'03 アイスクライミング


カミホロカメットク山 北西稜 その1
冬のクライミングはエキサイティングです。
夏場はボロボロの岩場でも、上手い具合に凍りついていてしっかりと登る事が出来ます。
もちろん、天候も含めて不安定な要素も多く、総合的な力を要求されるのですが、それだけにサクセスの喜びも大きいといえます。
毎年、何度も登るルートでも雪の付き方や氷の発達などは同じではありません。僕は毎回、冒険MODEでGO!GO !! なのです。

昨年、K大学のT教授を冬の十勝岳山域にガイドした時、
「ガイドは人を感動させる芸術家のような仕事だね。」
と、仰られたことがあります。
ゲイジュツ家?…その甘美な響き…
しかし、自然のすばらしさは僕が創造したものではありません。
しいて云うならばオーケストラの指揮者のような立場かもしれません。
作曲家の創造した音楽を自分なりに噛砕いて、
表現して聞いていただく…

北海道の冬山で夜を迎えると、僕の頭の中には
シベリウスの第二交響曲が流れています。
そんな中で孤独を感じるときにはブルックナーの7番が、
自分の「業」(それは仏教的な表現ですが)を考えるとき
ブラームスの4番が鳴響いているのです。
2/16の雲井の滝F3もこんな感じで
昨年のツアー時とは
明らかに違います。
これを見たTさんはこのとき
「まるで時間が止まっているみたいだ…。」
そう、凍りついているのです。
それでも時は動いているのです。


F3の前で記念撮影
(左からWさん、Tさん)

錦糸の滝を登るTさん(Wさん撮影)

カミホロカメットク山 北西稜 その2「光る空」

カミホロカメットク山 その3 下降ルンゼから見る三段山

雲井の滝取付きにて
(左:ガイド、右:Tさん)
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