嬉しい再放送 (2005/01/21)

 
 最近、木曜日の夜7時25分からNHK教育テレビで、宮崎アニメのテレビ版の傑作「未来少年コナン」の再放送をやっていて、ついつい嬉しくなって観てしまっています。(関東ローカルかも・・・・) 

 昨日は、ラオ博士が三角塔から脱出し、ハイハーバーへと向かうところまでの回でした。1978年に本放送が始まって、途中テレビ東京で再放送されつつ、NHKのアーカイブ放送などを経て今回の再々放送になったと思われますが、こういう名作は何度見ても感動しますね。

 某所では、コナンというば、名探偵の方を想像されてしまいますが、私たちの世代にとっては未来少年の方しか考えられず、僅かなジェネレーションギャップに悩んだりする日々も楽しいですね。

 ところで、今回の再放送は同じNHKなので、CMでカットされることもなく、オープニングの前の「西暦2008年、(中略)地球は地殻変動を起こし・・・(後略)」のナレーションやエンディング曲がカットされることもなく、番組の途中の5秒くらいの「パタパタパタ」(なんというのだろう?)のショート・ショートが割愛されている以外は、ほぼ本放送のままの放映になっていて、とても嬉しいのです。

 「天空の城ラピュタ」との類似点を多く意識しつつ、放送当時、テレビの前にかじりついていた日々が懐かしく思われます。すでにビデオでも何十回も見ているので、セリフなどはほぼ同時に発することもできたりしますが、宮崎駿の傑作はいつ見ても、そのたびに新たなる発見と感動があるので、天才といわずして言葉を知りません。

 そういえば、私の人生の大部分が宮崎アニメとともに進行し、その時々で彼の作品を見ることが出来るのは、とても幸せなこと。ビートルズがひとつ前の世代であり、彼らの音楽をリアルタイムで聞くことができない世代にとって、宮崎アニメは、作者との同時代性という面からしても私の心に深く染みるのでした・・・。そして宮崎アニメのエンディング曲は、いつも悲しげで、何とも言えない風情に包まれます。

 来週は、「うまそう」が出てくる回だったっけかな?


おしまい


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