや回折リングの理論式に到達する。
理解したことに補足説明を付けてそのうちレポートしようかと思います。


12月12日
(1)今週末は先週と打って変わって快晴の予報ですね。星見の計画をしてないときには天気が良いとは
皮肉なものです。
ところで、Astromart ForumsのTakahashiでTOA-130が話題に出てきていますね。
下記のようなやりとりですが、関心は高いようです;
「誰かTakの新しい130 F7.7 apo について日本の雑誌のレポートを読む機会がありませんでしたか?」
「Temmon Guideにはまだのってません。Dec issueは今週末届く予定です。」
(→外国でも天文ガイドを購読している人がいるんですね。1月号にはまだレポートは載ってませんけど)
その他、出荷がいつ頃になるかというMakus Ludes氏の話しなど。
(2)ファミリーインバータC-180とポータブル電源SG-1100
 星見に出かけたときに赤道儀の電源(AC100V)を確保するため今年の1月にファミリーインバータ
C-180とポータブル電源SG-1100を購入しました。C-180にポータブル電源SG-1100に接続し、
7月に一度使用したときは問題なく動作したのですが、その後、ポータブル電源のランプはGOOD
なのにインバータの電源スイッチをONにしてもインバータのランプが点灯せず、ピーという音が
一度鳴るのみでした。そこで製造元に問い合わせたところ、ポータブル電源とインバータの併用は
もともと入力電源不足ですので避けて下さい、との回答でした。これでは何のために購入したか
わからないのでポータブル電源を目一杯充電したところ、今度はインバータのランプが点灯しました。
十分充電しておけば1回の星見分位は使用できるかもしれません。7月に使用できたのは十分充電
していたからだと思われます。
(3)星見とは関係ありませんが、ローマ人の物語りXIがようやく出ましたね。毎年1册のペースで
 最初の頃は8月か9月頃には出ていましたが、だんだん出版月が遅くなり、今年は12月となん
 とか年内に出たという所ですね。これからいよいよローマ帝国の衰亡史に入るところですが、
 著者も有名になり多忙なのでしょう。


12月7日
このところ週末の天気が良くないですね。今日つくばで予定していた星見も中止になりました。
・ところで、APQと天頂プリズムの件ですが、以前からAPQは天頂プリズム使用を前提にして
いるとの話しを聞いていました。先日横浜在住の方からこの件でバーダープラネタリウムの
バーダー氏の話しを伺い、それがツァイスの望遠鏡製作100年の伝統であるということを
知ることができました。屈折望遠鏡で光量損失なく光束を90度曲げるものとしてはAPQ設計
当時まではミラーではなくプリズムだった(最近はエバーブライト等反射率のよいものが出て
いるが)ので、ツァイスの対物レンズ設計は昔からプリズム透過分のglass passを考慮した
収差補正の設計となっているそうです。したがって、APQはプリズムなしやミラーでは本来の
能力を発揮できないということです。
Astromart ForumsのZEISSにもこの話題が載っています。→こちら
・Fast/Slow refractors
 一般にF数の小さい短焦点望遠鏡をFast、F数の大きい長焦点望遠鏡をSlowと云いますが、
Fastな望遠鏡はSlowな望遠鏡に比べてシーングの影響を受け易いのでは?Fastな望遠鏡は
焦点像が小さくSlowな望遠鏡と同じ倍率にするためにはアイピースの拡大率を大きくする
必要があり、シーイングが良い時はその差は出なくてもシーイングが悪い時はその乱れた像
をより拡大して見ることになるのではと思われますが実際はどうなんでしょう。


11月17日
11月9日の八方ケ原は雪のため場所を変更(里美も雪で結局、日立市内)しました。
下は、APQ100/640とタカハシ9cm3枚玉フローライト(F=11)が並んだ写真です。
APQは短焦点なので屈折というよりカタディオプトリックのような短い筒です。
タカハシの9cmがフローライトにしては長焦点なので非常に対照的です。



11月4日
今週の土曜日(11月9日)は、19時から栃木県八方ケ原で星見を行なう予定です。
現在参加予定4名ですが、参加希望の方はメールで連絡下さい。
場所は、ここを参照


11月3日
休みを取って10月31日から昨日まで信州の菅平高原に行ってきました。泊まった宿は
望遠鏡(30数cmのニュートン)のあるペンションで晴れ間を見計らって星雲/星団
を幾つか見せてもらいました。また、持参した双眼鏡で天の川付近を散策したりしまし
たが、空の暗さは申し分ない感じでした。
 概略ルートは、国道50号⇔上信越道⇔長野道(松本)走行距離は約850kmでした。
松本城や長野の善光寺も行ったので走行距離が長くなりました。
  
 
ペンションの望遠鏡          雪化粧の菅平高原



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